向きを変えて。。
ちょっとバーゼル旅から話の向きを変えますね。モンブラン(山)はフランスから見ても、ドイツから見ても、スイスから見ても同じモンブランだ。とかいうことを大文豪のユーゴは残していますが、ほぼ似たことをオニオンも感じます。ひとりの俳優さん、例えば熟年のアラン・ドロン、演じている時映画でヒーローとして見るドロン、プライベートの顔、さらにフランス人から見た彼と日本人から見た彼はそれぞれ違う様に見えます。また見る人によっても変わってきます。映画の中では最初は若い燕みたいなヤクザっぽい役、のち味が出てきたけど、同じようなつっぱりの感じが感じられ、そのまま年をとって大御所となった。彼はカメラに映っていない時も役者であることを意識していると語っていましたが、プライベートでもあんなだと周りの人大変やねというのがオニオンのオピニオンです。(ジャン・ギャバンやリノ・ヴァンチュラのファンだったオニオンですので、ドロンの印象はチャラついて軽かったです。)向きがフランスの昔に変わってしまいましたが、さらに地上の一本の樹でもどの方向から見るかで決して同じには見えないのですね。球体なら同じには見えますが、同時に違う方向から見ていないと同じだとは言えませんでしょ。。固定された展望台から見る眺めは、写真になってあちこちで見られますが、別の方向から見て同じモノが見えるとは限らないのです。さらに、そのモノは常に変化してますから、向きを変えてみようとした時点で同じモノではないということになります。体育の時間や朝礼やったっけ、「回れ右」という掛け声がありましたね。皆に反して左を向きたくなるのがオニオンでした。なぜ言われるとおりにしなきゃいけないのかといつもね。。それは今でも変わってないようですわ