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今日は13:00に職安で早期就職支援プログラムのカウンセリングを受けた。60歳くらいのジーン・ハックマンのようなおっさんが、私の担当。ちゃんとスーツを着ていきましたよ。結論をいうと、私はこのおじさんに気に入られたようだ。とりあえず就職相談員に気に入られることは悪いことじゃない。体調がよければ、面白い日記が書けるところなのだが。 紫のシャツとネクタイできめて、ハゲアタマをオールバックに撫で付けたこのおっさん。ベテランの相談員らしいが、自分のことをしゃべりすぎるきらいがあった。まずは傾聴することが第一なのに、逆に私が傾聴している。初回だから90分から2時間かかるといわれ、心していたが、テーマが絞り込まれていないところがあって、いったい今日は何が話し合われるのか、わかりにくかった。人情味のあるオサーンなのだが。 『で、うつ病ってどんなかんじなの(※あの、二日酔いの酷い状態がずっと続くような…)きっかけは?そうね、私も、うつ病の人をたくさん見てきましたよ。建設業界の現場監督、IT関係、月100時間以上も残業をしているとねえ、誰でもなってくるのよ。(中略)私は残業をしなかったな。60時間分は組合と(経営者との)談合でもらえるんだよ。まあ、接待が多かったから、あれが残業かな…。(※そんな話はどうでもいいっすよ)それで、辞めることになったのは、誰かに排除されたの?』 ジーン・ハックマンは話しが高じてくると、こちらの話を待たずにストーリーを作ってしまいがちなのだ。このしゃべりの背後には「私は何百もの、うつ病のケースを扱ってきましたよ」というアピールがある。私は、穏やかに笑みを浮かべながら頷いていなければならなかった。 履歴書についての添削があり、これは役立つことも多かった。 【自覚している性格】という欄に、私は「温厚」と書いていたが、ハックマンは、「キミはまじめだろ?仕事は最後まで着実に行うほうだよな。」といってエンピツで『仕事に関しては着実、正確に行うほうです。』と書き込みだした。私が(※いや、こう見えて、集中力が散漫なところがありまして…)と尻込みすると「ならば、これからは着実、正確におこなえ!」とピシャリ!ノッてきちゃって走りすぎだが憎めない。 履歴書に自分を合わせるという考えか。こういうハッタリはよいハッタリなのか。ハックマンの脳内にはまじめな印象をもつ私について、明確なキャラクターができあがっていて、私自身がそれに乗っかっていけということなのかもしれない。 このおっさんは私をワクワクさせるような会社の求人を持ってきたらなあとちょっぴり期待した。 いや、あまり期待しないでおこう。おしゃべりの相手としてはふさわしい、くらいにしておこうっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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