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テーマ:お勧めの本(7270)
カテゴリ:tackey.vの本棚
映画『最高の人生の見つけ方』を観たら、 数年前に読んだこの本のことを思い出しました。 映画の原題が『The Bucket List(棺おけリスト)』なら、 こちらは『The Wish List(願い事リスト)』
この物語は、主人公のメグ・フィンが、命を落とすシーンから始まります。 天国と地獄の入口で、良い行いと悪い行いがちょうど半々のメグは、やり直しのチャンスを得ます。 そして、死を間近にした老人が、今まで後悔を引きずってきた人生の失敗に決着をつける為に、やりたいことを書き連ねたリスト=ウィッシュリストを叶える手伝いをすることに…
「よし、取引は成立。このウィッシュリストにある四つの願いが、天国へ通じるたったひとつの道だ…わしらふたりにとってのな」(本文より)
口の悪い不良少女の霊魂と、愚痴っぽいへんくつな老人のやり取りが、本当に楽しい はじめのうちは、たがいに文句ばかり言っていた二人が、いつしか心を通わせ合い、友情にも似た絆が芽生えていきます。 ユーモアと皮肉が満載
テーマやベースはちょっと重たいのに、ユーモアで笑いに変えてしまう。 こういうノリがtackeyは好きですね
主人公メグ・フィンも、オーエン・コルファー(作者)ならでは ベストセラー『アルテミスファウル』シリーズの悪の天才少年アルテミスに通じるものがあります。 この人の作品は、スピーディで、ブラックユーモアがちりばめられていて…まさに一級のエンタメ作品
あなたのウィッシュリストには、いくつの願い事が書かれていますか? その一つ一つは、今、叶えられていますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.25 00:09:36
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