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テーマ:●食べた物の画像♪(85507)
カテゴリ:南部・南房総地域
伊勢海老を食べに大原に向かった。「伝九郎」に立ち寄らせてもらう。
田舎町のふつうの旅館で、かなりしみじみしている。玄関をあがると、その脇にある大広間に通された。 メインは宿泊なので、メニューは本当に数少ない。基本は2種類で、本日はそのほかに1品だけ丼が用意されていた。ここまできたら迷う余地がない。当然のように「伊勢海美御膳」をたのんだ。わざわざ字を替えてあるのは、この町の全国区的な名物を強調したいためだろう。 しばらくボーッと待つ。なだれこむようにして一膳がやってきた。さんが焼(本日はイサキをたたいたもの)、かき揚げ、刺身(伊勢海老、鯛、イカ)、ひじき煮、新香、汁物、ご飯とつく。 メイン中のメインである伊勢海老は、やや小ぶりなものだった。このへんは、プライスのシビアさがみごとなくらい反映されている。新鮮さを誇示するように、しばらくの間ヒゲがヒクヒク動いていた。透明っぽい身は、さすがにプリプリしている。その上適度にやわらかい。 無意識のうちに口を動かしていると、あっという間にそのスポットは空になっていた。このあたり、菊の小花を飾るより、もう一片だけでも生身を増やして欲しいと痛切に思ってしまう。 本わさび仕様というのは、なかなか良心的だといえるだろう。値段なりといえば、その通りというしかない。金銭に余裕のあるムキは、オプションで豪勢にやってもらうに限る。 私は自分の分限を熟知しているので、このあたりで適当に満足しておくことにする。人間はあきらめが肝心だ。特に食に関しては、その場できれいに清算すべきだ。あきらめの悪い奴は、一生その後悔を引きずる運命におちいる。 (しかし。それにしても。極小なる小粒でもいい、あと一口だけでも、あの半透明で、プリプリ至極で、くせのない、美麗かつ淡白な、食べれば食べるほどさらにまた魅了される、図体は大柄なくせに中身は申し訳程度の、高貴に甘い、せつないほど口唇に吸いつく、海老界に君臨する王様を食べてみたかった…) 伊勢海老旅館「伝九郎」(でんくろう) 住 所:いすみ市大原町8988-5 アクセス:大原港近く P(約10台以上) 電話番号:0470-63-1096 営業時間:11:30-14:00くらい/ 定 休:無休/臨時休業あり/ 客 席:テーブル9卓(可変)/ 利用種別:個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/ 料金支払:あと払い/ メニュー:【昼食】 漁師定食1600/伊勢海美定食3000/かきあげ丼800/ 【飲物】 生ビール600/びんビール600/お酒500/焼酎500/ ソフトドリンク各種250/生酒「伝九郎」2000/ 評 価:☆☆☆☆ (味4/量3.5/サービス3/雰囲気3/CP3.5/駐車場5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.14 02:33:03
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