カテゴリ:栄養士種
メタボの原因は米飯なのか? 2,3日まえのnhkのニュースで メタボ対策と世界開発途上国の子供の食糧援助の両方を解決する妙案として某NPO(?)が大企業の社員食堂で寄付を募るキャンペーンをはじめたそうです。 ご飯を普通盛りから小盛りにかえてもらうと1膳につきいくらか(20円くらいだったかな)の寄付をしたことになるのだそうです。 すると食糧危機の人たちを援助することになり、ついでに食べすぎも防いでメタボ対策にもなるという一石二鳥の妙案だというのですが、なんか違うような気がする。 メタボに陥っているのは米飯の取りすぎより脂肪の多い肉類の取りすぎなんじゃないかしら。 誰に聞いても「ご飯は減らしている」っていうもの。 米穀の消費量は最低水準以下になっているもの。 平均一人1日当たり1合食べてないんじゃないかしら。 減らすべきはご飯じゃなくて「主菜」。おかずなんじゃないかしら。 上の写真は先日出先で食べたランチメニューです。その構成たるや、ぞっつとしました。 ご飯・スープ・牛のさいころステーキ(約100g)・温泉卵・赤魚のバター焼き・ 付け合わせはマカロニサラダ(野菜はほとんどなし)・きのこと玉ねぎの炒め物(40g位)、ニンジン2切れ、トマト1切れ。 サラダは食べ放題でしたがレタスと水菜。いくら食べても60gも食べられない。 明らかにタンパク質過剰でしょう。 メタボを減らしたかったら社員食堂のメニューの主菜を減らして野菜を増やす努力をするべきでしょう。 米穀を減らすのは見当違いです。 うがった見方をすれば、食肉業界の圧力と米作農家の圧力の違い?そんなことはないと思うけどね。 「ジューシー」だの「蕩けるような」だのって食感の食べ物は、食べないことがメタボ対策の手始めだと思うんだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月21日 00時19分50秒
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