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荻野都 「おぎのおとのおと」

荻野都 「おぎのおとのおと」

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2010/11/03
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過日。 踊りとのコラボレーション。

踊りの人が持って歩む傘は、ボロ傘の方が良い、

というやり取りを、踊りの人達がしている。

・・・どうして、ボロ傘なのか聞いてみた。

私自身が差すなら、小市民的かもしれないが、綺麗な傘を差したいので。

「使えるものじゃない方が良いの。」

・・「??」。やはり、わからない。

 

「無用の用なの。」

 

「『無用の用』の象徴みたいに思っている・・・そして、それは、私自身でもあるの。」

 

なんか、胸にひびくものがあった。

 

私なんか、無用の「用」ですらないかもしれないけど。

 

ただ、世の中、一見役に立たないものにしか見えなくても

人にはわからない役割を果たしている、ということはあると思うんだよね。

 

 

人が通常理解できることって、結構、限られているのではないか、と思う。

生きていく上では、便宜上、モノや人に対して、

色々な評価をそれぞれが行って生活していくのだけど、

自分の価値基準が限定的なものだ、と、いうことは、

各人がわきまえているべきだと思う。

それを、忘れてしまうと、とんでもなく傲慢な事が平然と行われたり、

逆に、限定的な価値基準で、自分をダメだと悲観しすぎる人が出てきたり・・。

それは、ともかく、(あ、ちょっと、横道にそれちゃった。。) 

 

 

 

「無用の用」か・・・。

「無用の用」を心の中でころがしながら、

ピアノを弾く。

 

 

いでたちは、白塗り。

なぜ、白塗りなのか、聞いてみた。

「私達の正装だから。お世話になったこの場所への礼。」

 

・・・・。なんか、これも、ぐっときた。

私も、襟を正して弾かねば。

 

私は、礼をつくしているか?

至らないことばかりだ。

 

 

 

「無用の用」であることを願って。






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最終更新日  2010/11/04 12:36:16 AM


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