あなたの歯、なに色?
「歯が黄色いんです。」そう訴えた患者さんの歯を見てみると、確かに黄色味が強いようですが、汚れはさほど気にならず、ご自分でよく手入れさせているのがうかがえます。聞くところによると、この方はタバコは吸わない、コーヒーや赤ワインやお茶などもほとんど飲まない、歯は1日3回ちゃんと磨いている とのことでした。私たちの歯は一般的に白い歯をしていますが、中には黄色味の強い人もいます。この違いは何でしょう。着色しているわけでもないのに、白ではなく黄色なのはどうして?歯の表面は、体の中で最も硬い“エナメル質”と呼ばれるもので形成されています。このエナメル質は、半透明で乳白色をしています。その下に“象牙質”と呼ばれる部分があります。象牙質はエナメル質より柔らかく、この部分が黄色っぽい色をしています。じつは、歯の色を決定付けているのがエナメル質。エナメル質の透明度が高いと、内側の象牙質の色が透けて見えやすく、透明度が低ければ象牙質の黄色が透けにくく、歯がエナメル質本来の白っぽい色に見えます。やっと白い歯と黄色い歯の正体が分かりましたね。では、エナメル質の透明度の違いって何なのでしょう?それはカルシウム塩による石灰化の度合いです。ということは、石灰化の程度が高い=丈夫な歯石灰化の程度が高い=黄色い歯(透明度が高く、象牙質の色が透けて見えるから)黄色い歯=丈夫な歯。どうでしょう。黄色い歯をコンプレックスにしていたこの患者さん、じつはとっても丈夫な歯の持ち主だったのですねV(^▽^)Vこの方は自分の歯が異常だと思っていたらしく、このことを知ったら安心して帰られました。今まで日頃の歯のお手入れ頑張って、虫歯にもめったにならない。磨いても磨いても白くならないのは何で!?と思っていた方、その丈夫な歯をずっと大切にしてくださいね。それでもやっぱり白い歯がイイ!!と思われる場合は、ホワイトニングなどの方法もありますので、専門家に相談してみてはいかがでしょう☆※丈夫な歯をつくってくれるのは、 タンパク質・カルシウム・ビタミンA、C など くわしくは、またメルマガでも紹介します。HPリニューアルしました。是非見てください☆http://ohguti.hp.infoseek.co.jphttp://supple-box.comお口の悩み相談・質問もコチラ↓へお気軽にどうぞ。ibdic@ybb.ne.jp※診療状態により返信に多少お時間をいただく場合もございますが、ご了承 下さい m(_ _)m 出来る限り丁寧におこたえ致します。メルマガはこちら。http://www.mag2.com./m/0000167095.html