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店の中は明るく
ミニのウエイトレスがきびきびと動き回っていた。 アメリカナイズされた雰囲気は この国のじめじめした気候に スカッとした清涼剤の気分を与えてくれる。 私はこんな中で 歯科関係の専門書を片手に コーヒーを飲みながら過ごすのが好きだ。 さすが日本の飲食店とちがい ここは喫煙席と禁煙席の確保に手抜かりがない。 歯科学生の頃はタバコが止められず 一日に二十本以上吸っていた。 それでも社会に出てから一切それを絶つことを決意した。 そんなわけで歯医者になった今では 人一倍他人の吸うタバコの煙を 気にするようになった。 禁煙席が確保されていないところでは すぐ近くで煙が上がると すぐに店をでることにしている。 店の中で安心して珠玉の一時を過ごしていると、 隣の席に三人ずれのおばさんが入ってきた。 悪い予感が的中 お店の隅から隅まで届くような大声を張り上げ始めた。 こうなるともうだめ 活字は目では認識はできるものの 全く頭に入ってこない。 店内で大声をあげて話に夢中になっている人が多い。 店の中のお客は 私のように本を読む者、 静かな雰囲気の中で過ごす者。 耳の遠い人と大切な話をしている場合などいろいろだ。 そこに二人ずれの中年の外人女性が 私を挟むように隣に座る。 英語が得意でないうえ声が小さいので 何を話しているか良くは解らなかったが、 耳を澄ましてよく聞くと、 どうもうるさい姦しい三人組みのことを ひそひそと批判しているようだった。 そういえば外国では大衆の集まる場所は 小声で会話することがエチケットと聞く。 人に迷惑をかけているかどうかは なかなか自分では気がつかない。 きっと私も歯科学生の頃 得意げにタバコをふかしたり 大声を張り上げていたかと思うと 慙愧に耐えない。 昨日キャッチボールをしていた親子が 暴漢の被害に遭い父親が無残にも刺し殺されている。 この家族もかわいい飼い犬が吠え 人に迷惑をかけているなどとは 露程も思わなかったのだろう。 こんな悲惨な事が起こる前に 近所の苦情に耳を傾けておればと思う。 社会が複雑になり ストレスを受ける事が多い現代では 周りに細心の心遣いが要求される。 人との係わりを慎重にしないと とんでもない悲劇に巻きこまれる。 HPも見てくださいね♪ お気に入りに入れてね。おもしろいですよ☆ コメントもお待ちしてます。 http://ohguti.hp.infoseek.co.jp http://www.supple-box.com 歯科医師 大口弘 1947年生まれ。 大学卒業後、米国インプラントの第一人者、ドクターワイスに学ぶ。 帰国後「インプラントと義歯床」の国内特許を取得し、その症例数は500ケースを越えている。 現在、幼児・学童の歯並びから総入れ歯まで、トータルスペシャリストとして活躍中。 医学博士 名古屋市立大学医学部非常勤講師 金沢医科大学口腔外科非常勤講師 日本解剖学会会員 日本口腔インプラント学会会員 日本顎咬合学会認定医 労働衛生コンサルタント 大口弘歯科クリニック院長 国際審美インプラントセンター社長 先進医療経営研究会代表 よい歯の会講師など ◆◆◆ 現在、全国各地にて先進歯科医療を講演中 ◆◆◆ 札幌 東京 名古屋 大阪 福岡 など ◆◆◆ 本も出版しています ◆◆◆ 出版社 中日新聞社 「あなたの歯、大丈夫ですか?」 患者さんに知っていてほしい 歯科医の理想と現実 ~ 治療の質は何を基準に評価すればいいのか。賢い医療消費者になるための知恵と情報 ~ 最新の歯科医療から、良い歯医者の選び方まで書いてあります。 手に入れたい方はホームページをご覧下さい!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月29日 14時37分04秒
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