おいしい　千葉　～ponの食べある記～

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• ランチ　花のか　～黒モダン・セルフ系での再出発～〈閉店〉

  しばらく休業していた「ねぎと卵」が、「花のか」として新装オープンしていた。さっそくに訪ねてみる。店内模様は、前の「ねぎたま」とほぼおなじ。デザートコーナーを無くしたのが、唯一の変更点か。それにともない、ランチのパートバイキング（デザート＆惣菜ブッフェ）は廃止の憂き目にあっていた。供出スタイルに大きな変更があった。これまでの、完成品を持ってきてくれる「関西流」から、自分で焼き焼きする「関東流」になっている。メニューもかなり絞りこんで、合理化を図っていた。三段焼きセット＋本日のケーキを注文する。セットにはすべて、ドリンクバーが付いていた。ミニサラダが出されたあと、こんもりした具材の椀がやってくる。三段焼というのは、広島焼にちかい代物。お好み焼の上に、焼そば・目玉焼と重ねていくので、そう呼ぶらしい。自分で調理するので、味のほうの文句はあまり言えない。とりあえず、わりとフワフワの品物ができた模様。それを素直にありがたくいただくことにする。太麺のそばが、もっちりしていて、濃厚なソースとよくマッチしている。案外ボリュームがあった。ケーキのほうだが。日替わりの１種のみで、この日はチョコケーキがあてられた。やや硬質系のシンプルな一品で、このプライスならじゅうぶん納得できる。小じゃれた居酒屋風。シンプル＆モダンな仕様で、これはこのへんの同業にはないニッチ系のコンセプト。じゅうぶん面白い存在になり得ると思うのだが。どう展開していくのか、まずはお手なみ拝見としよう。「花のか　市原店」【閉店】（かのか）(２００８年９月１３日ＯＰＥＮ）住　　所：市原市五井西６－３８－２３アクセス：潮見通り　アピタ市原店　斜向かい　Ｐ（４＋２台）電話番号：０４３６－２３－１０６９営業時間：１１：３０－１５：００（ＬＯ１４：００）/　　　　　　１７：３０－２４：００（ＬＯ２３：００）/定　　休：水曜日/客　　席：カウンター４席/小上がり卓/テーブル４卓/喫煙自由/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/メニュー：【ランチ】　　　　　　お好み焼ランチセット８３０/もんじゃ焼ランチセット８３０/　　　　　　三段焼ランチセット８９０/釜ゆで焼そばランチセット７４０/　　　　　　（ランチサラダ・ドリンクバー付/本日のケーキ＋５０円）　　　　　　焼肉ランチセット８９０/（ドリンクバー付/本日のケーキ＋５０円）　　　　　【レギュラー】【お好み焼】　　　　　　ミックス天８７０/じゃがべーチーズ天８７０/三味天８７０/　　　　　　スタミナ天８００/豚もちチーズ天８７０/シーフード天８９０/　　　　　　豚いか天８００/豚天６８０/いか天６８０/チーズ天６８０/　　　　　【もんじゃ焼】　　　　　　花のかもんじゃ８２０/梅しそ７８０/かにみそ９４０/あじな８９０/　　　　　　そば明太チーズもち９４０/シーフードカレー８９０/グラタン８２０/　　　　　　餃子８２０/ベビースター５８０/カレー６４０/明太子６８０/　　　　　【三段焼・広島焼】　　　　　　三段焼・豚９４０/三段焼・豚チーズ９９０/ミックス１０４０/　　　　　　広島焼豚１０４０/　　　　　【釜ゆで焼きそば】　　　　　　豚焼きそば７００/九条ねぎ塩焼そば８９０/　　　　　【鉄板焼】　　　　　　野菜バター焼７８０/ピリ辛もやし豚焼５８０/下足バター５２０/　　　　　　厚切りチャーシューあぶり焼６８０/ソーセージ焼５２０/　　　　　　チョリソー焼６３０/トントロ焼６３０/牛カルビ焼７８０/　　　　　【サラダ】　　　　　　花のかサラダ５２０/コーンサラダ５７０/ツナサラダ６００/　　　　　　大根サラダ５５０/　　　　　【おつまみ】　　　　　　枝豆３５０/キムチ４２０/たこわさび３８０/もろきゅう３５０/　　　　　　冷しトマト３８０/冷奴３５０/くらげのきゅうり和え３８０/　　　　　【揚物】　　　　　　フライドポテト３８０/ポテトもち揚４８０/れんこんチップ４２０/　　　　　　さきいかの天ぷら４８０/いかげそ揚げ５２０/若鶏の唐揚４８０/　　　　　【ご飯もの】　　　　　　ご飯２１０/焼きおにぎり３１０/　　　　　【デザート】　　　　　　あんこ巻４８０/バニラアイス３００/ごまアイス３００/　　　　　　抹茶アイス３００/　　　　　【飲物】　　　　　　モルツ生５２５/プレミアムモルツ６００/黒ホッピー５００/　　　　　　ホッピー５００/冷酒６８０/日本酒４２０/生レモンサワー５００/　　　　　　ソフトドリンクバー３１５/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.09.18

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  バイキング　オーシャンテーブル　～Enjoy feeling ocean's fantastic breeze～

  昼の２時すぎだというのに、入口付近は順番待ちの女性であふれていた。ショーケースにはデザート類がディスプレイされ、その横には、バームクーヘン工房が設置されていた。どこか「THE FISH」の「美波亭」を連想させる。これから食事しようという人にとってこれは、食欲を快適にくすぐってくれる前菜役を果たしてくれていた。ほどなくして席に案内される。吹き抜けになったフロアは、抜群に開放感がたかく、数基の天井扇が快調にまわっている。モダンさを強調するように、空調ダクト類がむき出しになっていた。テラスの開口部が大きく開けられ、そこから潮風がやさしく流れこんでくる。回転扇も、それに押されて回っているように見えた。テラス席の先には、４、５本の椰子の木が伸している。手近な岸壁には小型の貨物船が停留し、物憂げな午後のひとときに、ゆるやかなアクセントを添えてくれていた。とてもここが千葉港の中だとは思えない。この一画だけ、プチ優雅なリゾート気分に満ちあふれている。女性たちに人気なのも、じゅうぶんにうなずけた。ランチは、シンプルにバイキングのみ。主なメニューは次のようになっていた。海老フライ、フライドポテト、いとよりのフリット、パエリア、ロールオムライス、ウインナ、カプレーゼ、ハムとチーズ、グラスショートパスタ、豚のやわらか煮、玉子のチリソース、クリームコロッケ、クラムチャウダー、ミネストローネ、ビーフカレー、チキンカレー、野菜煮、パン数種、サラダバー、ドリンクバー等々。ディスプレイが基本なので、そのクオリティは推して知るべし。台上の料理はどれも温度管理がゆるめ（安全策をとって低め）なので、単品とは比較しようがない。ここでは、品温に左右されないような物を選ぶのが、賢いやりかただろう。サラダ類はその代表格で、品数豊富な上に、クオリティが高い。しかしここのブッフェで面白いのは、一部でオーダー制を採っていることだった。たとえば、日替りパスタ（２種）はそのやりかたで通され、出来たての熱々を味わうことができる。プリプリのアルデンテであることは、いうまでもない。デザート類は、ショーケースを見て、スタッフにピックアップしてもらう方式を採っていた。また温系のコーヒー・紅茶もカウンターで注文を受けてから、一杯ずつ入れてくれる。単に盛ったり、よそったりしてくれるだけの話なのだが。供出のエレガントさや見た目の優美さは、このほうが格段に勝っている。甘味は、ケーキが１３種、アイスクリームが８種ほど用意されていた。このうち何度かリクエストしたのは、「カスタードグラタン」「ティラミス」「クリームブリュレ」「ストロベリーチョコ付きのバームクーヘン」「プレミアムバニラアイス」あたりか。平日は時間制限がなく、ゆっくりと食事を楽しむことができる。１５時すぎからは、単品のメニューが頼めるようになる。中央港のサイロ、タンクなどが、周囲を固めているにしても。とりあえずリアルな海を目の前に抱くことができるこのロケーションは、やはりファンタスティックの一語に尽きるだろう。人口的なものといえども、海は海だ。格別な趣がある。私はしばらくの間、海のほうを見つめていた。表面を織りなす光彩が、目にまぶしい。あの細密な三角波。海面を気まぐれに漂うきらめき、きらつきというのは、言うに言われぬすばらしい景物だと私は思っている。白とも、白金とも、淡いゴールドともつかない光輝な小破片が、その場でさえずり、すれあい、ゆずり、揺れあいながら、無限の明滅をくりかえしている。ギラギラのときもあれば、キラキラのときもあり、サラサラのときもある。時を追うにしたがって、そのエリアはこちらに近づいてくる。１６時をすぎると、貨物船の前景までやってきていた。それらを無心で眺めていると、日常のリピートでたまった心の澱がスーッと消失していくのが分かる。単一的な美味追求のためのレストランというよりも。それを一部に担った、都市型海洋系ヒーリングスポットとして、この優美なテラスを推薦したい。「オーシャンテーブル」（２００８年７月２７日ＯＰＥＮ）住　　所：千葉市中央区中央港１－２８－６　ケーズリゾートビルアクセス：マルハン通り　千葉中央港　Ｐ（１３台）電話番号：０４３－２０３－３５００営業時間：１１：３０－１７：００/１７：００－２４：００/　　　　　（ＬＯ/食事２３：００/飲物・デザート２３：３０）定　　休：無休/臨時休業あり/客　　席：テーブル１９卓/テラステーブル１３卓以上（可変）/　　　　　個室あり/利用種別：個人向き/少人数向き/カップル向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード可/メニュー：【ランチバイキング】（１１：３０－１７：００）　　　　　　１８００（平日）/土日祝２３００/　　　　　【ディナー】【前菜】　　　　　　サーモンとカニの生春巻４００/ガーリックトースト３００/　　　　　　ガーリックフレンチフライ４００/ブルスケッタ５００/　　　　　　ポップコーンシュリンプ６００/ソーセージのグリル６００/　　　　　　カプレーゼ６５０/イカのピリ辛スミ煮６５０/　　　　　　ジャガイモのゴルゴンチーズ焼６５０/鮪のタルタル７５０/　　　　　　タコと茸のガーリックオイル煮７００/シーフードマリネ９００/　　　　　　和牛のカルパッチョ９００/チーズ盛合せ１２００/　　　　　【サラダ】　　　　　　色々ゆで野菜のピンチョス６００/ニース風サラダ７００/　　　　　　ベーコンとほうれん草のシーザーサラダ７００/　　　　　　　　　　　【パスタ】　　　　　　フレッシュトマトとモッツァレラ９００/カルボナーラ９００/　　　　　　ベーコンとほうれん草と茄子のペペロンチーノ９００/　　　　　　パルミジャーノレッジャーノのショートパスタ９００/　　　　　　ペスカトーレ１２００/渡り蟹のトマトクリーム１２００/　　　　　【単品】　　　　　　特製ガーリックライス７５０/レインボーロール８００/　　　　　　とろとろ卵のライス包み・カニのクリームソース９００/　　　　　　イカ墨リゾット９００/ステーキ焼きご飯１２００/　　　　　　シーフードのトマトクリームリゾット１２００/　　　　　【海鮮】　　　　　　いとよりのビールフリット・サルサソース９００/　　　　　　海老と帆立のソテー１０００/オマール海老のロースト２９００/　　　　　　白身魚と色々シーフードのブイヤベース風１４００/　　　　　　真鯛のポワレ・金山寺味噌のブールブランソース１６００/　　　　　　　　　　　【肉類】　　　　　　知床鶏のロースト９００/鴨のロースト・ベリーソース１２００/　　　　　　黒豚と野菜のグリル１４００/上州和牛のステーキ２９００/　　　　　　仔牛のフィレ肉・ガーリックバルサミコソース１６００/　　　　　　バックリブのＢＢＱソース１８００/　　　　　【ピザ】　　　　　　マルゲリータ９００/クワトロフォルマッジョ９００/　　　　　　サラダと生ハムのピザ９００/半熟たまごとベーコン９００/　　　　　【パン】　　　　　　はちみつトースト６５０/はちみつトースト・アイスのせ７５０/　　　　　　はちみつトースト・シナモン８００/　　　　　【デザート】　　　　　　自家製バームクーヘン・バニラアイス添え５００/　　　　　　チョコレートのムース・バニラアイス添え５００/　　　　　　パッションとマンゴーのムース＆オレンジのジュレ５００/　　　　　　黒ゴマのブランマンジェ５００/カシスムース６００/　　　　　　キャラメルオレオのレアチーズケーキ・バニラアイス添え６００/　　　　　　レアチーズケーキ６００/ピスタチオのクレームブリュレ６００/　　　　　　ベイクドチーズ６００/ガトーショコラ・バニラアイス添え６００/　　　　　　オレンジタルト６００/フルーツタルト７００/アランブラ７００/　　　　　【ジェラート】　　　　　　苺バニラ４５０/トリプルベリー４５０/ピスタチオ４５０/　　　　　　マンゴーヨーグルト４５０/キャラメルバニラマーブル４５０/　　　　　　チョコチップバナナ４５０/プレミアムバニラ４５０/　　　　　【飲物】　　　　　　プレミアムモルツ６５０/プレミアムモルツ黒６５０/　　　　　　ハーフ＆ハーフ６５０/ヤードビール２８００/コロナ７００/　　　　　　ジーマ７００/ハイネケン７００/ファインブリュー６００/　　　　　　シーバスリーガル６００/マッカラン７５０/オールドパー９００/　　　　　　フォアローゼス・ブラック７５０/ヘネシー７５０/ジンライム７００/　　　　　　ラムオレンジ７００/カシスオレンジ７００/森伊蔵１２００/　　　　　　魔王１０００/上善水如７５０/八海山８００/生絞りレモン６５０/　　　　　　ウーロンハイ６５０/あんず酒６００/　　　　　【ソフトドリンク】　　　　　　コーラ４５０/ノンカロリーコーラ４５０/ジンジャーエール４５０/　　　　　　レモンスカッシュ４５０/ウーロン茶４５０/緑茶４５０/　　　　　　アイスティー４５０/ミルク４５０/オレンジ５５０/　　　　　　グレープフルーツ５５０/マンゴースムージー６５０/　　　　　　アイスコーヒー５００/エスプレッソ４５０/ブレンド５００/　　　　　　カプチーノ５００/キャラメルマキアート５５０/　　　　　　ダージリンティー５００/ロイヤルミルクティー５５０/　　　　　　アップルティー５５０/キャラメルティー５５０/ローズティー５５０/　　　　　【コース】（２名～/要予約）　　　　　　ランチ２０００/２５００/ディナー４０００/５０００/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味３．５/量５/サービス４/雰囲気４．５/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.09.17

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• チャーシュー麺（トリプル）　麺や紅丸　～大人買い的大人食い～

  またまた「紅丸」に入る。今回は、前から考えていたことを実行するつもりでいた。メニューを指さしながら、係の女性に訊いた。チャーシューのトッピングというのは、いったい何枚入ってくるのか。「３枚」だという。それで納得して、やおら注文するに至る。屋根の上に屋根をかけるように、チャーシュー麺にチャーシューのトッピングをつける。それもシングルではなくダブルで付ける。ここまできて間違えられるのもイヤなので、右手に左手を重ねるしぐさを交えながら、慎重に念押ししてたのんだ。やってきた品物を見て、すこし拍子抜けした。頭頂部に大判の海苔が戴冠されていて、肝心のチャーシューがよく見えない。これではとても、４＋３＋３＝総勢１０枚の分厚切り焼豚が配された豪華版とは思えない。料理の画像はなるべくオリジナルを採用するようにしているが。この場合は仕方なく、その黒いカバーを取り去ってから撮影した。さすがの１０枚。されど１０枚。得心の１０枚。大好きな１０枚。笑顔ほころぶ１０枚。断層割れする１０枚。噛むとほどける１０枚。飲みこむ前にとろける１０枚。やばいくらい１０枚。どうにも１０枚。食べても食べても１０枚。さすがにこの攻勢には、いかに大々的なチャーシュー好きの私でも、満喫しないわけにいかなかった。きょうの夜はたぶん、焼豚が暗躍・活躍する夢を見ることだろう。幸せに眠れそうだ。「麺や紅丸」（めんやあかまる）住　　所： 市原市惣社３－４－１２アクセス：加茂坂上交差点近く　Ｐ（１５台/店の裏手にも有り）電話番号：０４３６－２６－０５３０営業時間：１１：００－１４：３０/１７：００－２４：００/　　　　　　１１：００－２４：００（土日祝）/定　　休：無休（年末年始・盆は休みあり/未定）客　　席：カウンター１２席/テーブル３卓（可変）/小上がり３卓/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード不可/メニュー：【ランチセット】　　　　　　ランチセット８００/　　　　　【つけ麺】　　　　　　紅丸つけ麺７５０/炒め野菜つけ麺８００/肉つけ麺辛味噌８８０/　　　　　　肉つけ麺醤油８８０/味噌つけ麺９５０/紅ひげ辛味噌つけ麺９５０/　　　　　　牛すじ辛味つけ麺９５０/替え玉１５０/大盛１００/　　　　　【ラーメン】　　　　　　味噌ラーメン７５０/味噌チャーシュー麺９５０/醤油ラーメン６５０/　　　　　　チャーシュー麺８５０/タンメン７５０/大盛１００/　　　　　【トッピング】　　　　　　辛ひき肉２００/チャーシュー２００/煮卵１００/辛ネギ１００/　　　　　　メンマ１００/コーン１００/バター５０/　　　　　【単品】　　　　　　網焼チャーシュー丼７５０/ミニ網焼チャーシュー丼３５０/炒飯６００/　　　　　　ミニ炒飯４００/ライス１５０/半ライス１００/餃子３５０/　　　　　　三点盛５００/牛すじ煮込６００/　　　　　【飲物】　　　　　　生中ジョッキ５００/生グラス３００/ビンビール５００/コーラ１００/　　　　　　ジュース１００/サワー各種４００/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４．５/サービス３．５/雰囲気４/ＣＰ４．５/駐車場４）前々掲の「麺や紅丸」～つけ麺といえば～ （２００６年１１月１１日）前掲の「麺や紅丸」～コケティッシュな分厚み～ （２００８年７月１３日）前掲の「麺や紅丸」～Ｗの食妄想を広げながら～ （２００８年８月６日）前掲の「麺や紅丸」～ゴロつきこんもり山～ （２００８年９月３日）

  2008.09.16

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  細切そば　蘭貞　～森林浴途上にて～

  ２本とか１本ではない。携帯の電波欄は、すでに「圏外」の赤文字で固まっていた。本当に、こんなスーパー僻地に飲食店が存在するのか。自信がないまま車を走らせていくと、幹道の端にその店の案内看板が立っていた。そこを折れ入り、とにかく奥へ奥へと向かっていく。木の間の小道を抜けていくと、やがて少しひらけた空地に突きあたった。その先のログハウス調の建物が、目当てのお店だった。外観は、やや年季のいった別荘そのもので、宣伝旗がなければぜったいに蕎麦屋とは分からないだろう。玄関ドアの前に靴棚が用意してあり、そこでスリッパに履きかえる。病院や学校でよくあるスタイルだが。それを室内ではなく、外の軒先でやってしまうところに、何とも不思議な感慨をおぼえた。ローカル色濃いイベントが、このあとに来るに違いないスペシャルな出来事を、いやが上にも強調してくれる。室内は存外ひろく、開放感に満ちあふれていた。頭上には野太い梁が貫通し、テーブルも椅子も、ＩＫＥＡにありそうなナチュラル木質系で統一されている。フロアは段差仕立てで、上のほうにはピアノが据えてあった。オルゴール単色のＢＧＭがながれている。メニューは極端にしぼってあり、蕎麦のみが４種。天ぷら付きか否かで、総勢７品がラインナップされていた。おそらくこの店のベーシックであろう「細切そば」を注文する。まずは先付の「揚げ蕎麦」が出された。それを７、８本つまんでいるうちに、メインが一つの盆にのってやって来る。さすがに、十割を喧伝するだけのことはある。相応なる剛毅なコシを実現していた。パーフェクトなまでに、蕎麦そばしていた。つけ汁は中濃中辛で、表も裏も節が強固に効いていた。なれるとそれが、とても素直な味わいだと分かってくる。水蕎麦のように、どこにも変に引っかからない。下手をすると、何も意識しないままスルスル最後まで食べ進めてしまうことだろう。窓の外が、にわかに明るくなった。なるほど。雲の間を縫い抜けた斜光が、樹木の横腹をやさしく撫でている。陽光は、その細粒子を見せるかのように、やや白っぽく輝いている。網戸というフィルターごしにそれを眺めると、まるでシルクスクリーンのように、光彩がよりいっそう乳白色がかって映った。私の意識は、完璧にそちらのほうに飛んでいた。障壁となっていた一切の事物は、みごとに消失している。ウッディーなテーブルも椅子もなく、もちろんログハウスの取り囲みもない。自然森のド真ん中で、蕎麦を風雅に味わっているような気がしてきた。この手のお店として、ロケーションは（たぶん）最高位に位置する。営業は、金土日の昼のみと絞ってあるので、その点はじゅうぶん注意されたし。蕎麦工房「蘭貞」（らんてい）住　　所：千葉市若葉区和泉町３６３アクセス：泉自然公園近く　道標あり　Ｐ（約８台）電話番号：０４３－２２８－８８８７/営業時間：１１：００－１４：３０/客　　席：テーブル８卓（可変）/定　　休：月曜日～木曜日利用種別：個人向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード不可/メニュー：【蕎麦】　　　　　　細打蕎麦９００/（同）天ぷら付１４００/手打一本引き蕎麦１０００/　　　　　　（同）天ぷら付１５００/手打田舎蕎麦１１００/（同）天ぷら付１６００/　　　　　　鴨汁蕎麦１４００/　　　　　【飲物】　　　　　　開運本醸造６００/武勇辛口純米７００/八海山清酒６００/　　　　　　八海山純米吟醸１２００/評　　価：☆☆☆☆☆　　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気５/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.09.14

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• 穴子天　伊兵衛　【再訪】　～普通＆地味なるリピートは岩をも穿つ～

  季節ものの「穴子天もり」を注文した。いつもと変わらず、蕎麦は気持ちいいくらいに揃った細打ち。のどごしが素晴らしく、口腔から喉頭にかけての周辺が、グルグルと嬉しく小鳴きする。穴子天ぷらのほうは（このネタを売物にする近在店と比較して）サイズ的に驚愕する品ではない。しかしその仕上がり具合は、極度に割烹和風で「あっさりしながら、さっくり」「さっくりしながら、ほっこり、しっとりしている」を、みごとなくらい実践している。一瞬、抹茶塩でやりたい気分におそわれた。メニュー種もその値段も、２年前に開店したそのときのまま。いつ訪れても、普段着的な心地よい供応が受けられる。「初志貫徹」を絵にかいたようなお店で、とても好感が持てる。この先も今のペースを崩さず、同様にやっていってくれることを切望する。そば屋「伊兵衛」（いへえ）住　　所： 市原市五井７００３－１アクセス：潮見通り　潮見大橋を渡り２００ｍ先左側　Ｐ（４＋１８台くらい）電話番号：０４３６－２３－０２７２営業時間：１１：００－１５：００/１７：００－１９：３０（ＬＯ１９：００）定　　休：月曜日利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/メニュー：【冷たい蕎麦・うどん】　　　　　　もりそば６３０/ざる６８０/天もり１０５０/天ざる１１００/　　　　　　鴨せいろ１２６０/合盛り６８０/穴子天もり１０５０（季節限定）/　　　　　【温かい蕎麦・うどん】　　　　　　たぬきそば６３０/カレーそば８４０/天ぷら８４０/　　　　　　合鴨つみれ９４０/鴨南１２６０/　　　　　【ご飯もの】　　　　　　　　　　　かつ丼６３０/カレーライス６３０/カツカレー７４０/天丼８４０/　　　　　　ミニかき揚げ丼３５０/ミニカレー丼３５０/半ライス１００/　　　　　【おつまみ】　　　　　　揚げそば３１０/板わさ３１０/鴨つくねあんかけ５３０/天ぷら７３０/　　　　　　鴨の燻製８４０/　　　　　【飲物】　　　　　　生ビール・中４８０/瓶ビール５５０/黒松白鹿３６０/そば焼酎３８０/　　　　　　ウーロン茶２５０/コーラ２５０/オレンジジュース２５０/　　　　　　評　　価：☆☆☆☆　　　　　(味４/量３．５/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場５）前掲の「伊兵衛」～これからの通り　これからの店～ （２００６年４月１６日）

  2008.09.13

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  刺身天ぷら　武本　【再訪】　～房総流・たっぷりごっちゃり系～

  このところ何度も「武本」に入っている。本日は「刺身天ぷら定食」を注文する。ここのポイントである盛りの良さはこの品も例外ではなく、２人で分けて食べても別におかしくない。双方とも、相応の満足感に浸ることができるだろう。その伝でいうと「フライ盛合せ定食」なども破格の分量・かさがあるメニューの一つにあげられる。揚物・刺身以外のおかずでは、一つ気をつけねばならないことがある。総じて房総流に、味つけが濃い。しょっぱい、塩辛い、醤油甘い、極楽甘い。明らかに、汗をかく人むけであり、肉体派向けである。そのへんは、じゅうぶん承知の上で注文すべきである。このところどの店に入っても、値上げが当たり前のように実施されているが。ここでは、前からのプライスそのままで頑張ってくれている。そのへんは、店側のサービス精神というか、心意気というのか、そういうものを感じてしまう。大事に遇していきたいお店の一つとなっている。御食事処「武本」住　　所：市原市山倉１６３－１アクセス：国道２９７号　山倉坂下信号を広域農道方面へ　すぐ右側/　　　　　Ｐ（約７台）電話番号：０４３６－３６－０１５１/営業時間：１１：００－２０：００頃/定　　休：月曜日/客　　席：カウンター９席/テーブル６卓/小上がり２卓/座敷有/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/宴会向き/メニュー：【麺類】　　　　　　ざるそば４５０/天ぷらそば７５０/天ざる１２００/焼そば７００/　　　　　　焼うどん７００/醤油ラーメン５３０/チャーシュー麺６８０/　　　　　　タンメン７８０/塩ラーメン６８０/味噌チャーシュー麺７８０/　　　　　【中華系単品】　　　　　　五目炒飯６５０/玉子炒飯５５０/レタス炒飯７５０/海老炒飯８５０/　　　　　　回鍋肉７８０/　　　　　【丼】　　　　　　天丼１０００/親子丼６５０/玉子丼５５０/まぐろ照焼丼１０００/　　　　　　鮪ステーキ丼１０００/かきあげ丼７５０/カツ丼１０００/　　　　　【定食】　　　　　　刺身定食１２５０/天ぷら刺身定食１５００/同（上）１８５０/　　　　　　武本定食１５５０/同（上）２０００/わかさぎ唐揚定食７５０/　　　　　　鯵天ぷら定食１０００/いわし天ぷら定食１０００/　　　　　　野菜天ぷら定食８００/めごち天定食１１００/串かつ定食８５０/　　　　　　海老フライ定食１３００/海老かつ煮定食１３００/　　　　　　チキンカツ定食８５０/とんかつ定食１０００/　　　　　　フライ盛合せ定食(海老・いか・アジ・かき・串カツ)１１００/　　　　　【単品】　　　　　　かんぱち刺身１０００/えんがわ４５０/さんま６５０/シメさば６５０/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール（中）５５０/（大）８００/ソフトドリンク２００/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４．５/サービス３．５/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場３．５）前掲の「武本」～ママンの里～ （２００７年４月１１日）

  2008.09.12

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• ランチ握り　寿司源　～寿司のそばに蕎麦～　【閉店】

  姉崎の「寿司源」に入る。ランチの上を注文した。蕎麦＋握り＋汁物のセットで、先に蕎麦のほうがやってくる。一口やったあと、箸をもつ手が一瞬止まった。酒がかかっている。やや多めに大人のシャワーを浴びてしまっているので、好みははっきり分かれるだろう。寿司のほうは、６カン＋鉄火巻という実内容。握り玉は標準的なサイズで、とても食べやすくできている。中とろはさすがの旨さ。口の中でそれを感知すると、すぐさま柔らかなとろさが豊満にやってきて、それもつかの間、敵（というか。味方というか、仲間というか、友だちというか。もっと踏みこんで、一生そばにいて欲しい味のＶＩＰというべきか）は手もなく消失した。「寿司源」（すしげん）住　　所：市原市姉崎１０３１－５アクセス：潮見通り　ワークマン斜向い　Ｐ（約４台）電話番号：０４３６－６１－０３８４/営業時間：１１：３０－１４：００/１７：００－２１：００頃/定　　休：水曜日/客　　席：カウンター６席/小上がり２卓/座敷あり/利用種別：個人向き/少人数向き/グループ向き/家族向き/メニュー：【昼】　　　　　　ランチ握りセット１０５０/同（上）１５００/　　　　　【寿司】　　　　　　にぎり（並）１３００/（上）１７００/（特）２２００/　　　　　　ちらし（並）１４００/（上）１８００/（特）２３００/　　　　　【その他】　　　　　　鉄火丼２０００/２５００/３０００/鉄火巻１６００/２２００/　　　　　　のり玉８５０/太巻９５０/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール５００/日本酒６００/コーラ２００/ジュース２００/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味３．５/量３．５/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ３．５/駐車場３．５）

  2008.09.11

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  スイーツバイキング　セレース　～絹式～

  ９月恒例となっているここの「スイーツバイキング」に出向いてみた。「成田全日空ホテル」は、「ＡＮＡクラウンプラザホテル成田」に名前が変わったのだが。中実のほうは、さして変化したようすはうかがえなかった。ブッフェ台にならんでいたのは、次のようなメンバーだった。【食事系】トマトパスタ、コーンスープ、フライドポテト、カレーライス、サラダバー【甘味系】抹茶のロールケーキ、豆乳プリン黒蜜かけ、プチシュー、チーズケーキ、グラスショートケーキ、紫芋のタルト、プチアップルパイ、クレープシュゼット、マカロン、ワッフル、チョコケーキ、オレンジムース、キャラメルムース、紫芋タルト、りんごのタルト、ソフトクリーム、その他このほかに、シンプルなドリンクバーが用意されていた。期待した「英国風スープ」の姿は、今回見当たらなかった。総じてどれも甘さ控えめで、あっさり方向に振ってある。何度も手をだしたのは、グラスショート、豆乳プリン、抹茶シュー、ソフトクリームあたりか。ここのソフトクリームは、珠玉の逸品だった。最上質の豆乳ソフトのようにきめ細かさの極みまで達している。シルキー＆ミルキータッチで、舌ざわりがベルベット的に超スムーズ。綿あめのようなふんわりさ加減は、ある種のムースを連想させ、淡雪のようなとろけ具合はある種のメレンゲを想起させた。このひと品を味わうためだけでも、訪れてみる価値は立派にあるように思えた。「レストランカフェ　セレース」住　　所：成田市堀の内６８アクセス：ＡＮＡクラウンホテル成田内　Ｐ（多数）　　　　　電話番号：０４７６－３３－１３１１営業時間：６：００－２２：００/定　　休：無休客　　席：テーブル２０卓以上（可変）利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/グループ向き/メニュー：【アフタヌーン・スイーツバイキング】　　　　　　大人１５００/小学生９００/（９月平日限定）１５：００－１７：００/　　　　　【ランチバイキング】（１１：００－１４；３０/ＬＯ１４：００）　　　　　　大人２０００/６５歳以上１６００/小学生１０００/６歳未満無料/　　　　　【ディナーバイキング】（１８：００－２２：００/ＬＯ２１：００）　　　　　　大人３４００/６５歳以上２８００/小学生１７００/６歳未満無料/　　　　　※各々税・サービス料込評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量５/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４．５/駐車場５）前掲の「セレース」～湿式～（２００７年９月３日）

  2008.09.10

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• セット　無双庵

  国道２９７沿いにたたずむ一軒の蕎麦屋に入った。窓外にこじんまりした石庭が配され、割烹然とした小風格がある。昼のせいろセットを頼む。蕎麦は不ぞろいな細打ち。想定通りのコシがある。甘寄りのつけだれなので、向き不向きが分かれるかも知れない。意外とボリュームがある。サイドの天丼は、さすがにミニ仕様。曜日によってネタが替わるようで、この日はイカ天。小ぶりながら、３ピース入っている。こちらは、その甘いたれがごく自然にマッチしていて、すんなり食べることができた。店　名：手打ちそば・うどん「無双庵」（むそうあん）住　　所：勝浦市宿戸３５７－１アクセス：国道２９７号沿い　Ｐ（約１１台）電話番号：０４７０－７７－１０７７営業時間：１１：３０―１４：３０/１８：００―２０：００/（なくなりしだい終了）定　　休：木曜日客　　席：大テーブル１０席/小上がり５卓/利用種別：個人向き/家族向き/グループ向き/観光客向き/メニュー：【昼セット】（平日限定）　　　　　　ミニ天丼せいろセット８５０/ミニ天丼たぬきセット８５０/　　　　　　ミニ天丼玉子とじセット８５０/　　　　　　冷したぬきセット（ご飯付）９００/せいろセット（ご飯付）７００/　　　　　　ごまだれセット（ご飯付）９５０/天せいろセット（ご飯付）１５００/　　　　　【冷たいそば・うどん】　　　　　　せいろ６００/のりつき７００/胡麻だれ８５０/鴨せいろ１１００/　　　　　　天せいろ１４００/上天せいろ１９００/特上天せいろ２６００/　　　　　　極上天せいろ３０００/　　　　　【温かいそば・うどん】　　　　　　たぬき６００/玉子とじ６００/山菜８００/力９００/天ぷら１２５０/　　　　　　上天ぷら１４００/小エビ天ぷら１１００/鴨南１１００/　　　　　【ご飯もの】　　　　　　かき揚げ丼１４００/天丼１４００/上天丼１９００/天ぷら定食１７００/　　　　　　上天ぷら定食２２００/　　　　　【鍋物】　　　　　　煮ぼうとう１２００/鴨鍋うどん１４００/鍋焼うどん１４００/　　　　　※大盛は各２００増/　　　　　【単品】　　　　　　もつ煮５００/小海老ボイル６００/かき揚げ９００/天ぷら盛９５０/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール６３０/お酒４５０/生酒７８０/ジュース２２０/コーラ２２０/　　　　　　アイスコーヒー４５０/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.09.09

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  ラーメン　あごいち　～ツボいち～　【閉店】

  新規オープンした「あごいち」に入る。「あごいち醤油ラーメン」と「チャーシュー丼」をたのんだ。先に丼のほうがやってきた。丼といっても、カツ丼でイメージするようなあのサイズではなく、やや大ぶりのご飯茶碗といった風情の小丼で出される。具としては、刻み焼豚、ねぎ、水菜、海苔。味つけとしては辛口ドライで、これは好みが分かれるところ。しかしそれ以前に。ビジュアルというか、具の演出法に少々難が…。メインのチャーシューが、具の円グラフの３分の１しか占めていない。これは、安値系回転寿司のイクラ and ウニにおいて、スライスきゅうりがその軍艦甲板の約半分を覆うように、もの寂しい気分におちいること、はなはだしい。プライスから言えば、これくらいが妥当だとも言えるが。少なくともお客は、水菜丼やねぎ丼を頼んだわけではないのだから。内容においては、今一歩がんばって欲しいところ。単に客単価を上げる努力をするのではなく、まずは顧客満足度を高めるほうに傾注していただきたい。やや遅れて、ラーメンがやってきた。見た目はごくふつうの醤油ラーメンだった。明澄な醤油スープに、半玉子、わかめ、メンマ、水菜、ねぎ、チャーシュー２枚、長芋、海苔等の具が配されている。刻み長芋というのが、なかなかアクセントになっていてポイントが高い。独特の軟質なシャキシャキ感が、小気味よく効いて心地よい。スープのほうは、このあたりでは類をみない出色の出来といってよいだろう。リッチな油脂の大粒が表面に浮かぶ。その中で、店名の由来となっている「あご」だしの威力が絶大だった。深みを感じる。しっとりした陰翳をもたらしている。立体感がでる。ソフトなパンチなのだが、その奥底に豊穣なるコクを実現していた。ここでは、各スープごとに麺の太さを決めている。醤油スープと太麺との相性は、ピッタリ決まっていた。かなりのレベル、面白いレベルまで達していることは疑いない。新規の店にしては、ラーメンとしての完成度が異様に高い。惜しむらくはそれがまとまりすぎていて、どこかこじんまりした印象が拭えないことか。「ラーメン激戦区」といわれるだけあって、このあたりでは、その種の店の出入りが特に激しい。味やクオリティだけで勝負して、去っていった店の数は本当に数えきれない。この地区で長くやっている店のほとんどは、独自の特徴を所持している。店のほうでわざわざアピールしなくても、客側はその店を一言でいい現すフレーズを感取している。そのそそられるツボこそが命脈だ。すばらしい素地は、すでに実証済みである。どうかそのツボをしっかりと捕まえて、この土地に根をおろさんことを切望する。らぁめん「あごいち」（２００８年９月３日ＯＰＥＮ）住　　所：市原市八幡石塚１－１９－５　石塚マンション１階アクセス：平成通り　石塚信号近く（Ｐなし）　　　　　電話番号：０４３６－４２－８８５０営業時間：１１：３０－１４：３０/１７：００－２０：３０頃定　　休：無休/不定休あり/客　　席：カウンター９席/小上がり２卓/利用種別：個人向き/少人数向き/ファミリー向き/グループ向き/メニュー：【ラーメン】【醤油】（細麺）　　　　　　醤油ラーメン５００/醤油チャーシュー７００/　　　　　　【塩】（細麺）　　　　　　塩ラーメン６００/塩野菜ラーメン７００/塩チャーシュー８００/　　　　　【味噌】（太麺）　　　　　　味噌ラーメン６８０/味噌チャーシュー８８０/　　　　　【こってり味噌】（太麺）　　　　　　こってり味噌ラーメン７８０/こってり味噌チャーシュー９８０/　　　　　【その他】　　　　　　あごいち醤油ラーメン（太）７００/坦々麺（太）８００/　　　　　　つけ麺（太）８５０/　　　　　【お子様ラーメンセット】（半ラーメン、餃子３個、アイスorジュース）　　　　　　醤油５００/塩５５０/味噌６００/こってり味噌６５０/　　　　　【トッピング】　　　　　　チャーシュー２００/わかめ１００/玉子１００/コーン８０/　　　　　　ネギ（赤・白）１００/炒め野菜（大）２００/（同）小１００/　　　　　　もやし１４０/メンマ１００/海苔１００/バター１００/　　　　　【ご飯類】　　　　　　チャーシュー丼３８０/半チャーシュー丼２８０/高菜明太丼３８０/　　　　　　半高菜明太丼２８０/坦々丼４００/半坦々丼３００/ライス１８０/　　　　　　半ライス１００/　　　　　【一品】　　　　　　餃子（６個）３６０/半餃子（４個）２６０/おつまみメンマ４００/　　　　　　おつまみチャーシュー６００/　　　　　【デザート】　　　　　　杏仁豆腐３００/バニラアイス１８０/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール中瓶５００/コーラ１００/ジュース１００/ウーロン１００/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場１）

  2008.09.08

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• セット　ナンハウス　～難くせのつかないナン・無難な船出～

  ランチタイムに、オープンしたばかりの「ナンハウス」に寄ってみた。スタッフは全員向こうの方。元弁当屋だけあって、おしゃれな店を期待してはいけない。学校の近くにありそうな食堂にすこし毛が生えた程度（といっては失礼か）。飲食店に必須な色気や艶っぽさは、皆無に近い。それでも、窓際に「マハラジャ」等のびんをディスプレイしたりして頑張っている。必死にやろうとしていることだけは、しかと感じ取れた。ランチセットは４種類用意されていた。昼のセットのちがいは、主にカレー種のちがいによる。Ｃセットのみタンドリーチキンがついていた。サラダ、ナンorライス、ドリンク（コーヒー、チャイ、ラッシーからチョイス）は、すべてに共通していた。しばらく思案してから、Ｂセットに決める。辛味は、５段階のセレクトが可能。初見の店で冒険するのはいかにも危険なので、ここは無難に「中辛」にしておいた。Ｂのカレーは、シーフードとアルパラク。アルパラクは、じゃが芋とほうれん草のカレーで、鮮烈なまでにグリーン。海鮮のほうは、小海老と小イカが少々配されていた。肝心の辛みのほうだが。「中辛」だと、辛いもの好きの人には、完全に物足りないかも知れない。変なクセや傾向はない。不可思議系の方向はとらず、それっぽい芳香も強く押しだしてない。きわめてオーソドックスな仕様で、明らかに万人向きをねらっていた。ナンは４０センチ見当の大柄仕様。適度に油脂っぽく、適度にもっちりしている。熱々の皮にルーを絡めて食すそれは、やはり格別な趣があった。接客は手慣れていて、そつがない。フレンドリーかつシンシアリーで好感度が高い。全体的にみて（なかなかやるな）というのが正直な感想。これからの進展に期待しておこう。店　名：「ナンハウス」（２００８年８月２９日ＯＰＥＮ）住　　所：市原市古市場３３６－３アクセス：側道沿い　湯楽の里の向かい　Ｐ（約３台）電話番号：０４３６－４３－１９４４/営業時間：１１：００―２１：００/（ＬＴ１１：００－１５：００）定　　休：無休/臨時休業あり/客　　席：テーブル５卓/利用種別：個人向き/家族向き/グループ向き/メニュー：【ランチセット】　　　　　　Ａセット８００（４種から１つ選択/サラダ/ナンorライス/飲物）/　　　　　　Ｂセット１０００（アルパラクandシーフードカリー）/　　　　　　Ｃセット１２００（タンドリーチキン付/５種から２つ選択）/　　　　　　Ｄセット９００（本日のおすすめカリー）/　　　　　　　【レギュラー】【サラダ】　　　　　　シーフードサラダ６６０/チキンサラダ３８０/グリーンサラダ２８０/　　　　　【スープ】　　　　　　クリームトマトスープ３５０/クリームチキンスープ３５０/　　　　　　豆スープ３５０/　　　　　【焼物】　　　　　　チキンティッカ８１０/シークカバブ５６０/マライティッカ５６０/　　　　　　タンドリーチキン１０４０/ミックスグリル１９００/　　　　　【カリー】　　　　　　チキンマサラカリー７２０/サーグチキンカリー７６０/　　　　　　チキンキーマカリー７９０/ミックスベジタブルカリー８００/　　　　　　豆カリー７６０/サーグアルカリー７６０/マトンカリー８５０/　　　　　　マトンサグカリー８９０/ミックスシーフード８８０/　　　　　【ナン】　　　　　　ナン３１０/ガーリック４３０/チーズ５００/カスミリ５５０/　　　　　　アル４５０/　　　　　【ライス】　　　　　　ライス３１０/インド風焼き飯５８０/同（マトン）１１００/　　　　　【デザート】　　　　　　アイスクリーム（バニラ・チョコレート・ストロベリー）３８０/　　　　　【飲物】　　　　　　アサヒ（中）５２０/マハラジャ５５０/キングフィッシャー５５０/　　　　　　生ビール５００/グラスワイン３６０/ボトルワイン１８５０/　　　　　　コーヒー３００/チャイ３００/ラッシー３００/マンゴジュース４２０/　　　　　　オレンジ２００/マンゴラッシー４２０/ウーロン２００/コ－ラ２００/　　　　　　　【ディナーセット】　　　　　　ＳＰセット１７２０/マハラジャセット１５２０/　　　　　　タンドリーセット１４３０/レディースセット１３２０/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場３）

  2008.09.07

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  チャーシュー麺　福のじ　【市原に移転】

  でか盛りでその名を馳せた「福のじ」だが。物価高騰の波は、このローカル色豊かな店にも静かに押しよせていた。メニューの改編が中規模に実施され、名物の「天丼」はスケールダウンを余儀なくされていた。値段は同様ながら、中身をじゃっかん減らして調整する旨ことわっている。本命たるメニューがそういう惨状に陥っていたので。胃と頭脳の欲求を、即座に切り替えねばならなかった。厚切りチャーシュー麺を頼むことにする。それは、深い洗面器状の丼で登場してきた。たしかにこれは。でか盛り店の面目躍如たるものがある。堂々とした体躯の焼豚３枚が、スープの表面を豪奢に覆いつくしていた。サイズとしては２０×７センチくらい。厚み方向にもじゅうぶん余裕が取られ、かぶりつくときの様相は、この食材に対するものとはとても思えない。ふた昔前のビーフステーキでもやっているように、しゃにむに食らいつくしかない。モニモニ＆ムニムニ。ふだんの倍以上も噛みながら、ゆっくりとこの厚切りを味わう。美味なる筋目を、立体的に味わう。トッピングはこのほか、鳴門巻、メンマ、わかめ、刻み玉ねぎという陣容。ラーメンの素性としては、やや洗練された「竹岡系」といえた。あそこまで醤油濃くない。この近辺ではでは「美華房」の同様品と双璧をなすものと言える。チャーシューフリークには、格別・ＳＰにおすすめしておこう。「鰻でか丼」（丼の直径は約３０センチ。残念ながらこちらは、とても勧められない代物。たれが特濃にしょっぱい。いやに分厚い外皮は、伸びるしか能がない。大柄サイズという魅力だけで選ぶと、痛い目にあう）「福のじ」住　　所：袖ヶ浦市飯富６５６アクセス：広域農道　セブンから南下５００メートル先右側　Ｐ（約１７台）　　　　　電話番号：０４３８－６３－５１２２営業時間：１１：００－２３：００（中休みが入ること多し）/定　　休：月曜日/その他不定休/客　　席：小上がり７卓/大広間有（５０人規模対応）/利用種別：個人向き/少人数向き/グループ向き/家族向き/宴会向き/メニュー：【福のじランチ】（火曜～金曜/土日祝なし）　　　　　　ポークランチ８５０/ステーキランチ８５０/若鶏ランチ８５０/　　　　　【昼・夜】【どでか丼】　　　　　　天丼１０００/穴子天丼１０００/ロースカツ丼１０００/　　　　　　海老だけ天丼１９８０/チキンカツ丼１０００/ジューシーカツ丼１１００/　　　　　　鰻でか丼１５００/　　　　　【麺類】　　　　　　ラーメン５００/チャーシュー麺７５０/厚切チャーシュー麺１４８０/　　　　　　味噌ラーメン６５０/味噌チャーシュー麺７５０/ソース焼そば６８０/　　　　　　揚げ焼そば１３５０/あんかけ焼そば１３５０/　　　　　【定食】　　　　　　野菜炒め定８５０/ニラレバ定８５０/ロース焼肉定１０００/　　　　　　鶏から揚定８００/ロースかつ定１０００/コロッケ定６００/　　　　　　カキフライ定９００/海老フライ定１５８０/　　　　　【単品・食事】　　　　　　炒飯６５０/焼肉炒飯９００/カレーライス６８０/ざるそば４５０/　　　　　　ロースカツカレー１０００/チキンカツカレー１０００/　　　　　　チャーシュー丼８００/うな重１０００/コロッケカレー７８０/　　　　　　定食セット３００/　　　　　【単品】　　　　　　春巻３７０/枝豆２００/冷奴１５０/メンマ２７０/ポテトフライ３００/　　　　　　オニオンリング５００/あじフライ２５０/紫いかフライ４５０/　　　　　　豚肉炒め４８０/　　　　　【デザート】　　　　　　手作りアイス４５０/白玉あずき４００/こだわりプリン３５０/　　　　　　プリンスペシャル７００/アニバーサリーパフェ３０００～/　　　　　【飲物】　　　　　　キリン生５５０/キリン瓶５５０/峯の精３００/冷酒８５０/　　　　　　ウーロンハイ５００/レモンハイ５００/カルピスハイ５００/　　　　　　コーラ２８０/ジュース２８０/カルピス２８０/レモンソーダ３００/　　　　　　レモンスカッシュ３００/コーヒーフロート４５０/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味３．５/量４．５/サービス３．５/雰囲気３/ＣＰ３．５/駐車場５）前掲の「福のじ」～ガッツリ系の風雲牙城～ （２００６年１２月１６日）

  2008.09.06

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  定食　魚村　～クオリティーのみを味わうという小エスプリ～

  ビジュアルからすると文句なく、良さそうな店のにおいをプンプン漂よわせている。小ざっぱりしていて、言うにいわれぬ品格がある。店名に刻まれた「魚」と「懐石」という文字が効いていた。店の中も、ほぼ想像通りでコンパクト。小粋で風通しのよいカウンター割烹のような居心地のよさを感じさせてくれる。平日限定の「天ぷらコース」を注文した。コースと銘打ってはいるが、内容は「定食」と同義。その証拠に、一つの盆で一気に運ばれてくる。しかしここには、通常セットされるだろう「天つゆ」がついてこない。替わりに「抹茶塩」が配されていた。これで、今揚がったばかりのキスをやってみると。ホロッ…。実にみごとに極上。外はカリッとしていて、中はホクホクふわふわの理想的な見本。あらゆる食材における軟質の、その軟質の限りをつくして、あり得ないくらい優しく豊かにほどける。無段階な断層割れが優美に実行される。歯が、その素材を認知したかと思ったその瞬間、その存在は手もなくスーッと消失している。白い。そして淡い。その奥のほうで、高香に甘い抹茶塩の香りが微細に広がっていた。たしかに熱かっただろうそれを直前で捕らえた口唇先での残像だけが、そのときの天たねの存在をかすかに認知したにすぎない。素材の良さが、品物の良さに直結していた。同じことは「刺身」においてもいえた。量での勝負は初めから諦めている。そのクオリティにて、いかに「満足」してもらうかだけを実直なまでに追求している。たまには、こういう胃に優しいエスプリ系のお店で小じゃれて見るのも悪くないだろう。（いつもバイキングにうつつを抜かしている私が言うのもなんだが）「満腹感」に浸ることだけが、食べることの醍醐味ではないはずだ。地魚懐石「魚村」（さかなむら）住　　所：鴨川市内浦２７８７－１アクセス：国道１２８号沿い　ホテル三日月斜向い　Ｐ（２０台以上）　　　　　電話番号：０４－７０９５－２７８０営業時間：１１：３０－２１：００（ＬＯ２０：００）/定　　休：無休/不定休/客　　席：カウンター４席/テーブル３卓/座敷あり/（喫煙自由）利用種別：個人向き/女性向き/家族向き/グループ向き/メニュー：【ランチ】（平日のみ）　　　　　　刺身コース１５７５/焼魚コース１５７５/天ぷらコース１５７５/　　　　　　特選コース２４１５/　　　　　【コース】　　　　　　南房御膳３１５０/葉花（はな）５２５０/海濤（うみ）８４００/　　　　　　四季１０５００/　　　　　【単品】　　　　　　刺身盛合せ３１５０～/刺身３点盛１２６０/地魚漬け焼１２６０/　　　　　　地魚天ぷら１５７５/さんが焼き８４０/なめろう１２６０/　　　　　　地魚南蛮漬５２５/いかの塩辛５２５/かつおの角煮５２５/　　　　　　ご飯セット４００/　　　　　【デザート】　　　　　　バニラアイスクリーム５２５/抹茶アイスクリーム５２５/　　　　　【飲物】　　　　　　スーパードライ６３０/キリンラガー６３０/エビス７３５/　　　　　　ノンアルコールビール４００/お酒６４０/コーラ３１５/　　　　　　ウーロン茶３１５/ゆずジュース４２０/びわジュース４２０/評　　価：☆☆☆☆☆　　　　　（味４．５/量３/サービス４/雰囲気４/Ｃ３．５/駐車場４．５）

  2008.09.05

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• バナナケーキ　テラス

  推薦コメントで名前があがったヒルトン成田のバナナケーキを買ってみた。正式な名称は「バナナパウンドケーキ」。ホワイト（プレーン）とブラウン（黒糖）の２種類があった。なるほど。袋をあけると、ゆる甘いバナナの香りがふんわりやってくる。表面をよく見ると、それらしき粒子がたくさんのぞいていた。あっさりしているが、頭の中にはなぜか「凝縮」という言葉が浮かんでしまう。優良なる品格系の甘さに抑えられ、適度なしっとり感を実現している。意外にボリュームがあった。ヤマザキの「まるごとバナナ」は、この食材を最高度に活かした傑作だと思うが。これもその洗練一派として、同様に伍していいのかもしれない。レストラン「テラス」売店住　　所：成田市小菅４５６アクセス：ヒルトン成田内　Ｐ（多数/４時間無料）　　　　　電話番号：０４７６－３３－１１２１定　　休：無休メニュー：バナナパウンドケーキ（１ピース）１８０/同１本７４０/

  2008.09.04

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• 炒飯　紅丸　【再訪】　～ゴロつきこんもり山～

  「紅丸」にはいり、炒飯を注文した。大盛りにする。もちろんこのメニューは、今まで何度か試している。ただいつも、麺類のサブとしてミニサイズのみで終始していた。私見だが。炒飯というメニューにおいて、ミニとレギュラーでは、まったく違う品物のように思っている。「似て非なるもの」とまで言い切ってしまってよい。適度なパラつきと、同時に適度にしっとりしたオイルコーティングが不可欠なこの一品において、鍋ふり時における材料系のウエイトというのは、かなり重要なポイントになっているのではないか。何人前かまとめて作るなら、そのハンディはほとんどなくなるが。極小量一人前だけ作るのでは、いわゆる「スナップが効かない」状態におちいってしまう。正当な結果として、それが品物の出来に影響しないとは誰もいえない。堂々としたレギュラー氏と異なって、彼自身もどこか自信なげにうつむいている。パラパラの度合いが微妙に弱く、油脂の感覚も、やや過多か過小のような気がする。食べるほうの気持ちとしても、どこか中途半端できちっと正対してない。１００円ショップの品を遇するように、どこか諦めたような、どこか冷めたような心持ちで相対している。（もちろん半人前の分量そのものなのだから、仕方ないのだが）一人前のオトナとして扱ってない。チャーハンの実力を見るのには、やはりレギュラーで審美しなければいけないのである。目の前に、こんもりボリュームたっぷりの一皿が置かれた。下手なお店の２人前はありそうだった。具はシンプルを極めていて、ねぎ、玉子、焼豚のみで構成されている。適当にパラパラしていて、普通においしい。この品の目玉は、何といってもチャーシューだろう。賽の目切りのそれが遠慮なくゴロゴロ入っていて、この手のフリークとしては嬉しいかぎり。筋割れするプチ肉片のおいしさ、ありがたさを、余すところなく享受できる。いっそのことネーミングも「チャーシュー炒飯」あるいは「角切りチャーシュー炒飯」と、その魅力を前面に押し出したほうが良いような気がした。「麺や紅丸」（めんやあかまる）住　　所： 市原市惣社３－４－１２アクセス：加茂坂上交差点近く　Ｐ（１３台/店の裏手にも有り）電話番号：０４３６－２６－０５３０営業時間：１１：００－１４：３０/１７：００－２４：００/　　　　　　１１：００－２４：００（土日祝）/定　　休：無休（年末年始・盆は休みあり/未定）客　　席：カウンター１２席/小上がり３卓/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード不可/メニュー：【ランチセット】　　　　　　ランチセット８００/　　　　　【つけ麺】　　　　　　紅丸つけ麺７５０/炒め野菜つけ麺８００/肉つけ麺辛味噌８８０/　　　　　　肉つけ麺醤油８８０/味噌つけ麺９５０/紅ひげ辛味噌つけ麺９５０/　　　　　　牛すじ辛味つけ麺９５０/替え玉１５０/大盛１００/　　　　　【ラーメン】　　　　　　味噌ラーメン７５０/味噌チャーシュー麺９５０/醤油ラーメン６５０/　　　　　　チャーシュー麺８５０/タンメン７５０/大盛１００/　　　　　【トッピング】　　　　　　辛ひき肉２００/チャーシュー２００/煮卵１００/辛ネギ１００/　　　　　　メンマ１００/コーン１００/バター５０/　　　　　【単品】　　　　　　網焼チャーシュー丼７５０/ミニ網焼チャーシュー丼３５０/炒飯６００/　　　　　　ミニ炒飯４００/ライス１５０/半ライス１００/餃子３５０/　　　　　　三点盛５００/牛すじ煮込６００/　　　　　【飲物】　　　　　　生中ジョッキ５００/生グラス３００/ビンビール５００/コーラ１００/　　　　　　ジュース１００/サワー各種４００/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４．５/サービス３．５/雰囲気４/ＣＰ４．５/駐車場４）前々掲の「麺や紅丸」～つけ麺といえば～ （２００６年１１月１１日）前掲の「麺や紅丸」～コケティッシュな分厚み～ （２００８年７月１３日）前掲の「麺や紅丸」～Ｗの食妄想を広げながら～ （２００８年８月６日）

  2008.09.03

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• 一品　炎○　～小じゃれたプライベート系～

  中に入ると各テーブルが壁で仕切られ、ちょっとした個室感覚で楽しめる。料理はどれも良心的で、出来たてをいただくことができる。特段のお勧めはローストチキン。外はパリッと香ばしく、中はほんわり柔らかジューシーで、だれもが満足するような逸品に仕上げっていた。いかにもカップル利用が多そうな外見だが。実際は家族連れも多いので、気軽にぶらっと立ち寄ることができる。（画像は「帆立のマヨネーズ焼き」）吉の家「炎○」（えんまる）住　　所：南房総市高崎１３２９－１アクセス：岩井海岸近く（地図参照）　Ｐ（約１０台）　電話番号：０４７０－５７－３６３５営業時間：１７：００－２２：３０（ＬＯ２２：００）/定　　休：火曜日/座　　席：テーブル１０卓以上/利用種別：個人向け/家族向け/カップル向け/グループ向け/料金支払：あと払い/メニュー：【おつまみ】　　　　　　まぐろ山かけ４７５/あさり酒蒸し６１０/ししゃも４２０/　　　　　【豆腐】　　　　　　冷奴４２０/かりかりじゃこととろろ豆腐５８０/　　　　　【焼物】　　　　　　つくねオーブン焼４７５/ローストチキン２０８０/　　　　　　地だこのエスカルゴ風５８０/牛サーロインステーキ８２０/　　　　　【揚物】　　　　　　ポテトフライ４２０/鶏の唐揚６１０/タコスチップ４２０/　　　　　　マグロの竜田揚６１０/川海老の唐揚４２０/　　　　　【サラダ】　　　　　　トマトサラダ４７５/炎○サラダ５６０/鮪のパリパリサラダ６８５/　　　　　【飯類】　　　　　　石焼ビビンバ６６０/　　　　　【飲物】　　　　　　生ビール５２５/びんビール７１５/酎ハイ３７０/ウーロンハイ４００/　　　　　　ゆずサワー４５０/梅酒４２０/グラスワイン３５０/コーヒー３５０/　　　　　　ジンジャエール３００/コーラ３００/　評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場５）

  2008.09.02

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  飲茶　大観苑　【再訪】

  この店で定期的に行われる飲茶の食べ放題に寄ってみた。テーブルバイキング方式を採っている。メニューは、前回寄らせてもらったときとほぼ同じ。前菜６、スープ１、飲茶１５、麺・ご飯類５、甘味５、と計３２種類をそろえていた。このうち、フカヒレスープだけは特別サービス品なので１回きり。その他の品は、何度でも好きなように頼むことができる。とはいっても９０分という時間の縛りがあるので、ことはそう調子よく運ばない。盛況であることもあって、注文してから１５分、２０分待つことはザラ。そのため客側も自衛に出て、数を多めに頼んでしまう。それでまたオペレーションの流れが悪くなる。残念ながら、その悪循環が最後まで続いた。もっともメインの飲茶は、時間がかかる品も多いので、その点は考慮してあげるべきだろう。味的には、限りなくパーフェクト。おやつ・間食的な意味あいをもつ飲茶も、きちっとした点心師にかかると、ここまで立派なメインになるということを美しく知らしめてくれる。本場のプリプリがどういうものなのか、どういう歯ごたえなのか、至高の認知を与えてくれる。半濁透明な米粉の奥に秘匿された具たちは、視覚的にも味覚的にもきれいなラッピングをされたのと同意義をもっていた。このクオリティにしてこの満足感。値段は少々はるが、放置するのはいかにももったいない。ホテル系イベントは、やはり目が離せない。「ねぎチャーシュースープそば」「大根もち」「野菜春巻」「抹茶アイス」「杏仁豆腐」「大観苑」（だいかんえん）住　　所：千葉市美浜区ひび野２－２アクセス：ホテルニューオータニ幕張１Ｆ　Ｐ（多数）　　　　　電話番号：０４３－２９９－１８５２営業時間：１１：３０－１５：００/１７：００－２１：００イベント：飲茶三昧　テーブルオーダーバイキング（２００８年９月１日～３０日）　　　　　（ランチタイムのみ）定　　休：無休客　　席：約１８卓以上（可変）/個室４室/（約１１０名対応）利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/家族向き/グループ向き/メニュー：飲茶・中華料理フリーオーダーバイキング（９０分制限）　　　　　大人３５００/（４～１２歳）１５７５/　　　　【前菜】　　　　　松の実入りサラダ/ピータン/季節野菜の甘酢漬け/　　　　　中華風くずきりの和え物/冷製蒸し豚肉/　　　　【スープ】　　　　　ふかひれスープ（特別サービス）　　　　【飲茶】　　　　　小籠包/海老蒸し餃子/蟹肉入焼売/もち米焼売/広東風椎茸入り焼売/　　　　　ふかひれ蒸し餃子/海老とニラ入蒸し餃子/チャーシュー饅頭/　　　　　スペアリブの蒸し物ブラックビーンズ風味/大根焼き餅/野菜春巻/　　　　　湯葉の蒸し物オイスター風味/五目湯葉巻き焼き/水餃子/焼にら饅頭/　　　　【食事】　　　　　ねぎチャーシュースープそば/じゃこ入炒飯/干し貝柱入中華粥/　　　　　野菜あんかけ焼きそば/野菜あんかけかた焼きそば/　　　　【デザート】　　　　　杏仁豆腐/黒蜜入千草ゼリー/タピオカ入ココナツミルク/　　　　　杏仁プリン/アイスクリーム（バニラ、抹茶、チョコレート）評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４．５/量５/サービス３．５/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場５）前掲の「大観苑」～無闇に無茶できない飲茶～ （２００７年３月６日）

  2008.09.01

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• ランチ　蔵　～夕顔なれど・あれこれサービス～

  昼の定食は１０種類以上のラインナップを揃えていた。その中から「キクラゲと玉子の炒め物」を注文する。サイドとして、小鉢、サラダ、味噌汁、フルーツ、香の物等がついてくる。本日の小鉢は、大根と帆立の和え物だった。ご飯はお替り自由。これは「地元産コシヒカリ」を大々的に標榜するだけあって、さすがに美味しい。ふっくらホクホク炊けていた。セルフでインスタントのコーヒーが飲み放題というのは、姉崎の「はなみち」とまったく同じ仕様。チープさが丸見えなのだが。食後の一杯を欲する人はたしかにいるだろうから、悪いサービスではない。ここを選ぶ際のちょっとしたポイントにはなっているだろう。店内は、思いっきり居酒屋調。「ド」がつくほど夜と演歌が似合う。この雰囲気が許容可能な人、ご飯をたっぷり食べたい人には、特段におすすめできる。刺身居酒屋「蔵」（くら）住　　所：袖ヶ浦市蔵波台７－１４－１２アクセス：平成通り沿い　サイゼリア向かい　Ｐ（約４台）電話番号：０４３８－６３－０１３２営業時間：１１：３０－１４：００/１７：００－０：００/客　　席：カウンター９席/小上がり３卓/（喫煙自由）定　　休：第１、３水曜日/利用種別：個人向き/男性向き/グループ向き/団体向き/料金支払：あと払い/カード不可/メニュー：【昼】（日替り/可変）　　　　　　刺身定食１０００/煮穴子定食１０００/ばらちらし・蕎麦１０００/　　　　　　ステーキ丼９００/ヘルシー丼８００/まぐろの漬け丼８００/　　　　　　帆立バター焼定食８００/きくらげと玉子の炒め定食８００/　　　　　　豚の生姜焼定食８００/サバの味噌煮定食７５０/　　　　　　鶏と長ねぎの炒め定食７５０/石がれい定食１０００/　　　　　【夜】（日替り/可変）　　　　　　やりいか刺身７００/小柱刺身７００/甘海老７００/たこ５００/　　　　　　あじ５００/かつお６００/中とろ１２００/太巻寿司１０００/　　　　　　その他多数/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味３．５/量４/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場３）

  2008.08.28

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  餃子　桃苑　～サプライズ＆エレガント激辛系～

  ビルの内外それぞれに駐車場を用意してあるのだが、利便性が高いのは、やはりビル内のほうだろう。しかしそこは、場末的なキッチュ感満載で、このあと優雅に食事をする前ふりとしては、かなり減点対象になるかも知れない。だが店内に入ると、雰囲気は１８０度変換する。中華風のカーテンが下がり、華美な照明が室内を鮮やかに彩る。カップル対応もできるくらい、しっとりした高級感にあふれていた。いろいろな品を試してみたのだが。ここでは、この店での二大白眉であるメガ餃子と陳麻婆豆腐に的をしぼろう。餃子は、全長約１７センチ。さすがに多量の餡を囲っているだけあって、皮がしっとりと分厚い。そのモチモチ感は、並外れて秀逸。見た目以上に体格がよい。噛むと、肉汁が遠慮なくほとばしり出てくる。食べかたによっては、三日月形の先端からチューと一直線に飛びだす始末。まるで自分が、鉄砲魚にでもなったかのようだ。麻婆豆腐のほうは、四川のプライドを賭けたような激烈劇辛。山椒が鮮やかに効いていた。それも奥行きがあり、刺激だけで終始しない。ただやみくもに辛いというのではなく、そこにエスプリとエレガントさを加味したような味に調製されていた。食べていて、飽きない。疲れない。まさに四川中華の中庸の王道をいくようなプライス設定とそれに見合ったクオリティをしっかり実現していた。外観だけで判断してはいけないお店のＮＯ２あたりかも知れない。（ＮＯ１がどこかは、各人で考えていただきたい）中国四川料理「桃苑」船橋店住　　所：船橋市夏見１－１６－３８　パールプラザ１階アクセス：パールプラザ１階　Ｐ（１００台以上）　電話番号：０４７－４２６－１５２１営業時間：１１：３０－２２：３０（ＬＯ２２：００）/定　　休：無休/座　　席：テーブル６＋３卓/個室あり/利用種別：個人向け/女性向け/家族向け/グループ向け/団体向け/料金支払：あと払い/カード可/メニュー：【ランチ】　　　　　　日替りランチ８５０～/　　　　　【レギュラー】【前菜】　　　　　　四川風サラダ８００/腸詰８００/ピータン豆腐８００/焼豚１２００/　　　　　　クラゲ冷菜１６００/豚肉薄切１６００/真鯛カルパッチョ１６００/　　　　　【スープ】　　　　　　海老ワンタンスープ８００/コーンスープ８００/水餃子８００/　　　　　　フカヒレスープ１２００/スーラータン１２００/　　　　　【麺類】　　　　　　坦々麺８００/チャーシュー麺８００/五目あんかけ汁そば９００/　　　　　　ふかひれ麺１６００/五目焼きそば９００/海鮮焼きそば１２００/　　　　　【飯類】　　　　　　五目炒飯８００/四川風炒飯８００/薬膳おかゆ８００/　　　　　　五目中華丼９００/海鮮中華丼９００/白飯２５０/　　　　　【点心】　　　　　　豚饅頭２５２/肉焼売４２０/海老蒸餃子４２０/小籠包４２０/　　　　　　大根もち４２０/春巻４２０/しそ餃子６３０/メガ餃子７２０/　　　　　　かに爪揚８４０/海鮮長春巻６３０/海老トースト６３０/　　　　　【野菜】　　　　　　中国野菜炒め１２００/青菜のクリーム煮１２００/八宝菜１６００/　　　　　　麻婆豆腐１０００/陳麻婆豆腐１２００/　　　　　【特選】　　　　　　四川式ダック１２００/豚の角煮２０００/五目おこげ１８００/　　　　　　海鮮おこげ２４００/あわびの煮込３０００/なまこの醤油煮３５００/　　　　　　フカヒレ姿煮４０００/同（大）８０００/北京ダック１２０００/　　　　　　海老チリ１６００/かに玉１６００/酢豚１３００/　　　　　【デザート】　　　　　　杏仁豆腐３９０/タピオカ入ココナツミルク３９０/マンゴプリン３９０/　　　　　　胡麻団子３９０/揚団子３９０/かぼちゃ饅頭３９０/白玉入アイス３９０/　　　　　【飲物】　　　　　　生ビール５５０/青島ビール５５０/ノンアルコールビール５００/　　　　　　日本酒５００/グラスワイン３５０/コーラ３５０/オレンジ３５０/　　　　　　コーヒー３５０/ウーロン茶３５０/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４．５/駐車場４．５）

  2008.08.26

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• 昼膳　山里　～かずさなる緑と饗応～

  オークラアカデミアの「山里」に入った。ランチの代表格であろう「かずさのなごみ膳」というのを注文する。内容は、次のようになっていた。【小付】胡桃豆腐【造り】鮪のサラダ風【焼物】うなぎの印籠【冷し鉢】夏野菜の炊き合わせ【揚物】とうもろこしの岩石揚【食事】枝豆ご飯、香の物、味噌汁【水菓子】リンゴ、すいか、抹茶ゼリー【飲物】珈琲or紅茶（温or冷）デザートと飲物以外は、大きな盆にひとそろいでやってくる。懐石のような一品出しを期待していたので、これには少し拍子抜けした。一品はそれぞれ、単品が可能なくらい、しっかりしつらえられたものだった。特に、夏野菜の炊き合わせが雛なくらい秀逸。小芋、なす、蓮根、南瓜、車海老、鴨のロースなどがバランスよく混在。ちょっとした表面のカットにも、包丁人の微センスを感じる。さっぱりした冷しあんかけ仕立てで、この季節にはありがたいことこの上なかった。また、枝豆ご飯というのが出色中の出色。惜しげもなく散らされたそれは、独特の軟質なプニュ感が存分に楽しめた。ヘルシー系色物ご飯の代表例として、注目していいかも知れない。一流ホテルのレストランというと、どうしてもお堅いイメージが抜けず、なかなか入りづらいというのが実際だろう。しかしここは、地方サテライト系の長所がストレートに出ていて、かなり利用しやすい。それほど高価でないにも関わらず、優れたハード・供出面のほうはしっかりと享受できる。豊潤な緑の庭園をながめながら会食をするというのも、たまには悪くないだろう。すべての店で、こういうリッチさが味わえるわけではない。和食「山里」（やまざと）住　　所：木更津市かずさ鎌足２－３－９アクセス：オークラ　アカデミアパークホテル　１階　Ｐ（多数有/無料）電話番号：０４３８－２０－５２３６営業時間：１１：３０－１４：３０（ＬＯ１４：００）/　　　　　　１７：３０－２１：３０（ＬＯ２０：３０）/定　　休：水曜日/客　　席：テーブル１３卓（可変）/利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/家族向き/グループ向き/メニュー：【昼食膳】　　　　　　かずさのなごみ膳２６２５/和風点心御膳２１００（限定１０食）/　　　　　　山吹御膳２４１５/房州地魚定食３１５０/牛肉陶板焼膳３４６５/　　　　　　松花堂弁当３４６５/椿会席５２５０/　　　　　【夕食膳】　　　　　　椿膳５２５０/紫蘭８４００/特選会席１０５００/　　　　　【単品】　　　　　　うどん１０５０/そば１０５０/天ぷらうどん１６８０/　　　　　　天ぷらそば１６８０/穴子丼１３６５/天丼１３６５/　　　　　　ステーキ丼１３６５/めぐみ汁つけめん１３６５/鯨のたれ７３５/　　　　　　かずさ野菜のサラダ８４０/嶺岡蒸し５２５/野菜天ぷら８４０/　　　　　　天ぷら盛合せ１８９０/揚出し豆腐５２５/ハーブ豚の角煮９４５/　　　　　　うざく９４５/じんた南蛮漬１０５０/　　　　　【飲物】　　　　　　ゆずジュース６３０/ウーロン６３０/オレンジ５２５/コーラ６３０/　　　　　　アップル５２５/ジンジャエール６３０/健康野菜ジュース６３０/　　　　　　ノンアルコールワイン６３０/グラスワイン９９８/瓶ビール８４０/　　　　　　生ビール（中）８９３/エビスビール８９３/　　　　　※すべてサービス料別途/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気４．５/ＣＰ４/駐車場４．５）

  2008.08.25

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  プレート　アントン　～太陽の居場所・安寧なる隠遁のような～

  およそ飲食業っぽくないテナントに入っていた。色気が足りないというか、「華」がないというか。ドア口に国旗が掲げてあったり、メニュー黒板が出ていたりするので、かろうじてそちら系統の店とわかる。多量のスポットライトが効いて、店内は「太陽の王国」のように明るく輝いていた。ショーケースの中には多様なケーキたちが居ならび、そちらのほうの欲望を豪華なまでに誘惑してくれる。常連が多いようだ。一人のキャリア系の女性は、テーブルにすわったきりで、あとはカタログを眺めたままでいる。スタッフはきびきびとよく動きまわり、あちこちの応対に忙しい。意外に、リゾットの人気が高かった。一瞬そちらも考えたが。今の自分の食欲と合致していなかった。ワンプレートランチをリクエストした。内容は、次のようになっていた。・野菜サラダ（orオレンジジュース）・牛ロースのグリル・大正海老のグリル・夏野菜のパスタ・アボガドとスモークサーモンのクロスティーニ・カルパッチョ・コーンの冷製スープ・ご飯・香の物（しば漬け）・本日のデザート（白ワインのムース）・ドリンク「いろいろな物を少しずつ」いただきたい向きには、ピッタリのメニューといえるだろう。この形式は、作り置き手法で簡単に手抜きができるのだが。ここのものは、一品ずつきっちり生真面目に調製してあった。濃厚なものは、はっきりと濃厚に。あっさり系はすっきりあっさりまとまっている。見た目よりボリュームがある。好感度・満足度がきわめて高い。リストランテをうたいながら、香の物とご飯が一緒についてくるというのが、この店のポジションを端的に示していて、なかなか興味ぶかい。通し営業なので、とても利用しやすい。イタ飯ばかりではなく（大柄系）ケーキのお店としても、じゅうぶんに使えるだろう。この事実を知ってしまった以上、今後手ぶらのスルーは厳しいかも知れない。リストランテ「アントン」住　　所： 成田市公津の杜３－６－４アクセス：公津の杜駅前　ユアエルムならび　Ｐ（１１台）　　　　　電話番号：０４７６－２７－０７００営業時間：１１：００－２３：００/定　　休：無休/臨時休業あり/客　　席：テーブル１３卓以上（可変）/利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/グループ向き/支払条件：あと払い/カード不可/メニュー：【ランチ】（それぞれ、サラダ、ガーリックトースト、珈琲付）　　　　　　ビーフステーキ１２８０/本日のパスタ１０５０/本日のリゾット１０５０/　　　　　　本日のカレー１０５０/特選ビーフカレー１５６０/本日のグラタン１０５０/　　　　　　気まぐれピザ１０５０/パニーニ１０５０/クロックマダム１０５０/　　　　　【プレートランチ】　　　　　　プレートランチ１９９５/　　　　　【レギュラー】【前菜】　　　　　　おまかせ１６００～/本日の前菜１２６０/自家製ピクルス６００/　　　　　　スモークサーモンとアボガドディップ１０５０/　　　　　【サラダ】　　　　　　本日の気まぐれサラダ１２６０/生ハムサラダ１２６０/　　　　　【ピザ】　　　　　　マルゲリータ１０５０/生ハムトマト１３０５/イカ墨と魚介類１３０５/　　　　　　シーフード１３０５/ゴルゴンゾーラ１３６５/ツナとケッパー１３６５/　　　　　【スープ】　　　　　　オニオングラタン６３０/ポタージュ６３０/ミネストローネ５７７/　　　　　【リゾット】　　　　　　本日のリゾット９４５/　　　　　【パスタ】　　　　　　本日のパスタ１２６０/ペスカトーレ１５００/あさり１０５０/　　　　　　ペンネアラビアータ１０５０/スモークサーモン１２６０/　　　　　　イカ墨１１５５/トマトとモッツアレラ１１５５/　　　　　【デザート】　　　　　　ケーキ各種４４０（４２０）/シュークリーム３２０（１８０）　　　　　　プリン各種３８０（２８０）/※（）内はテイクアウト料金　　　　　【飲物】　　　　　　生スーパードライ５７７/バドワイザー５７７/ギネス黒６３０/　　　　　　コロナ６３０/ハートランドビール６３０/ハウスワイン４７２/　　　　　　ジンジャエール３５７/ウーロン３１５/アイスコーヒー３９９/　　　　　　ブレンド３６７/紅茶３６７/コーラ３５７/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量４/サービス３．５/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場３．５）

  2008.08.24

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  定食　はなみち　～璃の店・知られざる桃源郷（７）～

  幹線沿いに立地しているのだが、ひっそりとたたずんでいる風なので、うっかりすると見過ごしてしまう。食堂っぽい外観を呈しているのだが、中華や洋食系の品はない。和食メニューのほうは、ひと通りそろっていた。一球入魂という感じで、ひと品ずつていねいに作ってくれる。時間がない人には不向きかも知れない。自家精米というふれこみのご飯は、さすがに美味しい。つやつやしていて、適度なモチモチ感があった。これは、大盛り・おかわりが自由となっている。ライス星人にとって、うれしい配慮だろう。ここの味覚の特徴としては、メリハリがはっきりしているということだろうか。房総流といえるような濃厚な仕上げ品が多い。インスタントコーヒー仕様だが。それがセルフで、無料となっている。カジュアルな和食屋さんとして特段におすすめできる。かくいう私も、もう２０年近く（細く長く）通いつづけている。「海老フライ定食」（細身ながら５本入ってくる。８５０円）「とんかつ定食」（じゅうぶん柔らか。揚げは深め。８５０円）「かき揚げ丼」（みごとに大柄。揚げ上がりは、やや深めかも知れない。イカ、にんじん、ねぎ、玉ネギ、小海老が入っている。ＣＰ抜群。６００円）和風レストラン「はなみち」住　　所：市原市迎田１２９－１アクセス：鴨川街道沿い　小倉工業向かい（地図参照）　Ｐ（約７台）　　　　　電話番号：０４３６－６６－００９０営業時間：１１：００－１４：００/１７：００－２２：００/定　　休：火曜日/第３木曜日/客　　席：カウンター６席/テーブル４卓/喫煙ＯＫ/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/宴会向き/メニュー：【定食】　　　　　　はなみち定食１５００/ステーキ定食１５００/刺身定食８５０/　　　　　　天ぷら定食８５０/かき揚げ定食９５０/とんかつ定食８５０/　　　　　　生姜焼定食８００/天ざる１０００/エビフライ定食８５０/　　　　　　キスフライ定食７００/いかフライ定食５００/柳川定食７００/　　　　　　焼魚定食７００/さんま焼定食５００/　　　　　【丼・重もの】　　　　　　うな重１５００/天重６００/野菜天重４００/かき揚げ丼６００/　　　　　　焼肉丼６００/親子丼５００/玉子丼４００/　　　　　【単品】　　　　　　刺身盛合せ２５００/いか刺身６００/鮪刺身８００/鰻蒲焼１３００/　　　　　　ポテトフライ３００/揚出豆腐３５０/鮪山かけ６００/いか焼３５０/　　　　　　天ぷら盛合せ９００/柳川鍋６００/いか塩辛３００/枝豆３００/　　　　　　目玉焼２００/茶碗蒸し３００/ツナサラダ４００/もずく酢３００/　　　　　　野菜サラダ３００/新香２５０/納豆１００/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール５００/日本酒３００/冷酒５００/酎ハイ４００/コーラ１５０/　　　　　　ジュース１５０/コーヒー３００/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味３．５/量４/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４．５/駐車場４）

  2008.08.23

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• つけ麺　さなだ　【再訪】　～いまこそ喝采の刻（とき）～

  らーめん「さなだ」に立ち寄った。テーブル間に、簡便なパーテーションが置かれていた。長いこと不可になっていた【つけ麺】のボタンが生きていたので、さっそくそれを試してみることにする。ひとそろいでやってきた。調整の割スープと豆板醤・にんにくの小壷が、わきに置かれる。麺は２００グラムで、この店でいう太麺（実際中細くらい）仕様か。具は、肩ロースチャーシュー、味玉子、海苔、メンマ、キャベツ、もやし、刻みねぎというメンツ。一度水にさらした麺を、温かいつけ汁でいただく趣向だ。一口すすって「これは…かなり行ける」と、一度椅子を引いて腰かけ直した。つけ汁が出色の出来。スーパーＥＸに濃厚。コクがあるのに、変なしつこさは感じない。こっくりしっとりしながら、さっぱりした後味を同時実現している。その証拠に、最後まで割スープを入れずに通した。胡麻の風味が旬鮮に生きている。超マイルドなまでに洗練された辛味は、坦々系の新境地をみごとなまでに開拓していた。深みがあり、奥行きがある。バランスが良い。ここにきて、ほぼすべてのメニューを食してみたのだが。そのたびに感じるのは、とても新規参入店とは思えないほどの完成度の高さである。それをこの新作にも、同じように感じた。素晴らしきつけ麺の登場に、私は最大限の賛辞・喝采をおくって止まない。「らぁめん　さなだ」住　　所：市原市五井南海岸３３アクセス：１６号沿い　第１フィッシングとなり　Ｐ（共用/約２０台）電話番号：０４３６－２６－００９７営業時間：１１：００－２２：００/定　　休：無休/不定休/客　　席：カウンター６席/テーブル６卓（可変）/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/料金支払：券売機による前払い/メニュー：【らーめん】　　　　　　とんこつ醤油６８０/とんこつ塩６８０/お魚味とんこつ７００/　　　　　　とんこつ味噌７００/中華そば醤油６３０/中華そば塩６３０/　　　　　　替え玉１５０/四川風坦々つけ麺８００/　　　　　【セット】（単品不可/らーめんとのセット）　　　　　　角煮セット２５０/レディースセット（女性のみ/杏仁豆腐）１２０/　　　　　【トッピング】　　　　　　とろ肉チャーシュー４００/肩ロースチャーシュー３００/煮玉子１００/　　　　　　ピリ辛高菜１００/辛ねぎ１００/メンマ１００/海苔１００/バター１００/　　　　　【その他単品】　　　　　　とろ肉ご飯４５０/チャーシューご飯３８０/焼餃子３５０/　　　　　　ライス１５０/ライス小１００/やきとりご飯３００/　　　　　　豚ロースチャーシュー盛り３００/とろ肉チャーシュー盛り４００/　　　　　　杏仁豆腐２５０/アイス２５０/　　　　　【飲物】　　　　　　生中ジョッキ５００/ラムネ１５０/　　　　　　評　　価：☆☆☆☆☆　　　　（味４．５/量４/サービス４/雰囲気４/ＣＰ３．５/駐車場４）前々掲の「さなだ」～すっぴん・ナチュラル・不可思議系～　（２００８年２月１９日）前掲の「さなだ」～リアル・ＭＹローストビーフ～　（２００８年４月６日）

  2008.08.21

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  ランチ　紫禁城　【閉店】

  中華の「紫禁城」に、また寄らせてもらう。「禁」という、この種のネーミングでは使用不可的な文字が入った店名と、その妖艶ともいえるド真紅の外観が、フリの顧客を遠ざける結果になっているのは残念なかぎり。サービスランチは５種類ほど用意されている。この日のメニューは次のとおり。（Ａ）五目焼きそば（Ｂ）五目ラーメンとミニ麻婆丼（Ｃ）中華味噌なす定食（Ｄ）豚バラ炒飯（Ｅ）冷し中華とミニ麻婆丼（Ｃ）をチョイスした。味噌炒めされたナスはしごく濃厚な味つけで、これだけでご飯が何杯もいけそう。見た目の黒さとは裏腹に、いったん口にしてしまうと病みつきになる。定食のライスは、おかわり自由となっていた。セットにはこのほか、スープ、ミニサラダ、ザーサイ、杏仁豆腐、アイスコーヒーが付いてくる。また別の日に入店したときは「中華タンメンとミニ日替り丼」と「上海焼きそば」を注文した。新たに看板にも記された極安メニューである。日替り丼（麻婆丼、中華丼、麻婆なす丼）といっても、実際毎日替わるわけではなさそうだ。ミニ麻婆豆腐は、ここの極辛四川仕様のものが、そのままかかっている佳品。激辛好きの人にはかなり推奨できる。中華丼は、すごい特徴はないが、それだけに予想内の品そのもので、安心して食べることができる。「中華タンメン」というのは、普通にイメージする野菜たっぷりの塩味ラーメンとはかなり異なる。麺は極細。具はチャーシュー、もやし、ねぎという超シンプル。ニンニクチップが最高度に効いていて、かなり大人向けの仕様。このセットは、ボリュームがたっぷりあることを付記しておこう。「上海焼きそば」は、個性が際立った一品。極太麺でオイスターソース味。酢を駆使しているせいか、すこし酸味が効いていた。豚バラ肉、キャベツ、もやし、ニラ、木耳などがたっぷりと入っている。両品とも、この内容で４００円を切ってしまうのだから。その高ＣＰには、驚愕を通りこしてあきれてしまう。本当にこの値段で済ませていいのか。このまま続けていっていいのか。少しく疑念を感じてしまった。「中華飯店　紫禁城」（しきんじょう）（２００８年４月ＯＰＥＮ）住　　所：市原市五井東３－４７－１０アクセス：平成通り　マクドナルド向かい　Ｐ（１１台）電話番号：０４３６－９８－３７３７営業時間：１１：００－１４：００/１７：００－２３：００/定　　休：無休/臨時休業あり/客　　席：テーブル１６卓以上/個室あり/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/団体向き/宴会向き/料金支払：あと払い/メニュー：【昼】（平日昼）　　　　　　日替りランチ７８０/　　　　　【特別メニュー】　　　　　　中華タンメンと日替り丼３９８/上海焼きそば（スープ付）３９８/　　　　　【前菜】　　　　　　冷菜３点盛１０００/冷菜５点盛１８００/くらげ冷菜４８０/　　　　　　ピータン豆腐５８０/スモークダック４５０/腸詰３８０/　　　　　　棒々鶏４５０/手作りチャーシュー４５０/　　　　　【スープ】　　　　　　玉子と野菜のスープ５００/とうもろこしのスープ６８０/　　　　　　スーラータン６００/かに入フカヒレスープ１２００/　　　　　【飲茶】　　　　　　焼餃子３８０/水餃子４８０/小籠包５８０/春巻３８０/　　　　　【海鮮】　　　　　　海老といかの辛味炒め８８０/海老チリ１０００/いかの塩炒め８００/　　　　　　海鮮塩味炒め７８０/芝海老マヨネーズ和え８８０/海鮮おこげ９８０/　　　　　　帆立貝柱とカニのあんかけ１２００/白身魚の甘酢あんかけ８８０/　　　　　【肉料理】　　　　　　豚の角煮８００/酢豚７８０/レバニラ炒め６６０/八宝菜８００/　　　　　　鶏肉とカシューナッツ炒め７８０/ホイコーロ７８０/　　　　　　牛肉のオイスターソース９８０/鶏肉の四川風炒め７８０/　　　　　【野菜・豆腐】　　　　　　麻婆豆腐７００/海鮮炒め７８０/レタスのあっさり炒め６８０/　　　　　　青菜炒め６８０/ニラと玉子炒め６８０/野菜炒め７００/　　　　　　海老玉子炒め７８０/トマトと玉子炒め７８０/　　　　　【炒飯】　　　　　　五目炒飯７８０/かに炒飯８８０/高菜炒飯６８０/四川風炒飯６８０/　　　　　　あんかけ五目炒飯９８０/黄金炒飯７８０/海老炒飯７８０/　　　　　【ご飯類】　　　　　　ご飯１５０/麻婆豆腐かけご飯７８０/五目あんかけご飯７８０/　　　　　　海鮮と野菜のおこげ９８０/鶏肉と野菜の土鍋ご飯８００/　　　　　【中華おかゆ】　　　　　　白米粥４８０/青菜粥５８０/ピータン粥６６０/海鮮粥７８０/　　　　　【麺類】　　　　　　紫禁城ラーメン５５０/塩味野菜そば５８０/五目そば７８０/　　　　　　ねぎ入チャーシュー麺７８０/ジャージャー麺７８０/海鮮湯麺８８０/　　　　　　野菜入鶏肉そば６８０/四川坦々面８００/ふかひれそば１０００/　　　　　　五目あんかけ焼きそば７８０/五目かた焼きそば７８０/　　　　　　田舎風焼ビーフン７８０/海鮮ビーフン８８０/　　　　　【デザート】　　　　　　自家製杏仁豆腐３５０/　　　　　【飲物】　　　　　　生スーパードライ６５０/スーパードライびん５５０/紹興酒５５０/　　　　　　レモンサワー３８０/ジャスミンサワー３８０/評　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４/サービス３．５/雰囲気３．５/ＣＰ５/駐車場４）前掲の「紫禁城」～緋の店・知られざる桃源郷（１）～（２００８年５月７日）

  2008.08.20

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  海鮮丼　上奉　～佳の店・知られざる桃源郷（６）

  昼はそれほど計算に入れてないのか。とりあえず入口はあいていたが、中に入っても「営業中」の活気がどこにも感じられない。声をかけると、厨房の奥から主人の顔がのぞいた。わきのＴＶが、物憂げな小声をあげていた。特に、ランチメニューというのは用意してない。レギュラーの中から「海鮮丼」を選択する。やってきたのは、いかにも古参の割烹がプレゼンするだろう、オーソドックスそのものの丼だった。古色蒼然としているともいえるし、時代に流されないオーセンティックな一品ともいえた。うに、甘海老、たこ、まぐろ、いか、鯛、しらすなどが惜しげもなくおごられる。エッジがきれいに立っていて、生ものとしてのキレ・冴えがきちんと確立している。舌先に吸いつくような湿性がけっこう印象的。生ものの素晴らしさをじゅうぶんに楽しめる。サイドにつくサバの味噌煮が、この店の仕事のていねいさの一端を垣間見せてくれていた。おそらく。時代の波とか現代的とかトレンドとか、まったく考えてないだろう。たまにはこういう店で、昭和的な風に触れてみるのも悪くないのかも知れない。「割烹　上奉」（じょうほう）住　　所：市原市東国分寺台４－１－５アクセス：地図参照　Ｐ（約６台）電話番号：０４３６－２２－８３８４/営業時間：１１：３０－１３：００/１７：００－２１：００/定　　休：水曜日/客　　席：カウンター２席/テーブル２卓/座敷多数あり/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/宴会向き/料金支払：後払い/メニュー：【定食】（日により可変）　　　　　　煮魚定食１３５０/焼魚定食１３５０/鰻重１８５０/鰻定食１８５０/　　　　　　刺身定食１７００/天ぷら定食１５００/天ぷら茶そば１０５０/　　　　　　天重１０５０/上奉定食１９８０/海老フライ定食１１００/　　　　　　海鮮丼１５００/ご飯セット５３０/　　　　　【単品】（日により可変）　　　　　　刺身盛１８００/天ぷら盛１２５０/鰻蒲焼１５００/酢の物７００/　　　　　　牛バラ網焼７５０/鮪山かけ８００/鮪納豆７５０/穴子天ぷら５５０/　　　　　　鶏唐揚７００/焼きなす４００/揚出豆腐５００/茶漬５３０/　　　　　　生ハムサラダ７５０/まぐろ刺身９００/地あじ刺身６５０/　　　　　　金目煮付９００/まこがれい煮付９００/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール５８０/生ビール５８０/コーラ２５０/ジュース２５０/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４．５/量３．５/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ３．５/駐車場４）

  2008.08.19

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  ディナーオーダーバイキング　梅園　【再訪】　　～最上たる膨満感～

  またまた「梅園」に入り、オーダーバイキングをたのむ。前回は昼だったが、今回はディナー利用。プライスも倍なので、それがどれくらい違うのか、見てみたい気もあった。テーブルについてすぐの前菜盛合せは、すでにお約束となっている。参考までに、メニューを示す。【前菜】ピータン豆腐/豚肉の薄切りにんにくソース/【魚介類】大正海老のチリソース/大正海老の辛味炒め/紋甲いかの塩味煮込/帆立貝のブラックビーンズ炒め/白身魚の揚物レモン風味/芝海老のアスパラ塩味炒め/白身魚の蒸し物ねぎ風味/芝海老の四川辛味炒め/芝海老とトマトの卵焼/帆立貝のクリーム煮/紋甲いかのバジル炒め/【特別料理】北京ダック（１人２本）/フカヒレ煮込梅園風/伊勢海老のスパイシー炒め/梅園風サイコロステーキ/牛肉とパパイヤの辛味炒め/鶏肉の内臓スタミナ炒め/鱶肉の辛味煮込み/鮑と帆立の塩味炒め/梅園風生春巻/くらげの四川辛味和え【肉料理】牛肉のカレー炒め/牛肉とピーマンの細切炒め/八宝菜/牛肉とセロリ人参の辛味炒め/豚肉とキャベツ味噌炒め/豚肉とナスの辛味炒め/鶏唐揚/鶏肉の四川鷹の爪炒め/【野菜・豆腐類】陳麻婆豆腐/豆腐と野菜のサラダ/豆腐のオイスターソース煮込/五目野菜炒め/白菜と干し貝柱の煮込/鮑茸、椎茸、筍の煮込/【スープ類】コーンスープ/四川辛酸味スープ/ふかひれスープ/【飯・麺類】坦々麺/坦仔麺/かに入炒飯/海鮮入焼きそば/ジャージャー麺/五目入おこげ/【点心】焼売/春巻/海老蒸し餃子/ふかひれ入蒸餃子/四川水餃子/一口肉まん/胡麻団子/桃まんじゅう/【デザート】フルーツ入り杏仁豆腐/タピオカ入ココナツミルク/マンゴープリン/シャーベット/アイスクリーム（抹茶・バニラ）/昼の３０種から６０種へと倍増されていた。単に３０品目増やしたのではなく、ほぼ改変というくらいに変えてある。食材の高級化が目立つ。さすがにこれだけ揃うとなかなかの圧巻。すばらしく選び甲斐がある。あれやこれや、これやあれや。迷うことが楽しくて仕方がない。食感想は前回とほぼおなじ。あれゆる意味において、高クオリティが維持されている。接客がなかなかシンシアリーで当意即妙。しゃれ・ツボ・呼吸が分かっている。満足度が高い。財布の余裕があれば（たぶん）何度でも行ってしまうことだろう。「白身魚の揚げ物　レモン風味」「伊勢海老のスパイシー炒め」「中華料理　梅園」住　　所：成田市小菅４５６アクセス：ヒルトン成田内　Ｐ（多数/６時間無料）　　　　　電話番号：０４７６－３３－１１２１（代表）営業時間：（平日）１１：３０－１４：００/１７：３０－２０：３０イベント：「王様のバイキング」　　　　　ランチ（７月１日～８月３１日期間中の水曜日/土日祝）　　　　　ディナー（７月１日～８月３１日毎日）定　　休：無休客　　席：テーブル１４卓以上（可変）/個室有り/利用種別：個人向き/少人数向き/ファミリー向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード可/メニュー：【オーダーバイキング】　　　　　　（昼）３０００/（夜）６４００/（税・サービス料込）　　　　　【単品】【前菜】　　　　　　冷菜３種盛１６００/冷菜５種盛２３００/四川よだれ鶏１３００/　　　　　　くらげ冷菜１８５０/　　　　　【スープ】　　　　　　かに卵入り２１００/かに肉入り２１００/干し貝柱入り２１００/　　　　　【海鮮】　　　　　　伊勢海老のガーリックソース蒸し３６００/車海老の香り揚２０００/　　　　　　芝海老の北京スープ炒め１０５０/芝海老のチリソース１８００/　　　　　　かに玉１０５０/たらば蟹の卵白炒め１８００/　　　　　【野菜】　　　　　　トマト炒め１０５０/四川風サラダ１０５０/白菜のクリーム煮１０５０/　　　　　【牛肉】　　　　　　細切り炒め１６５０/オイスターソース１６５０/辛味ソース１６５０/　　　　　　和牛ステーキ３１５０/激辛煮１８５０/　　　　　【豚肉】　　　　　　豚肉と玉子の炒め１０５０/春雨と野菜の辛味煮込１２００/　　　　　　酢豚１５５０/黒酢の酢豚１５５０/ホイコーロ１８００/　　　　　【鶏肉】　　　　　　唐揚１４００/四川炒め１４００/カシューナッツ炒め１４００/　　　　　【豆腐】　　　　　　揚豆腐と豚肉１０５０/陳麻婆豆腐１０５０/かに肉煮込１０５０/　　　　　【おこげ】　　　　　　五目おこげ１８００/海の幸おこげ１８００/　　　　　【飲物】　　　　　　バランタイン１３２０/オールドパー１３７０/ヘネシー１５５０/　　　　　　菊正宗９７０/二階堂８００/グラスワイン８８０/ペリエ６３０/　　　　　　エビアン６３０/コーラ６３０/ジンジャエール６３０/オレンジ６３０/　　　　　　ビール８８０/チンタオビール９８０/生ビール１０５０/　　　　　　レーベンブロイ低アルコール８８０/杏露酒７７０/（サービス料別途）評　　価：☆☆☆☆☆　　　　　（味４．５/量５/サービス４．５/雰囲気４．５/ＣＰ４/駐車場５）前々掲の「梅園」～フォアグラ王のバイキング～ （２００７年３月２５日）前掲の「梅園」～上々なる膨満感～（２００８年７月１４日）

  2008.08.18

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• ランチ　ラスペランザ　【再訪】

  姉崎の「ラスペランザ」に入る。女性客を中心にして、１２時すぎには待ち時間が必定の盛況。昼のピザセットを注文した。３種あるランチセットは、すべて値上げされていた。気になった点を２つだけ記しておくことにする。どうも、接客のレベルが落ちたように感じた。料理の皿を置くときに、何一つ説明がない。態度のほうがシンシアリーでない。わざわざ「水」と頼まなければ、コップの中は永久に空っぽの雰囲気がある。また。デザートのクオリティーが落ちたように思った。画像だとよく分からないかも知れないが。実食した感じがどうにもチープ。盛合せはたしかにありがたい。しかしそれが、そろいもそろって劣化版では、相応の満足はやってこない。プライス的に厳しくなっているのだろうが。それならそれで、無理した小３品ではなく、きちっとした単品のほうがよほど清々しくて気持ちいい。締めは大事だ。「イタリア市場　ラスペランザ」姉崎店住　　所： 市原市姉崎１９７９－１アクセス：鴨川街道　デニーズ姉崎店向かい　Ｐ（約２３台）電話番号：０４３６－２６－６５５５営業時間：１１：３０－１５：３０（ＬＯ１５：３０）/　　　　　　１７：３０－２３：００（ＬＯ２２：００）/定　　休：なし客　　席：テーブル１９卓（可変）利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/カップル向き/メニュー：【昼】　　　　　　パスタランチ１１５５/ＶＩＰランチ１３６５/ピザランチ１４７０/　　　　　　（各５０食限定）/ランチドリンク２１０/　　　　　【昼・夜】【前菜】　　　　　　豆腐と大葉のカプレーゼ４２０/モッツアレラとトマトのカプリ風５１４/　　　　　　茄子とチーズのオーブン焼５１４/びっくりソーセージ６１９/　　　　　　生ハムと香草のマリネ６１９/ポテトとポーチドエッグのグラタン６１９/　　　　　　ムール貝とバーナ貝香草パン粉焼７２４/バーナ貝のワイン蒸７２４/　　　　　　アンチョビとサーモンのシーザー風７２４/魚介の洋風刺身７２４/　　　　　【サラダ】　　　　　　森のきこり風サラダ６９３(420)/ミモザサラダ６９３（420）/　　　　　　クルトンとパルミジャーノのごちそうシーザーサラダ６９３（420）/　　　　　　ラスペランザサラダ７９８(472)/()内はハーフサイズサラダ/　　　　　【付けあわせ】　　　　　　おどろきのガーリックトースト４２０/ふんわりフォカッチャ３１５/　　　　　　完熟トマトの自家製ピクルス２１０/ライス２１０/　　　　　【パスタ/トマト味】　　　　　　アラビアータ７５６/ポモドーロ８２９/ノルマ風トンノ９０３/　　　　　　辛口オルトナーラ９０３/昭和のナポリタン９０３/ペスカトーレ１０２９/　　　　　　ミートソース半熟玉子添え１０２９/渡り蟹のトマトソース１２６０/　　　　　【パスタ/和風】　　　　　　たらこ８２９/梅肉とイカの青じそ風味９０３/山の恵の和風醤油９０３/　　　　　【パスタ/濃厚クリーム】　　　　　　たらことチーズ９３４/小海老と茸のトマトクリーム１０３９/　　　　　　紅鮭といくらのクリーム１０３９/地中海の恵のクリーム１０３９/　　　　　　パンチェッタとパルミジャノの極上カルボナーラ１０３９/　　　　　【パスタ/塩】　　　　　　ペペロンチーノ７８７/パンチェッタと青ねぎのペペロンチーノ９０３/　　　　　　生ハムと地中海野菜のペペロン９３４/ボンゴレビアンコ１０３９/　　　　　【ピッツァ】　　　　　　マルゲリータ１０５０/船乗り風１０５０/シシリアン１１５５/　　　　　　ツナコーン１１５５/ＢＬＴ１２６０/北海１２６０/　　　　　　ナポリターナ１２６０/海賊風１３６５/カプリチョーザ１４７０/　　　　　【リゾット＆ドリア】　　　　　　茄子とまぐろの磯辺焼風石焼リゾット９３４/　　　　　　４種茸とチーズ石焼リゾット１０２９/塩漬豚肉と茸石焼リゾット９４５/　　　　　　リヴォルノ風魚介とトマトのリゾット１０２９/　　　　　【肉料理/夜のみ】　　　　　　若鶏の悪魔風１０５０/牛ほほ肉の赤ワイン煮込１３４４/　　　　　　鶏胸肉の香草焼き１０５０/仔羊のグリル１５７５/　　　　　【デザート】　　　　　　ベルギー産チョコレートと完熟バナナのパルフェ４０９/　　　　　　イタリア産マスカルポーネとピュアココアのティラミス４０９/　　　　　　翡翠（京都宇治産抹茶と黒糖のミルフィーユ）４０９/　　　　　　レモンのレアチーズ、オレンジのシャルロット仕立て４０９/　　　　　　アルフォンソマンゴーのソルベット４０９/　　　　　　南国パイナップルのソルベット４０９/　　　　　【飲物】　　　　　　スーパードライ生５２５/ポイントワン３６７/カクテル各種５２５/　　　　　　バルドリーノ１５７５/キャンティ１８９０/バローロ５６７０/　　　　　　ソアーベ１５７５/エストエストエスト１９９５/　　　　　　ラクリマ・クリスティ２５２０/スティスプマンテ２５２０/　　　　　　コーヒー３６７/紅茶３６７/アイスコーヒー３６７/アイスティー３６７/　　　　　　コーラ３７８/ウーロン茶３６７/　　　　　【コース】　　　　　　季節の特別コース３１５０/（２名～/前日まで要予約）/　　　　　　季節のパーティーメニュー３１５０/（４～２５名/要予約）３１５０/評　　価：☆☆☆　　　　（味３．５/量４/サービス３．５/雰囲気３．５/ＣＰ３．５/駐車場４）前々掲の「ラスペランザ」～希望市場の盛況・誰より先に姉ヶ崎～ （２００６年１１月２７日）前掲の「ラスペランザ」～希望・伊市場～ （２００７年１０月２９日）

  2008.08.13

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• バイキング　エクワトゥール　～都市限界ドーナツエリア内にて～

  ホテルグリーンタワー内のランチバイキングに寄らせてもらう。けっこう混んでいるので、予約を入れておいたほうがベターだろう。主な内容は、以下のとおり。・ローストビーフ・ピッツァ・ピラフ・気まぐれパスタ・冷製ポタージュスープ・ミネストローネ・若鶏の香草パン粉焼・特製カレー・白身魚のオーロラソース・バラエティコロッケ・日本そば・サラダバー・ライス・パン・フルーツ・フルーツ杏仁・ベルギーワッフル・ケーキ（栗・もも・チョコレート）・クリームブリュレ・ベリータルト・洋ナシのタルトピザは分厚いタイプ。もっちり感は味わえるが、バイキング向きかどうかはかなり疑問。具が寂しい。ローストビーフは、その場のカッティングサービスで供される。パスタは最初、トマト系が出ていたが。そのうちオリーブオイル系に変わった。ディスプレイ方式なので、元からすばらしいクオリティは望めない。このへんは承知の上で利用すべきだろう。ベルギーワッフルなど、そばにスタッフがつきながら、結局は作り置きをサーブする形に終始していた。もったいないにも程がある。これでは、スポットでライブキッチンにした意味がまったくない。好印象品としては、冷製ポタージュ、クリームブリュレあたりがあげられるか。洗練されてない。優雅ではない。個性とか独創とかを期待してはいけない。コンセプトが見えてこない。実用的といえば、かなり実用的である。コンテンツ相応に割安である。すばらしく安いわけではないが、とりあえず納得がいくプライスには抑えてある。ここのバイキングは。良くも悪くも、千葉の食べ放題というものを、みごとなくらいに表出していた。オールデイダイニング「エクトゥワール」住　　所：千葉市中央区問屋町１－４５ アクセス：ホテルグリーンタワー千葉　２Ｆ　Ｐ（多数/利用により２時間無料）　　　　電話番号：０４３－２４８－１１２２営業時間：１１：３０－１４：３０/１７：３０－２１：００/定　　休：無休客　　席：３０卓以上/利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード可/メニュー：ランチバイキング１８００/６～１１歳１０００/幼児５００/　　　　　ディナーバイキング２５００/６～１１歳１２５０/幼児６００/　　　　　評　　価：☆☆☆☆　　　　（味３．５/量５/サービス３．５/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.08.11

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• パスタランチ　オリゾンテ　～軟質という逆乾坤一擲～

  白基調の店内は、広く明るく清々しい。清潔感に満ちていた。平日限定のパスタランチを注文する。サラダは、盛りだくさんで文句のつけようがなかった。しかし肝心のパスタ（ポモドーロ）が、明らかに茹ですぎ。伊勢うどんよりゆるい。パスタこそ命のイタリアンにとって、これはもう救いようがない。辛口も寛恕されたし。イタリアンレストラン「オリゾンテ」住　　所：九十九里町不動堂　真亀川総合公園内アクセス：地図参照　Ｐ（約９０台）　電話番号：０４７５－７６－０１４８営業時間：１１：３０－１４：００（ＬＯ１３：４５）/　　　　　　１８：００－２１：００（ＬＯ２０：４５）/定　　休：火曜日/座　　席：１３卓以上（可変）利用種別：個人向け/女性向け/家族向け/観光客向け/グループ向け/料金支払：あと払い/メニュー：パスタランチ１３００（平日）/ランチコース２９５０（予約制）/評　　価：☆☆　　　　　（味２．５/量３．５/サービス３/雰囲気３/ＣＰ３/駐車場４．５）

  2008.08.10

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  コース　ベルクール　【再訪】 ～料理屋の心意気～

  開店して３ヶ月半。どれだけ変わっているのか、それとも変わってないのか。興味津々で訪れてみる。ランチコースが３つに増えていた。これまでと同じベーシックな（Ａ）、それにスープをプラスした（Ｂ）、シェフおまかせ（Ｃ）というラインナップ。ちなみに（Ｃ）は、魚・肉の双方ともついたフルコース。プライスから見ても、じゅうぶんリーズナブルと言えた。参考までに、この日のプリフィックスメニューを掲げておこう。（前菜）・ベーコンと玉ねぎのキッシュ　ロレーヌ風（＋１００）・プチもんごういかのサラダ仕立て　ブラックオリーブの香り・自家製サーモンマリネ　香草・ヴィネグレットソース・ズワイガニと夏野菜のロワイヤル（フレンチ茶碗蒸し）（メイン）・本日の魚料理（青森産ひらめの骨付ロースト）（＋１５０）・若鶏のソテー　茸のクリームソース・仔牛のやわらかトマト煮・オーストラリア産牛サーロインのポワレ　ポルト酒ソース（＋２００）（デザート）・本日のデザート（フランボワーズムース）・４種デザート盛合せ（＋４００）（Ｂ）コースにして、サーモンマリネと牛サーロインのポワレ、レギュラーデザートをチョイスしておく。総評としては前回とほぼ同じ。手作り感とていねい感が立派なくらい満載。素材のみずみずしさが、きれいに活きている。変に濃くしない。変に淡くしない。きわめて好印象そのもので、この先の展開が楽しみで仕方がない。店の新しい名刺が出来ていた。そのサブタイには「フランス料理屋」としっかり銘打ってあった。そのキャッチこそ、この店が目指している方向そのものなのだろう。この先も、あたたかく見守っていきたいお店の一つだ。「自家製サーモンマリネ　香草・ヴィネグレットソース」「オーストラリア産牛サーロインのポワレ　ポルト酒ソース」「フランボワーズのムース」フランス料理屋「レストラン　ベルクール」（２００８年４月２７日ＯＰＥＮ）住　　所：市原市西広６－４－４アクセス：市役所通り　２９７号に突き当たる手前　Ｐ（約５台）電話番号：０４３６－９８－４６９９/営業時間：１１：００－１４：００/１８：００－２０：３０（ＬＯ）/定　　休：水曜日/第２、第５火曜日のディナー/客　　席：テーブル１０卓（可変）/２階に個室あり/利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード対応/メニュー：【ランチ】　　　　　　コース１２６０（前菜、メイン、デザート、飲物）　　　　　　コース１３８０（前菜、スープ、メイン、デザート、飲物）　　　　　　デザート４種盛＋４００/　　　　　　おまかせコース２９００（前菜、スープ、魚、肉、デザート盛、飲物）　　　　　【ディナー】　　　　　　コース/２１００/３５００/５２００/　　　　　【単品】【前菜】(日によって可変）　　　　　　若鶏のガランティヌ１２６０/鰆マリネ１２６０/サーモンマリネ１２６０/　　　　　　茸のテリーヌ１２６０/フォアグラの前菜１８９０/　　　　　【メイン】　　　　　　鴨もも肉のロースト２１００/子羊のロースト２１００/本日の魚２１００/　　　　　　牛サーロインのポワレ２１００/イベリコ豚のグリエ２５２０/　　　　　【飲物】　　　　　　プレミアムモルツ６００/ファインブリュー５５０/ジントニック５５０/　　　　　　ジンバック５５０/ウオッカトニック５５０/カシスソーダ５５０/　　　　　　ウイスキーソーダ５５０/コーラ３８０/ウーロン３８０/オレンジ３８０/　　　　　　ジンジャエール３８０/ペリエ４５０/エビアン４５０/　　　　　【シャンパン】　　　　　　カステル・ブランデ・ブリュット・ゼロ３５００/ロラン・ペリエ３５００/　　　　　【ワイン】　　　　　　ハウスワイン（グラス）３５０/同（デカンタ）９５０/　　　　　　サンタベル・ブルゴーニュ・シャルドネ・レミレイユ２７００/　　　　　　ウィリアム・フェーブル・シャブリ３９００/　　　　　　マルク・ムノー・ブルゴーニュ・ヴェズレー・ブラン４２００/　　　　　　ムルソーレ・ビドゼ・プリュール(2002)１４５００/シャンボール・　　　　　　ミュジニィ・レゾビエール・フィリップ・ルクレール(2002)１５０００/　　　評　　価：☆☆☆☆☆　　　　　（味４．５/量４/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４．５/駐車場３．５）前掲の「ベルクール」～シャルル・リーズナブル～（２００８年４月２９日）

  2008.08.09

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  ザ・ラウンジ　【再訪】　～ゆったりと・圧巻を味わう～

  「ザ・ラウンジ」で行われるスイーツのスペシャルブッフェは、７月のみの限定企画だったのだが。好評につき８月も実施することになった。気持ちとしてはすでにひと心地ついていたのだが、再演となるとまた心がきちんとぐらついた。とりあえず予約を入れておく。方向が定まると、あとはもう迷ったりしない。当日にそなえて準備のほうは怠らなかった。２度目なので、だいたいのようすは分かっている。試供品を味わうように、全種類を平板・平等に食べるような真似はしない。重点をしぼって、それをゆっくり味わうことに全力をつくそうと思う。出品種すべてを２色の付箋紙に書き出した。優先順位（Ａ）はブルー（Ｂ）はイエローと、ここで大きく２つに分けておく。Ａ４紙を用意し、そこに自分が食べたい順に付箋紙を貼っていく。あれこれ考えながら、それらを並びかえる。想像するだけで、口の中は完璧にできあがる。そして、当日の本番を迎えた。小幅だが、メニューの変更が行われていた。【スイーツ種】ライムタルト、モンブラン、ショコラ・オランジュ、ナポレオンパイ、アプリコットベージュ、ダラディ、ココ、スーパーチーズケーキ、スーパーメロンショート、スーパー苺ショート、スーパーピーチショート、ファンデジー、レモンシフォン、メロンロール、ピーチロール、マカロン、マンゴータルト、エキゾチック杏仁、羊羹ジュレ、メロンジュレ、スーパーピュアプリン、豆かん、スーパー豆かん、胡麻シュークリーム、抹茶シュークリーム、和三盆シュークリーム、プロフィットロール、フルーツケーキ、カップケーキ、チョコカップケーキ、メロンゼリー、レモンソルベ、フランボワーズのソルベ、チョコレートファウンテン等々。【サイド種】スモールサラダ、ツナサンド、ローストビーフサンド、フライドポテト等々。甘味以外の品物の充実が目をひいた。アンケート等の声で、すぐさま改善したのだろう。これは悪くない。ケーキ類も、これ以上望めないほど、充実の極まで達していた。ただ、事前に立てておいたプランが、ほとんど使いものにならない。これほどメニューが変わるとは思っていなかったので、食べ進める順番まで念入りに考えていたのである。この場で練りなおしている時間はないので、とりあえず優先順位ＴＯＰの品ばかりを選んで、大胆にカットしてもらった。多くの人が１６分の１仕様にしている。それを８分の１にしてもらう。スーパーチーズケーキなどは、超絶魅惑の９０度・４分の１カットをリクエストした。食感想は、前回以上。スイーツブッフェにおいて、これにまさる満喫というのは、たぶん今後一切叶えられることはないだろう。極上の甘味楽園が、そこに実現していた。「ザ・ラウンジ」住　　所：千葉市美浜区ひび野２－２アクセス：ホテルニューオータニ幕張１階　Ｐ（約３００台/３時間無料）イベント：「アフタヌーンスイーツビュッフェ」（先着３０名のみ）　　　　　電話番号：０４３－２９９－１８４７営業時間：１０：００－２１：００（イベントは１５：００－１６：３０）定　　休：無休（イベント実施は８月５日、１９日、２６日、火曜日のみ）客　　席：テーブル２４卓以上（可変）/利用種別：個人向き/少人数向き/ファミリー向き/女性向き/グループ向き/メニュー：【アフタヌーンスイーツブッフェ】（期間限定/先着３０名）　　　　　　３５００/小学生１５００/幼児８００/（※税・サービス料込）　　　　　【通常の昼】　　　　　　サンドイッチ＆デザートビュッフェ２８００/小学生１５７５/　　　　　　（４歳以上）８４０/（土日祝は３０００/１８９０/１０５０）　　　　　（※税・サービス料込）評　　価：☆☆☆☆☆　　　　（味５/量５/サービス５/雰囲気５/ＣＰ５/駐車場５）前々々掲の「ザ・ラウンジ」～ディスプレイ型のひとつの到達点～（２００６年８月４日）前々掲の「ザ・ラウンジ」～ワゴン供出される「スイーツ」という名の小組曲～（２００７年７月３０日）前掲の「ザ・ラウンジ」～究極の・あるいは至高の圧巻～）（２００８年７月１日）

  2008.08.07

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• チャーシュー丼　紅丸　【再訪】　～Ｗの食妄想を広げながら～

  「紅丸」に寄り、炙りチャーシュー丼をいただくことにした。もちろん今までも、ミニサイズのほうは食していたのだが。独立した一個性として、じっくり付きあってみようと思った。盆ごと一気にやってくる。なかなかみごとなビジュアルだった。チャーシュー麺と同じように、分厚いそれがたっぷり４枚おごられている。斑模様＆網模様についた焼け焦げが、こちらの食欲を快的に刺激する。それにしても厚ぼったい。下手な定食屋のチープな「ハム定食」のハムの４枚分はある。高級な定食屋のれっきとした「ハム定食」のハムの、約２．５枚分の厚みを実現していた。焼鳥や蒲焼風の甘濃いたれで仕上がっている。脇役として、メンマ、辛ねぎ、半熟煮玉子がついてくる。スープが付属する。それらを、自分なりのバリエを考えながら、いろいろに攻めていく。香ばしさは、さすがに炙りの効果絶大。筋にそって割れるホロ割れが、じつに好ましくうれしい。かなり満足がいった。焼豚を純粋に楽しみたいなら、チャーシュー麺よりむしろこちらのほうが優れている気がした。スープを飲むことで、麺類で得られる満足感の何％かを味わうことができる。食べながら私は、勝手な妄想をくりひろげていた。ここで、Ｗチャーシュー仕様のセットがあれば、どんなに楽しいことだろう…。食べ物屋さんはみな、重複をきらう。鰻割烹の和コースで、鰻はうな重として登場せず、蒲焼の形で出てくる。そして締めの飯類は、握り寿司になってしまったりする。（私としては、うな重＋握り、どちらも食べたい）中華料理店で、ラーメンと炒飯（スープ付）を頼むと、スープのほうはほぼ自然的に省略されてしまう。（私としては、ラーメンスープとチャーハンのスープのどちらも味わいたい）何とか鼻につかないよう配慮した結果なのだろうが。それはその筋の好事家にとっては、いらぬお世話である。ダブって上等。ダブり大歓迎である。（ついでにいうと。ミニ仕様に落とす必要もない。私としては、全然素直に食べられる。完食できる）焼豚フェチとしては、ここの２大チャーシュー駆使品（チャーシュー麺・炙り網焼チャーシュー丼）が、それぞれ単独ながらセットになっていたら。どんなに素敵か、妄想がやみそうもない。ダブりを忌避するどころか積極的にダブらせて、それをイヤというほど堪能しようという寸法である。通常プライス８５０＋７５０が、２つで１３００円あたりだったら。どれだけ魅惑的・悪魔的なセットになるだろうか。たぶん、しばらくのあいだ日参してしまうに違いない。（もちろんこの場合、スープ付で）チャーシューは、それだけすてきな存在だ。それだけで（かなり）すてきで華麗だ。おいしいチャーシューは、もっとすてきだ。最高に最上的にすてきだ。私にとってそれは、あらゆる肉類の最上位に君臨している。もしも自分がミクロな存在になれるなら。私はその微細なる肉筋のあいだに入りこんで、果てしないシエスタに浸っていたいと乞い願うだろう。「麺や紅丸」（めんやあかまる）住　　所： 市原市惣社３－４－１２アクセス：加茂坂上交差点近く　Ｐ（１３台/店の裏手にも有り）電話番号：０４３６－２６－０５３０営業時間：１１：００－１４：３０/１７：００－２４：００/　　　　　　１１：００－２４：００（土日祝）/定　　休：無休（年末年始・盆は休みあり/未定）客　　席：カウンター１２席/テーブル３卓（可変）/小上がり３卓/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード不可/メニュー：【ランチセット】　　　　　　ランチセット８００/　　　　　【つけ麺】　　　　　　紅丸つけ麺７５０/炒め野菜つけ麺８００/肉つけ麺辛味噌８８０/　　　　　　肉つけ麺醤油８８０/味噌つけ麺９５０/紅ひげ辛味噌つけ麺９５０/　　　　　　牛すじ辛味つけ麺９５０/替え玉１５０/大盛１００/　　　　　【ラーメン】　　　　　　味噌ラーメン７５０/味噌チャーシュー麺９５０/醤油ラーメン６５０/　　　　　　チャーシュー麺８５０/タンメン７５０/大盛１００/　　　　　【トッピング】　　　　　　辛ひき肉２００/チャーシュー２００/煮卵１００/辛ネギ１００/　　　　　　メンマ１００/コーン１００/バター５０/　　　　　【単品】　　　　　　網焼チャーシュー丼７５０/ミニ網焼チャーシュー丼３５０/炒飯６００/　　　　　　ミニ炒飯４００/ライス１５０/半ライス１００/餃子３５０/　　　　　　三点盛５００/牛すじ煮込６００/　　　　　【飲物】　　　　　　生中ジョッキ５００/生グラス３００/ビンビール５００/コーラ１００/　　　　　　ジュース１００/サワー各種４００/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４．５/量４/サービス３．５/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場４）前々掲の「麺や紅丸」～つけ麺といえば～ （２００６年１１月１１日）前掲の「麺や紅丸」～コケティッシュな分厚み～ （２００８年７月１３日）

  2008.08.06

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• せいろ　かみ山　～傾注のための～

  梁天井の真ん中で、白いファンが回っていた。骨董屋が喜びそうなコンパクトな振り子時計が、柱の真ん中にかかっている。歌謡曲が、あるか無いかのボリュームでひっそり流れていた。注文したせいろは、不揃いの中細打ちで、きちっとしたコシがある。それを辛口のつけ汁で豪気にいただく。これは、この種のテキストの参考例として載せたいくらい、模範的な一品だった。バランスがよく、どこにも破綻がない。参考までに記すと。本日の天せいろの天ぷらメンバーは、海老、ししとう、なす、さつま芋、舞茸という５品だった。もちろんこれは、仕入れによって種々変わる。高滝湖畔の「一久美」の蕎麦質に似ていると思ったら。ご主人は、そこで修行されたとのこと。当たり前といえば、当たり前のお話だ。メニューには、ご飯ものが一切置いてない。これなど、店主の我的エスプリの一つなのかも知れなかった。手打ちそば・うどん「かみ山」住　　所：君津市行馬５５６アクセス：県道９２号沿い　Ｐ（約８台）電話番号：０４３９－３２－２９１１営業時間：１１：００－２０：００/定　　休：木曜日客　　席：テーブル３卓/小上がり５卓/喫煙自由/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/メニュー：【蕎麦・うどん】【冷】　　　　　　せいろ６３０/ざる７３５/とろろ８４０/山菜せいろ８４０/　　　　　　ごまだれ８４０/冷したぬき８４０/　　　　　【蕎麦・うどん】【温】　　　　　　かけ６３０/たぬき７３５/山かけ８４０/山菜８４０/カレー南蛮８９０/　　　　　　天ぷら１０５０/鴨南蛮１１５５/天せいろ１２６０/天ざる１３６５/　　　　　【うどん】　　　　　　釜揚げうどん７３５/天付釜揚げうどん１３６５/　　　　　【おつまみ】　　　　　　もつ煮４２０/たこの唐揚５２５/舞茸の天ぷら５２５/鴨の炙り焼８４０/　　　　　　天ぷら盛合せ９４５/そばがき１０５０/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール５２５/日本酒４２０/冷酒８４０/ローアルコールビール３１５/　　　　　　粋蕎６８０/ジュース２１０/コーラ２１０/ウーロン２１０/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.08.05

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  穴子丼　寿司竹　～老舗の定番・逸品～

  「寿司竹」に入り、カウンター席についた。シーリングスポットライトが多用され、ちょっと小粋な雰囲気を演出している。とても木更津らしからぬ、（プラス寿司屋らしからぬ）カジュアル系のバック・グランド・ミュージックが流れていた。昼の穴子丼を注文する。ひと口に「穴子丼」といってもその適用範囲は広いが、ここのは寿司ネタそのものがご飯の上に何枚も載っているタイプだった。一枚一枚ていねいに炙ってある。表面に美味しそうな脂がにじみ浮かんでいた。「ベットリ」濃厚なツメが、みっちりかかっている。見た目そのまま、壮麗で濃密。焦げ目がサクサクしていて、みごとなくらい香ばしい。歯先でサク噛みする、その第１ステップの歯ごたえがちがう。この地で穴子といえば「寿司竹」といわれて、相応の年月が経っている。たしかにここの穴子は、一度味わっておいて損はない「逸品」にまちがいない。「寿司竹」住　　所：木更津市中央２－３－８アクセス：地図参照　Ｐ（４台）　電話番号：０４３８－２２－６３１８営業時間：１０：００－２２：００（ＬＯ２１：３０）/定　　休：月曜日/座　　席：カウンター１０席/小上がり３卓/座敷あり/利用種別：個人向け/家族向け/グループ向け/宴会向け/メニュー：【ランチ】　　　　　　にぎり８００/ちらし８００/穴子丼８００/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場３．５）

  2008.08.04

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  ハンバーグ　ピーターラビット

  ピーターラビットは、私の好きなキャラクターの筆頭にあげられる。しかしその名をあてにして入ると、完全に肩すかしを食らう。店内に、それを感じさせるものは何一つ置いてない。途中、長い中断期間があったのだが、最近復活した。ランチのハンバーグ定食を注文する。１０分ほど待った。きわめてありふれた、本当に本式に普通のドミグラスハンバーグである。残念ながら、特記するべきことは何一つない。中断する前にもランチにこの一品を食べて、やはり同じような感想を抱いた。そのことをある痛みを持って思いだした。レストラン「ピーターラビット」住　　所：市原市八幡３－１２アクセス：国道２９７号沿い　いちの膳向い　Ｐ（約４台）　電話番号：０４３６－４１－６８２５営業時間：１１：００－２１：００（ＬＴ１１：００－１５：００）定　　休：木曜日/座　　席：カウンター２席/テーブル３＋２卓/利用種別：個人向け/家族向け/グループ向け/料金支払：あと払い/メニュー：【ランチ】　　　　　　日替りサービスランチ７５０/鉄板焼ランチセット９５０/　　　　　【前菜】　　　　　　フライドポテト４５０/新香盛り４００/おまかせ野菜サラダ５００/　　　　　【スープ】　　　　　　ガーリックスープ６００/コーンポタージュ４５０/　　　　　【パン・ご飯】　　　　　　本日のパン２００/ガーリックトースト２００/特製カツサンド７５０/　　　　　　おまかせピラフ７００/カレーライス７００/ライス２００/　　　　　【ピザ・グラタン】　　　　　　ベーコントマトピザ６５０/シーフードピザ７５０/本日のドリア８００/　　　　　【魚介料理】　　　　　　海老フライ１０００/本日の白身魚のムニエル９００/　　　　　【肉料理】　　　　　　自家製ハンバーグステーキ７００/豚肉のしょうが焼７００/　　　　　　ポークソテー８００/ビーフシチュー９５０/　　　　　【パスタ】　　　　　　ペペロンチーノ７５０/和風たらこ７５０/ナポリタン７５０/　　　　　　本日のトマトソース７５０/カルボナーラ８００/　　　　　【デザート】　　　　　　本日のデザート３８０/本日のケーキ４５０/　　　　　【ディナーセット】　　　　　　本日のパスタセット１４００/本日のディナーセット１９００/　　　　　【ソフトドリンク】　　　　　　コーヒー３５０/アイスコーヒー３５０/オレンジ３５０/コーラ３５０/　　　　　　紅茶３５０/カフェオレ３５０/メロンフロート４００/　　　　　【アルコール】　　　　　　びんビール４５０/グラスワイン４００/ボトルワイン１０００～/　　　　　　フィズ各種４５０/カクテル各種５５０/評　　価：☆☆☆　　　　　（味３．５/量３．５/サービス４/雰囲気４/ＣＰ３．５/駐車場３）

  2008.08.03

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  ランチ　アンティーク　【再訪】　【閉店】

  上々の評判を呼んでいる「アンティーク」にまた立ち寄った。すでに２時を回っているというのに、テーブル席はほとんど埋まっている。メニューのほうは、じゃっかんの改編がなされていた。同時に、プライス変更のほうにもすぐ気がついた。話をきくと、やはり食材高騰のあおりでどうしても１００円上げざるを得ず、８月に入ってから実施したとのこと。たしかに、前のプライスとクオリティではＣＰが良すぎると思っていたので。これはいた仕方ないところだろう。おすすめのクリーム系から、サーモンとほうれん草のパスタをチョイスした。参考までに、この日のランチリストは次のとおり。　　＊　　　　＊　　　　＊（オムライス）・とろとろ半熟玉子のオムライス・とろとろ半熟玉子の海老オムライス（＋１００）（パスタ）・海老とほうれん草のクリームソース・サーモンとほうれん草のクリームソース・チキンと茸のクリームソ－ス・ハーブ鶏と茸とおくらの明太子クリーム（＋１００）・アラビアータ・海老とベーコンのトマトソース・旬の野菜のトマトソース・サーモンのトマトクリームソース（＋１００）・明太子マヨネーズ・茸とほうれん草とベーコンの和風ソース・ペペロンチーノ・ハーブ鶏と長ねぎのペペロンチーノ・蛤と茸のペペロンチーノ（＋２００）（肉料理）・ハンバーグステーキ・オーストラリア産アンガス牛のビーフステーキ（＋３００）　　＊　　　　＊　　　　＊前菜は、サラダを中心にした３種盛りでほぼ前回どおり。ハモンの優秀さも相変わらずだった。本日のスープは、オーソドックスなコーンスープが供された。「あなたの生まれはいったいどこ？」と、思わず耳をつけてそっと訊きたくなるような、そんな上質な仕立てになっている。パスタは、やや細タイプの生麺。これも、ここまでモッチリしていいのかと思えるほどしっとり系モチモチ。ジェントルかつ野生的なプリプリ弾性がその持ち味か。生麺フェチが食したら、さぞや感激してこの場に棒立ちになってしまうかも知れない。レギュラーデザートのアイスクリームがやってきた。前回のオプション盛りのときも絶賛したのだが。今回も、その期待をまったく裏切らなかった。会計のとき、シェフと軽く話を交わした。このブログを見てやってきたというお客さんもいたそうである。そういうと彼は、少しだけはにかんだ顔にゆるんだ。「この土地の方は、みなさんシビアですよ。特に値段とクオリティに関しては」「そうですね」「何か得意分野とか、ある種の特徴やら長所があるといいですよね。だれにでも分かる形で」「よく分かります」「どうか頑張ってください」私は軽く一礼してから、店の扉を後手にあけた。「サーモンとほうれん草の生クリームパスタ」ＯＬＤ＆ＮＥＷ、どちらのカルボナーラ系にも属さない。ややあっさり目の上質なホワイトクリームソース。見た目以上に具だくさんでボリュームもそこそこある。「自家製アイスクリーム」ベリー絶品。バニラが濃い。クリーム感も超濃密。目をつぶって食べると、よく冷えたふわとろホワイトプリンでもやっているように感じてしまう。ほよほよした軟質系カタラーナでも食している気分になった。おみごと。レストラン「アンティーク」（２００８年６月１６日ＯＰＥＮ）住　　所： 市原市東国分寺台３－１０－２０アクセス：市役所通り　２９７号に突当る手前左側　Ｐ（約５台）電話番号：０４３６－２６－１４２５営業時間：１１：３０－１５：００（ＬＯ１４：３０）/　　　　　　１７：３０－２３：００（ＬＯ２２：００）/定　　休：水曜日（祝の場合翌日）/客　　席：テーブル６卓（可変）/利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/カップル向き/パーティ向き/料金支払：あと払い/カード可/メニュー：【昼】（日により可変）　　　　　　ランチ１１８０（前菜、スープ、メイン選択、アイス、珈琲or紅茶）　　　　　【夜】（日により可変）　　　　　　コース２２００（オードブル、スープ、メイン選択、デザート、飲物）　　　　　【オードブル】　　　　　　マスカルポーネと蜂蜜のトースト７５０/自家製サーモンのマリネ７５０/　　　　　　完熟トマトとモッツアレラ７５０/カマンベールのフォンデュ７５０/　　　　　　前菜盛合せ１０５０/　　　　　【サラダ】　　　　　　アンティーク風サラダ６８０/シーザーサラダ６８０/　　　　　　豚ロースのしゃぶしゃぶサラダ６８０/　　　　　【スープ】　　　　　　コーンポタージュ４００/にんにくスープ４００/茸のパイ包み４００/　　　　　【パン】　　　　　　パン盛合せ４００/ガーリックトースト４００/　　　　　【メイン】【オムライス】　　　　　　半熟玉子オムライス９８０/半熟玉子の海老オムライス１０８０/　　　　　【パスタ】　　　　　　海老とほうれん草のクリームソース９８０/明太子クリーム１０８０/　　　　　　サーモンとほうれん草のクリームソース９８０/明太子９８０/　　　　　　チキンとほうれん草のクリームソース９８０/アラビアータ９８０/　　　　　　海老とベーコンのトマトソース９８０/ミートソース９８０/　　　　　　茸とほうれん草とベーコンの和風９８０/ペペロンチーノ９８０/　　　　　　蛤と茸のペペロンチーノ１１８０/ツナとレタス９８０/　　　　　　海老とアスパラガス９８０/　　　　　【肉料理】　　　　　　オーストラリア産アンガス牛のビーフステーキ１２８０/　　　　　　ハンバーグステーキ９８０/評　　価：☆☆☆☆☆　　　　　（味４．５/量４/サービス４/雰囲気４．５/ＣＰ４．５/駐車場３．５）前掲の「アンティーク」～生真面目さは色に出にけり・味に出にけり～ （２００８年７月７日）

  2008.08.02

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• セット　みちのく　～奥の郷愁系～

  昼の真っ只中にはいり、味噌ラーメンセットを注文する。ちょっとしたロケに使えそうな「昭和の香り満載の食堂」といった風情・格を持つ。もちろんしゃれたＢＧＭなど無縁皆無で、昼のバラエティー番組が、のんびり流されていたりする。セットは、レギュラーのラーメン、餃子、炒飯という陣容。この３者は、ラーメン屋に入ったときにいつも心を迷わせるレギュラーメンバーでもある。ラーメンだけだと、どこか物足りない。スープの容量で腹を満たそうという感覚が心のどこかに働いて、実質上もやはり物足りないことが多い。そこでサイドメニューの定番である餃子をつけたりするわけだが。そうなると、プライス的に少々きつくなる。（今の相場としては、３００～５００円くらいだろうか）ところがこの餃子。現在はとても微妙な位置にある。満腹を至上命題とする人にとって、これは中途半端そのもののメニューである。それ一皿とライスで満たされれば文句はないが。まずはほとんど満たされない。餃子２枚＋ライスにすれば、少々マシになるが。それでも満腹にはほど遠い。また、プライス的にきついのは言うまでもない。ＣＰ値が極端に悪い。炒飯にしても、餃子ほどではないが、ある意味複雑な立場に立っていた。盛りの良し悪しは、その店の裁量による。（中華系において）どれくらいが一人前なのか、これほど曖昧な品物は珍しいだろう。型抜きされてくるのか、型押しされてくるのか、それとも自由奔放な体勢でパラパラ盛りしてくるのかは、それぞれの店の仕様による。きつく型押しされ、凝縮感の露骨なものだと、下手な肉まんより小ぶりな場合がある。見た目の印象はその筋の中枢にストレートに響き、そういう小ドームチャーハンを食べたあとは、必ずや食べ足りない感覚が残ってしまう。この３者は、きちんとした独立系のキャラクターを持ちながら、ジャンケンのように相補・不離の関係にあるといってよいだろう。お互いがお互いを求めあい、助けあっている。ラーメン＋炒飯＋餃子それぞれ一人前ずつ欲しいというのが、キチンと食べる男の本音である。しかしそれだと６５０＋６５０＋３５０＝１６５０円となり、これでは正直、お金がかかりすぎだろう。それだけ出すなら、もっと別の品を食べてみたい。そこでセットメニューのご登場となるのだが。この３者を組み合わせる店は、意外と少ない。２つの組み合わせなら枚挙に暇がないくらいあるのに。この肝心の３つとなると、極端に少なくなってしまう。作る手間が半端でないことが、理由の一つにあげられるだろう。手間に見合っただけの代価を払う人、リクエスト者も、そんなにはいない。しかし。この「みちのく」のセットは、３つぞろいで７８０円となっていた。これは、お得以外の何物でもないだろう。ラーメンは、きわめて普通の品物だった。ややマイルドにふった万人向きの味噌で、安心して食べることができる。ものすごい特徴はないのだが、どこか懐かしい味がする。食べたあと数時間後に、また食べてみたいとふと感じさせるような、そんな感覚を覚えた。餃子はハーフ仕様で、３個入り。炒飯もみごとなくらいミニ仕様で、早食い人がチャレンジすれば、ひと息で一粒のこらず吸引してしまうことだろう。小さいからといって、手抜きしているようすは皆無。一つの工芸品のように、ある種のブランド品のように、一定クオリティでの供出がかなっていた。良い意味で適量といえる。女性でも、素直に完食できる。３つぞれぞれの食の進捗具合を勘案しながら、自身に最適なバランスをもって食べすすめる。セットのありがたさ、ＣＰの優れたセットのありがたさを、存分に味わうことができる。一つ推奨しておこう。白河ラーメン「みちのく」住　　所：木更津市清見台東２－２－１アクセス：清見台「しまむら」信号近く　Ｐ（約５台）　電話番号：０４３８－９８－０６６３営業時間：１１：００－１４：００/１７：００－２０：００/（平日/土曜日）　　　　　　１１：００－２０：００/（日曜/祝日）定　　休：水曜日/第３木曜日/座　　席：カウンター７席/テーブル２卓/小上がり２卓/喫煙自由/利用種別：個人向け/家族向け/グループ向け/料金支払：あと払い/メニュー：【ランチセット】　　　　　　７８０（ごま味噌ラーメン、半炒飯、餃子、漬物、デザート）　　　　　　その他セットあり/　　　　　【麺類】　　　　　　白河ラーメン５００/チャーシュー麺８００/その他あり評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.08.01

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• ランチ　開花屋

  極細のすだれでの間仕切り、和紙を駆使した照明、あらゆる箇所での間接光、黒基調のインテリアなど。和風モダンで統一されたインテリアがなかなか好印象だった。「旬菜和御膳」を注文する。じゅん菜、玉子焼、ごま豆腐、おくらとそら豆の和え物、いわしの南蛮漬、ゆばなど。いかにも女性が好みそうに、多品種を少量ずつそろえている。見て、眺めるだけなら、これでも悪くない。しかし、これを実際おなかに納めるとなると話はまるっきり異なってくる。明らかにボリューム不足で、食事の際もっとも肝要であろう満足感が少しもやってこない。しょぼすぎる印象ばかりが際立ってくる。別に「ごっそり、たっぷり出せ」と主張している訳ではない。何かを決定的に見誤っているとしか思えない。ここは美術館でもギャラリーでもなく、いわゆる普通の食事処（含む居酒屋）のはずである。魚菜酒肴「開花屋」（ぎょさいしゅこう　かいかや）住　　所：木更津市東中央２－２－１６アクセス：木更津駅山側　地図参照　Ｐ（約２４台）　電話番号：０４３８－２５－２５１９営業時間：１１：００－１４：３０/１７：００－０：００（ＬＯ２３：００）/定　　休：月曜日/座　　席：カウンター５席/テーブル４卓/小上がり４卓/利用種別：個人向け/女性向け/家族向け/グループ向け/メニュー：【ランチ】　　　　　　海鮮ちらし１３４０/ステーキ丼１３４０/まぐろ丼１４７０/　　　　　　東西ミニ懐石２６２５/旬菜和御膳１６８０/　　　　　【ディナーコース】　　　　　　３９８０/４８８０/６８００/　　　　　【前菜】　　　　　　引き上げ湯葉６５０/くらげ土佐酢４５０/生ハム巻４５０/　　　　　【刺身】　　　　　　刺盛り３５００/中とろ刺身１５００/かんぱち刺身８５０/　　　　　　赤身刺身８５０/サーモン刺身７８０/　　　　　【サラダ】　　　　　　じゃこと水菜のハリハリサラダ６８０/春巻風カニサラダ９８０/　　　　　　刺身サラダ１２００/　　　　　【揚げ物】　　　　　　地鶏竜田揚５５０/白魚の特大かき揚げ８８０/　　　　　【寿司】　　　　　　握り寿司（６貫）１２００/中とろ１５００/桶ちらし１６５０/　　　　　【飲物】　　　　　　生中モルツ５５０/中びんモルツ５８０/コーラ３８０/　　　　　　オレンジ３８０/紅茶３８０/コーヒー３８０/評　　価：☆☆　　　　（味３/量２．５/サービス３/雰囲気４/ＣＰ３/駐車場４）

  2008.07.31

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• 謹告（４）　データ等について

  愛用していたＰＤＡが、だれかに拉致されてしまいました。（いわゆる沖の地曳網手法）自分の半身を持っていかれたような感覚です。何とかモチベーションを高めねばと思っているのですが、現在下がりっぱなしで持ち直す気配がありません。どうなりますことやら…。（ほかの人にとって）有用なデータは入っていません。ただ、食べもの関係はみっちり積み上げていましたので、その影響は不可避なものとなってしまいました。この先のレポートにおいて、画像やらデータやらが欠損する場合があるかと思います。その際は、一つ大目に見てもらえたらと存じます。どうかよろしくお願いします＜m(__)m＞

  2008.07.29

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  オーダーバイキング　馥園　～お見合いパーティーの心得を胸に～

  千葉パルコ最上階にある中華料理店にはいる。移り変わりの激しいここのテナントの中、こうして長くやっているのだから、ある程度の固定をつかんでいるものと思われる。「フーエン」といえば、お手軽系オーダーバイキングの店として、自分の内に確たるポジションを得ている。当然のごとく、そのオーダーにしてもらった。総勢５０品目がそろう。たまにメニューが変わる。とりあえず今回のコンテンツは、次のようになっていた。【前菜】中華冷奴/ピータン豆腐/豚肉特製ソース/棒々鶏/白菜甘酢漬/焼豚/【海鮮】いかチリ/海老チリ/海老中華炒め/もやし炒め/小柱とブロッコリー炒め/　　　アスパラとかにの煮込/かに玉/【肉類】牛肉と玉ネギ炒め/北京ダック/ホイコーロ/チンジャオロース/　　　豚ひれ肉一口ステーキ/牛肉の甘味噌炒め/酢豚/豚肉といんげん炒め/　　　鶏唐揚/鶏肉と甘味噌炒め/【豆腐】麻婆豆腐/麻婆なす/麻婆春雨/海老と豆腐煮込/かにと豆腐煮込/【野菜】ちんげん菜炒め/五目野菜炒め/きくらげと玉子の炒め/【点心】ちまき/焼売/春巻/小龍包/【スープ】コーンスープ/かに肉入ふかひれスープ/【飯類】五目炒飯/かに粉炒飯/中華丼/海老と野菜のおこげ/【麺類】五目焼きそば/海老焼きそば/五目つゆそば/牛肉そば/鶏煮込みそば/　　　坦々麺/オフィシャルには載ってないが。この他に「杏仁豆腐」が仲間内にはいる。注文は５品ごとに制限されている。５品そろった時点で、次の注文を受けてくれる。回数制限のある特定品はない。どれも、何度でも、好きなように頼むことができる。ただし食べ残しは、現金に直結してしまうので厳禁。「別料金をいただきます」というお触れ書きが、しっかりと記されている。変な「じらし」や「待たせ」はない。できた順に次々と持ってきてくれる。分量の細かい指定は不可。最小の単位（３分の２人前くらいか）だけはあるらしい。麺類＆ご飯類は、普通の一人前が供される。このリーズナブル系において輝かしきクオリティーを期待するのは、絶対的に無理がある。料理によってはムラ・無理が散見される。この店の名誉にかけて付記しておくが。それはあくまで味覚方面ではなく、素材に関する部分である。たとえば「かに玉」のカニ、その主役たるカニが、実は破片であり、それも丹念にていねいに探らないと実在が見つからないというディテール部分である。この価格でタラバの極太一本ものを使っていたら、それはかえって不自然である。リーズナブルを念頭において、その枠内で食べていけば、ごくごく普通の満足が得られることだろう。要諦はすべて注文品にかかっている。なるべく当たりの品物を引くようにしよう。どれが「当たり」かは、各人の趣味があるのでここには詳述しない。私の自分向けキーワードとしては、お見合いパーティー（中高年向け）にのぞむ際の心構えの列挙にちかい。いわく「健康第一」「質実剛健」「名前に惚れない」「自分との相性が第一」「分からないことはそのままにせず、きちんと訊くこと」「よそのテーブルにも、よく目を配ること」９０分の時間制限がある。以前利用したときは、ラストオーダーの宣告があったのだが。今回は、何も言われぬまま、あっという間に期限が過ぎていた。その管理はナチュラル系で、特別うるさくはなさそうである。立地の関係上、あいだの休憩時間もとらず、通しでやってくれているのがとても嬉しい。利用しやすさは、この種の店のうちでピカ１かも知れない。「酢豚」「杏仁豆腐」「中国料理　馥園」（ふーえん）住　　所：千葉市中央区中央２－２－２　千葉パルコ８階アクセス：千葉パルコ８階/Ｐ（パルコ駐車場多数）　　　　　電話番号：０４３－２２４－２８９８営業時間：１１：００－２２：００（ＬＯ２１：３０）定　　休：無休/千葉パルコに順ずる/客　　席：テーブル１３卓以上/利用種別：個人向き/ファミリー向き/グループ向き/宴会向き/料金支払：あと払い/カード可/メニュー：【バイキング】（２名以上～）　　　　　　中華オーダーバイキング２０７９/小学生１０２９/幼児６０９/　　　　　【セット】　　　　　　（松）１５００/（竹）９００/（梅）８８０/　　　　　【単品】【前菜】　　　　　　くらげ１１００/ピータン豆腐６８０/ふかひれ冷菜１８００/　　　　　　豚肉にんにくソース７００/あわび冷菜１８００/牛すね肉９８０/　　　　　【海老】　　　　　　車海老マヨネーズ１３００/海老帆立チリソース１３００/　　　　　　海老チリ１０００/海老と野菜炒めレタス包み１２００/　　　　　　車えびの衣揚げ１４００/　　　　　【肉】　　　　　　牛肉と玉ネギ味噌炒め９８０/牛ひれ肉一口ステーキ１３００/　　　　　　チンジャオロース１０００/酢豚１１００/回鍋肉９８０/　　　　　【鶏肉】　　　　　　鶏肉辛子炒め１０００/鶏肉カシューナッツ炒め１０５０/　　　　　　北京ダック（２枚）１２００/揚鶏特製ソース９５０/　　　　　【豆腐】　　　　　　麻婆豆腐８５０/海老と豆腐煮込１１００/蟹と豆腐煮込１１００/　　　　　【単品】　　　　　　いか団子５００/オムライス角煮ご飯１１００/ふかひれそば１４００/　　　　　【麺類】　　　　　　五目つゆそば８００/坦々麺７７０/牛肉麺８５０/パーコー麺１０００/　　　　　　海老つゆそば９００/焼ビーフン９００/五目焼きそば８００/　　　　　【飯類】　　　　　　五目炒飯８００/牛肉飯８５０/五目中華丼８００/海鮮炒飯１１００/　　　　　【スープ】　　　　　　かに肉入ふかひれスープ１３００/青菜と玉子のスープ８００/　　　　　【点心】　　　　　　ちまき３５０/海老餃子５５０/ふかひれ餃子５５０/春巻５００/　　　　　　餃子５００/花巻３５０/ごま団子４５０/桃まん４５０/　　　　　【飲物】　　　　　　一番しぼり生５００/キリンラガー５５０/青島ビール５００/　　　　　　ピルスナー４５０/台湾ビール４８０/杏露酒３８０/ライチ酒３８０/　　　　　　久保田７５０/越乃寒梅８５０/八海山７５０/サワー各種３８０/　　　　　　フロート各種３８０/コーラ２５０/アイスコーヒー２５０/　　　　　　評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味３．５/量５/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４．５/駐車場３）

  2008.07.28

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  せいろ　伝心庵　～対極としての贅沢・じんわりしみじみ系

  道沿いなのだが、それより少し奥まって位置しているので、（初見の人には）店が見つけにくいかも知れない。中途半端な時間のせいもあるのだろう。中はがらんとしていた。なぜか、正統のクラシック曲が流れている。主人一人ですべてをこなしているようだった。シンプルに「もりそば」を頼む。わりあい時間がかかる。やや不揃いな細打ちだが、しっかりしたコシがある。つけ汁は中濃辛口。わさびが本仕様というのは、好感が持てる。たまにはこういうひっそりした隠れ家で、しみじみやるのも悪くはない。ある意味、最高に贅沢な時間をすごしているのかも知れない。「酒池肉林」的に、高笑いをしながらご馳走をほおばるばかりが「人生」の「贅沢」のお決まりコースではない。手打ちそば「伝心庵」（でんしんあん）住　　所：成田市山ノ作１０７ アクセス：地図参照　Ｐ（約７台）　　　　　電話番号：０４７６－２２－６３２３営業時間：１１：００－１９：３０（ＬＯ１９：００）/（日曜日以外）　　　　　　１１：００－１９：００/（日曜日）定　　休：月曜日/客　　席：テーブル６卓/小上がり３卓/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/カード不可/メニュー：【冷】　　　　　　もり６５０/もりお替わり６００/ざる７５０/天もり１０５０/　　　　　　天ざる１３５０/とろろ１０００/鴨せいろ１１５０/冷したぬき８５０/　　　　　　おろしそば８５０/そばがき８００/　　　　　【温】　　　　　　かけ６５０/たぬき７５０/鴨南蛮１１５０/天ぷら１０５０/　　　　　　けんちん１０００/カレー南蛮９５０/鳥南蛮８５０/とじ８００/　　　　　　山かけ１０００/釜上げうどん７００/天釜上げうどん１０５０/　　　　　【ご飯もの】　　　　　　天丼１１００/親子丼８００/玉子丼６５０/天ぷら定食１３５０/　　　　　　小天丼セット１２５０（もりorかけ、小天丼、新香）/　　　　　　ライス１５０/半ライス１００/　　　　　【単品】　　　　　　天ぷらちらし９５０/あいやき８００/焼鳥６００/玉子焼５００/　　　　　　新香４５０/蕎麦寿司５５０（２人前から）/冷奴２００/板わさ５００/　　　　　　精進揚げ８００/わさび菜２５０/わさび芋５００/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール５００/ノンアルコールビール３００/辛口清酒４００/　　　　　　純米清酒８００/ジュース２００/コーラ２００/ウーロン２００/　　　　　【コース】　　　　　　そば懐石コース３０００～（要予約）評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.07.27

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• 謹告（３）　　【再訪の店】について

  一度取りあげたお店は、そのあと訪ねたとしても、よほどのことがない限り（再度）記事的に取りあげませんでした。（もちろん例外もあり）しかし。このところの物価上昇の空気もあり、そういう方針では情報そのものが化石化してしまう恐れが出てきました。新規開拓をすることも大事ですが、同じくらい既紹介店も大事に扱っていかねばと思い直している次第です。そのための意識づけとして【再訪コーナー】的なシリーズを組んでみようかと思います。時間的にも予算的にも限りある身ですので、どれだけうまく行くかは分かりません。すべての店をあらいなおすような真似はしません。自分が興味ある店、興味あるメニューに当たったときだけの限定ものです。長く続くかもしれませんが、すぐに撤収する憂き目にあうかも知れません。よろしくお願いしますm(__)m

  2008.07.26

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  とんかつ　とんとん亭　～拘泥の～

  「とんとん亭」に入り、ランチのロースかつ定食を注文した。真っ先に、ソース用の胡麻と新香がやってくる。胡麻は、すり小鉢にて自分好みに摺る趣向。駅の近くなのだが、駐車場が完備されていて利便性は高い。衣はサクサク。肉はジューシー。油切れもよく、この時期でも軽く食べることができる。普通の人がとんかつに求める、ほぼ理想形をかなえてくれている。欲をいえば、もう少し肉厚であれば最高なのだが。プライスからすると、これは致しかたないところか。そういう場合は、レギュラーメニューから選ぶにかぎる。個人店では珍しく、ごはん、キャベツのおかわりが自由となっている。締めとして最後に、この店ならではの趣向、季節のソルベが出てくる。本日は「夏みかん」が供された。これが実にすばらしい佳品。すっぱさベースに上にほんのりとした甘さがのり、食した感じはまさに極上のスイーツ。高雅でいて鮮烈。旬鮮でいてトロマロ。生そのものとは異なるが、生そのものでは見えなかったこの果実のすばらしいディテールが、食しやすい形になって初めて分かるような気がする。フランス料理店でも、これだけの品はなかなか出てこない。ワンプレートランチの「オムレツとんかつライス」、単品の「トマトフライ」なども、かなりいける口であることを付記しておこう。とんかつ「とんとん亭」住　　所：木更津市大和２－１－１２アクセス：木更津駅東側　Ｐ（４台）　電話番号：０４３８－２５－２７００営業時間：１１：３０－１５：００/１７：００－２１：００/定　　休：水曜日/座　　席：カウンター７席/小上がり５卓（可変）/喫煙自由/利用種別：個人向け/女性向け/家族向け/グループ向け/料金支払：あと払い/カード不可/メニュー：【昼】　　　　　　ロースかつ定食１０００/ひれかつ定食１０００／　　　　　　オムレツとんかつライス９８０/　　　　　【定食】　　　　　　ロースかつ御膳１１５０/ひれかつ御膳１１５０/かつ丼９８０/　　　　　　ミックスフライ御膳１３８０/帆立フライ御飯１０５０/　　　　　　生姜焼御飯１１８０/串カツ御飯１１８０/満腹御飯１４７０/　　　　　　エビフライ御飯１４８０/カニコロッケ御飯１０５０/　　　　　　味噌かつ御飯１２６０/生ゆばとんかつ御飯１３８０/　　　　　　上ひと口ひれかつ御飯１６８０/上ロースかつ御飯１６８０/　　　　　　丸揚げひれかつ御飯１９９５/チーズかつ御飯１２８０/　　　　　　※ごはん、キャベツはおかわり自由　　　　　【一品】　　　　　　トマトのフライ６３０/スモークサーモン１０５０/冷奴３２０/　　　　　　若鶏のスパイス揚５３０/スライスオニオン４３０/　　　　　　トマトサラダ５３０/まぐろサラダ１０８０/野菜サラダ５２０/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール６８０/生ビール６００/日本酒４３０/オレンジ２１０/　　　　　　コーラ２１０/ジンジャエール２１０/ウーロン茶２１０/　　　　　評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場４）

  2008.07.25

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• 氷ぜんざい　わだや　～涼風一過～

  たまには味覚系を離れ、ブレイクタイムとしゃれてみよう。ということで、アリオの「わだや」に入り、氷ぜんざいをいただいた。この季節ならではの涼しげな一品に、熱くほてった身体も自然にいやされていく。思ったより具だくさんな代物だった。沖縄料理「わだや」住　　所：千葉市中央区川崎町７－２０アクセス：アリオ蘇我２Ｆ電話番号：０４３－２６１－８６５６/営業時間：１１：００－２２：００（ＬＯ２１：００）/客　　席：大テーブル３卓/テーブル３卓/小上がり２卓/定　　休：無休（ただしアリオ蘇我に準ずる）メニュー：【定食】　　　　　　沖縄そば定８７０/ソーキそば定９７０/中味定９８０/鶏そば定９３０/　　　　　　ゆし豆腐そば定９３０/沖縄ソース焼そば定８８０/　　　　　【チャンプルー】　　　　　　ゴーヤチャンプルー定９３０/レディスセット９８０/　　　　　【その他定食】　　　　　　でいご豚の生姜焼定９８０/グルクン竜田揚定９８０/　　　　　【島豚どんぶり】　　　　　　島豚ソーキ丼１０５０/島豚塩だれ丼１０５０/　　　　　【ミニ丼＆ミニ沖縄そば】　　　　　　ミニラフテー丼セット９３０/ミニ島豚・ソーキ丼セット９３０/　　　　　【お子様】　　　　　　お子様ランチ６８０/お子様そば５８０/お子様カレー５８０/　　　　　【御膳】　　　　　　うちなー御膳１３５０/美ら島御膳１５８０/彩風御膳１９８０/　　　　　【デザート】　　　　　　ポーポーアイス４２０/ブルーシールアイス３８０/豆腐のムース４５０/　　　　　　沖縄黒糖ぜんざい４８０/サーターアンダギー３８０/　　　　　　沖縄氷ぜんざい３８０/

  2008.07.23

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• オムライス　貝殻　～想い出ひとつ・自分にとってのスペシャリテ～

  以前と何一つ変わらない店舗で、さすがに古めかしさは否めない。店内に入ると、高校野球県予選のテレビが流れていた。オムライスを注文した。厨房のほうで、包丁のリズミカルな音が立ちあがる。一から作りはじめているのが、それだけで感得できる。しばらく時間がかかった。出てきたものは、生真面目でオーソドックスな昭和のオムライスだった。中央エリアに、ケチャップの帯がベッタリとかかっていた。今はやりの「ふわとろ系」のまっすぐ対極に位置している。玉ネギのシャキシャキ感がうれしい。塩・胡椒の加減が絶妙といってよい。玉子外皮の甘みとの絡みは、すべて計算ずみ。ケチャップペーストをうまく割りふると、ちょうど美味しく納まるように調整されていた。この店には、ある想い出があった。独身の頃だから、１７年くらい前になるのか。事務所で残業をしていると、遠くの電話が鳴った。取ってみると上司のＣさんだった。まだ仕事中なのかと訊いてくる。そうだと答えると、もうそれはストップしてこちらに来いという。それがこのお店だった。課内の何人かでむかった。夕飯はまだだろう。好きなものを頼んでいいという。私はなぜか、オムライスを注文した。説教じみた話は一切でなかった。話題は、スポーツや車関係が多かった。たまにそこに仕事の話がはさまれた。みんなが素直に「うんうん」うなずくような話が多い。そうやってＣさんには、何度か外に呼ばれた。数名のときもあるし、自分一人のときもあった。食道楽なので、こちらが予想もしないような店がある。遠くでも、遠慮なく呼びつけた。ジャンルも問わなかった。千葉の「花長」「せんげん」、長浦の「ひやま」「田川」、市原の「一心」「八幡屋」などに行った覚えがある。そのときの店の雰囲気がどうとか、味がどうとか。そういう記憶はほとんどなくなっている。ただ、Ｃさんがときおり真顔で話す独り言のようなことばが、今でも耳の奥にのこっている。「（仕事は）単調なことのくり返しばかりで、正直面白くないかもしれない。でもそれをウンウン言って押していけば、その先ぜったい何かが見えるようになるから」「いいか○○。失敗してもいいから、お前のやりたいように思い切りやってみろ。もし責任問題がでたら、そのときは全部オレがかぶってやるから」「心配ごとがあるなら、とにかくオレに相談してくれ。悩んだり苦しんだりするのは、そのあとからでも遅くない」「とりあえず人に話してみることだ。それでエネルギーをいったん放出できる。いちばんいけないのは、全部自分の内に抱えこむことだ」「食べたかったら、いつでもこの店に来て好きなものを食べていいぞ。勘定はオレに回しておけばいいから」責任が問われるようなことはなかったし、その店で好きなものを頼むようなこともしなかったが。そう言われたことだけで、救われたり報われたりするような感激的な言葉というのも、この世には確かにあるのである。Ｃさんはすでに退職していて、最近では年賀状をやりとりするだけになっている。しかしそのとき語られたいくつかの言葉は、スペシャリテな存在となり、ちょうどマンガの吹き出しのような形で私のそばにいて、いつも自分を励ましてくれているような気がする。キッチン「貝殻」住　　所： 市原市五井金杉１－３４アクセス：白金通り　ダイリン向かい　Ｐ（２台）電話番号：０４３６－２２－９４６６営業時間：１１：３０－１４：００/１７：００－２０：００くらい/定　　休：不定休/客　　席：テーブル３卓/小上がり３卓/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/仲間向き/料金支払：あと払い/カード不可/メニュー：【丼】　　　　　　親子丼５５０/かつ丼７００/牛丼６５０/　　　　　【パスタ・グラタン】　　　　　　ミートソース５５０/ナポリタン５５０/カレースパゲティ５５０/　　　　　　マカロニグラタン６５０/帆立グラタン７００/　　　　　【ご飯もの】　　　　　　カレーライス５５０/カツカレー７００/オムライス５５０/　　　　　　ピラフ５５０/ドライカレー５５０/　　　　　【単品】　　　　　　かきフライ６００/帆立フライ６５０/チキン唐揚６００/　　　　　　ベーコンエッグ５５０/ポークカツ６５０/ハンバーグ６５０/　　　　　【定食】　　　　　　いか生姜焼定食７８０/レバ炒め定食６８０/野菜炒め定食６８０/　　　　　　あじフライ定食６８０/いかフライ定食７８０/　　　　　【飲物】　　　　　　ビール６００/日本酒４００/トマトジュース３００/コーヒー３００/　　　　　　紅茶３００/コーラ３００/ミルク３００/評　　価：☆☆☆☆☆　　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場３）

  2008.07.21

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• もり　功徳庵更科　～ビュンビュン系幹線沿いにて～

  ３５７号線沿いにひっそりとたたずむ「功徳庵更科」に寄らせてもらう。以前来た記憶は、１８年前くらいになるだろうか。久しぶりというよりもそれ以前に、過去の記憶のほとんどが消失していた。シンプルにもりを注文する。別に「本格更科」というメニューがあるのだが、これはそれほど白くなかった。しっかりした細打ちで、きれいに揃っている。つけ汁が少ない。いつものように、ごっそりたっぷりつけると足りなくなりそうなので、途中からそれをセーブしながら食するようになった。極ドライの辛口で、この手の本格派が好きな御仁にはたまらない上物だろう。薬味には、刻みネギ、辛味大根、わさびと付いてくる。わさびが本仕様なのは、うれしい限り。良店だと分かっているのに滅多に利用しないというのには、明確な理由があった。はっきり言ってしまうと、駐車場の問題である。狭いうえ幹線に面しているため、入りにくいこと比類がない。こうなると車利用の食べ歩きニストには、少々つらいものがある。それが気にならないような（超絶車庫入れ名人的な）人、自転車・徒歩圏内の人にはぜひ利用してもらいたいお店である。通りすがり的非情熱・スルー放置状態では、あまりにもったいない。「功徳庵更科」（くどくあん　さらしな）住　　所：千葉市中央区登戸３－１２－１３ アクセス：国道３５７号沿い　Ｐ（２台）　　　　　電話番号：０４３－２４８－１１２８営業時間：１１：３０－１４：３０/１７：３０－２２：００/（平日）　　　　　　１１：３０－１５：００/（日曜日）定　　休：不定休/客　　席：大テーブル１卓/テーブル５卓/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/料金支払：あと払い/メニュー：【冷】　　　　　　もりそば８００/ざる９００/御前更科９００/とり汁そば１２００/　　　　　　とろろそば１３００/納豆そば１３５０/天もり１５００/　　　　　　更科天もり１６００/合い盛り天せいろ１９００/　　　　　【温】　　　　　　かけそば８００/玉子とじ９５０/柏南蛮１３００/おかめ１３００/　　　　　　山かけ１３００/天ぷらそば１４００/上天ぷらそば１８００/　　　　　　鴨南蛮１８００（１１～３月）/　　　　　【うどん】　　　　　　生醤油うどん４５０/鍋焼うどん１４５０/雑煮うどん１２００/　　　　　　カレー南蛮うどん１１００/つけカレー南蛮うどん１２００/　　　　　　煮込うどん１１００/釜あげうどん９００/天付釜あげうどん１５００/　　　　　【丼・ご飯もの】　　　　　　とろとろの親子丼８５０/天丼１４００/天ぷらライス１６００/　　　　　【セット】　　　　　　とろとろ親子丼セット９８０/天丼セット１３５０/　　　　　【つまみ】　　　　　　板わさ６００/鴨燻製７００/鴨丸焼１３００/焼鳥７００/　　　　　　そばがき１１００/天ぷら盛９００/上天ぷら盛１４５０/　　　　　　野菜天ぷら盛１１００/そばせんべい４５０/新香４００/　　　　　　朴葉みそ焼７００/　　　　　【飲物】　　　　　　キリンビール中びん６００/エビス６５０/ノンアルコールビール２５０/　　　　　　景虎６４０/出羽桜７５０/八海山８４０/コーラ２１０/ウーロン２１０/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量４/サービス３．５/雰囲気４/ＣＰ３．５/駐車場２）

  2008.07.20

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• セット　養心亭　～高滝からの素流～

  国分寺の「養心亭」にはいり、Ａセットを頼んだ。三つ揃いがいっぺんにやってくる。しっかりしたボリュームがあった。一品ごとそれぞれ、一人前的な分量がおごられている。ラーメンなど、ただし書きにはきちんと「半ラーメン」とお触れが出ていたはずだが。実際は普通サイズの丼に盛られていた。その代償といってよいのか。具のほうはシンプルを極め、わかめ、メンマ、海苔という庶民派が堂々たる主役を張っている。どこかの国際展示場を思わせるような陸屋根状に、海苔が大胆不敵に伸していた。ものは考えようなので、これは「海苔という超脇役に最大限のスポットライトを浴びせ、主格化した大海苔らーめん」だと思うことにする。まかり間違っても「これがチャーシューだったらどんなに…」とか、妄想を広げないにかぎる。炒飯も、ハム、玉子、グリンピースが具というきわめてすっきりした構成のもの。すこし寂しい気がしないでもないが。ものは捕らえようなので、「雑味のない、イヤ味のない、本来あるべきベーシックな味覚を追求した代物」と思っておこう。野菜炒めは、一切の言い訳やもの捕らえ方の向日的解釈など不必要な、堂々たる一品に仕上がっていた。普通このネタで考えられるスタンダードな具材できちんと構成されている。下手なコンプレックスを持つ必要がない。味つけはじゃっかん濃いめか。満腹派に打ってつけの食スポットといえるだろう。ヘルシー系でも創作系でもない、昔ながらの中華メニューが気軽に楽しめる。驚きはないが、安心・安定感がある。ここに来ると、国分寺「しまむら」の向かい側にあった、今はなき「きりん館」のことをなぜか思い出してしまう。マンガ本の冊数も違うし、小上がりの造りもまったく異なる。なぜそんな連想をしてしまうのか。自分にもよく分からなかった。中華料理「養心亭」(ようしんてい）住　　所：市原市総社１－１２－１７アクセス：国分寺通り　Ｐ（４台）　電話番号：０４３６－２１－６７７５営業時間：１１：３０－１４：００/１７：００－２０：００くらい/定　　休：火曜日/座　　席：カウンター１０席/小上がり５卓/喫煙自由/利用種別：個人向け/家族向け/グループ向け/料金支払：あと払い/メニュー：【麺類】　　　　　　ラーメン５５０/もやしそば６３０/タンメン６３０/味噌ラーメン６３０/　　　　　　チャーシュー麺６５０/かに玉そば７３０/うま煮そば７３０/　　　　　　スタミナラーメン７３０/坦々麺７３０/養心亭ラーメン７３０/　　　　　　豚菜ラーメン８４０/チャンピオンラーメン１１５０/　　　　　【冷麺】　　　　　　冷しつけ麺６３０/冷し中華６８０/朝鮮冷し麺８４０/　　　　　【焼きそば】　　　　　　ソース焼きそば６３０/しょう油焼きそば６３０/特製めん７３０/　　　　　【炒飯】　　　　　　炒飯６３０/五目炒飯６８０/スタミナ炒飯７３０/カニ炒飯７３０/　　　　　【スープ】　　　　　　野菜スープ５２０/ワカメスープ５２０/スープ餃子５２０/　　　　　　玉子スープ６３０/ワンタン６００/　　　　　【ご飯類】　　　　　　ライス２１０/カレーライス６３０/中華丼６３０/焼肉丼７３０/　　　　　　かに玉丼８４０/カツカレー８４０/　　　　　【単品】　　　　　　餃子４２０/あじフライ６３０/オムレツ６３０/野菜炒め６３０/　　　　　　ミックスフライ６３０/にんにくの芽炒め６３０/肉うま煮７３０/　　　　　　八宝菜１０５０/酢豚１５７０/かに玉１５７０/豚足５２０/　　　　　　焼豚盛８００/牛レバ刺７００/カキフライ６００/冷奴３６０/　　　　　【セット】　　　　　　（Ａ）１０５０（炒飯、野菜炒め、半ラーメンorワカメスープ）　　　　　　（Ｂ）８９０（魚フライ、半ラーメン、半ライス）　　　　　　（Ｃ）８４０（野菜炒め、半ラーメン、半ライス）　　　　　【セット】　　　　　　かつ丼・半ラーメンセット８９０/　　　　　　餃子・半ラーメン・ライスセット７８０/　　　　　　オムライス・半ラーメンセット８９０/評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味３．５/量４．５/サービス３．５/雰囲気３．５/ＣＰ４/駐車場３）

  2008.07.19

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  握り　和茶美　〈閉店〉

  店内には、しっとりしたジャズボーカルが流れている。２階の小上がりは掘りこみになっていて、なかなか落ち着くことができる。寿司店という感覚はうすく、ファミリー居酒屋といったほうが的を得ているかもしれない。今回たのんだ「藤」は、上寿司と同レベルの品物というところ。大幅にオーバーハングしている中トロが、大甘でベリースイート。穴子も上質でほろほろ。寿司・蕎麦を中心に、セットが多数用意されている。１貫プライスも明示されているので、安心して食べることができる。無理に注文をつけるとすると、分煙になっていないところと本仕様でないわさびくらいか。店名が「わさび」なので、そこがかえって目についてしまった。曜日によるサービスが、通年で実施されている。火曜日はビール半額。また金曜日は、全品１０パーセントオフ（その他のサービスとの併用は不可）となっていた。クオリティーは安定していて、駐車場も広い。とても利用しやすいお店かと思う。すし・蕎麦「和茶美」【閉店】住　　所：袖ヶ浦市福王台３－２３－４アクセス：国道１６号沿い　養老の滝　ブックオフのとなり　Ｐ（約１７台）電話番号：０４３８－６０－８９００営業時間：１１：００－１４：００/１７：００－２２：００/客　　席：テーブル７卓/小上がり１０卓/（喫煙自由）定　　休：第１、３水曜日/利用種別：個人向き/グループ向き/家族向き/団体向き/料金支払：あと払い/メニュー：【昼】【握り】　　　　　　にぎり柏９９７/にぎり和茶美１３４４/にぎり藤１４４９/　　　　　　にぎり葵２３６２/とろ落ちづくし１０００（限定）/　　　　　【握り・蕎麦セット】　　　　　　漣９９７/光１０５０/海１２６０/千種１３４４/　　　　　【ちらし】　　　　　　海鮮ちらし１０５０/特選１７６４/　　　　　【夜】【握り】　　　　　　にぎり柏１０２９/にぎり藤１５５４/にぎり桐１８９０/　　　　　　にぎり葵２４９９/とろづくし１７６４/　　　　　【握り・蕎麦セット】　　　　　　夕顔１０５０/源氏１５５４/　　　　　【膳物】　　　　　　姫膳１５５４/花の宴１８６９/　　　　　【ちらし】　　　　　　特選１７６４/上ちらし１２３９/　　　　　【刺身】　　　　　　刺身盛り１３４４/おまかせ３点盛り９９８/５点盛り１９４３/　　　　　【つまみ】　　　　　　いか明太３５０/塩辛３６７/手作り濃厚豆腐３９９/鮪たたき５０４/　　　　　【天ぷら】　　　　　　天ぷら盛８１９/きす天３４９/しそチーズ天４５１/　　　　　【単品】　　　　　　かんぱちかま焼４８３/鳥の唐揚６０９/いかの一夜干し６０９/　　　　　　しまほっけ７８７/厚焼玉子３９９/自家製豆腐サラダ６３０/　　　　　　ポテトフライ２９４/帆立バター焼４２０/びんとろ炙り５８８/　　　　　【蕎麦】　　　　　　そば１人盛り５０４/うどん１人盛り５０４/天ぷらそば１０２９/　　　　　【お子様】　　　　　　お子様Ａ５８８/お子様Ｂ７５６/お子様うどん１０５/アイス１０５/　　　　　【デザート】　　　　　　クリームあんみつ５６７/あんみつ４５２/黒みつきな粉アイス２５２/　　　　　　バニラアイス１８９/　　　　　【飲物】　　　　　　生ビール５００/ラガー５００/スーパードライ５００/バクラー３７０/　　　　　　生レモンサワー４３０/梅一輪５５０/　　　　　【コース】（要予約）　　　　　　３１５０/４７２５/５２５０/６８２５/（応談）評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場４．５）

  2008.07.18

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• かつカルカッタ　さぼーる　～実用的な非日常的大盛～

  旧道の「さぼーる」に入った。レストランというより、ほぼ間違いなく喫茶店（それも古き良き時代の大らかな喫茶店）の空気を持っている。カツカルカッタを注文した。「カルカッタ」はこの店独自のネーミングで、ドライカレーの上にルーをかけたＷカレーを総称でそう呼ぶ。大盛りにしてもらう。ものすごい標高を持つ山ではなかったので、見たたとたんはそれほど驚かなかった。しかし実際食べすすめてみると、その難関さがどんより実感できた。中は思い切り羽振りよく、みっしり詰めこまれている。低い山がなかなか減っていかない。ライスをドライカレー仕立てにした効果はたしかにあって、もののみごとに多重スパイシー。ルーのほうがマイルド系なので、これでうまくバランスが取れる感じか。辛みの奥行きが増す。陰影と濃厚さが確実にアップする。（大辛フェチには多少もの足りないかも知れない）とりあえず、完食は果たした。実用的で、利便性に長ける。話題性追求でも、ビックリ系でもない。ただ純粋に庶民的な大盛りを追求しているところに、とても好感が持てた。ガッツリ行きたいときは、候補に入れてよいお店だろう。レストラン「さぼーる」住　　所：木更津市高柳１－４－２アクセス：旧道　Ｐ（約１５台）　電話番号：０４３８－４１－２７３３営業時間：１１：００－１５：００（ＬＯ１４：３０）/　　　　　　１８：００－２１：３０（ＬＯ２１：００）/定　　休：不定休/座　　席：テーブル１２卓（可変）/利用種別：個人向け/家族向け/グループ向け/料金支払：あと払い/カード可/メニュー：【定食】　　　　　　海老フライ定食１４８０/わらじトンカツ定食１２８０/　　　　　　豚生姜焼定食１２８０/とんかつ定食９８０/海老コロ定食７９０/　　　　　　白身魚フライ定食７９０/豚肉のにんにく焼定食１２００/　　　　　　チキンソテー定食９８０/牛焼肉定食１２８０/　　　　　　お楽しみ定食１２８０/　　　　　【スパゲティ】　　　　　　エビスパ１１００/カルボナーラ９００/ボンゴレビアンコ９００/　　　　　　タラコ９００/ミートソース７３０/ナポリタン７３０/　　　　　【丼】　　　　　　中華丼８７０/磯雑炊６００/　　　　　【サラダ】　　　　　　中華唐揚サラダ９３０/生ハムとツナサラダ７８０/　　　　　　わかめサラダ７３０/　　　　　【ライス】　　　　　　ライス２８０/味噌汁２３０/　　　　　【カルカッタ】（ドライカレー＋カレールー）　　　　　　カルカッタ７５０/チキンカツカルカッタ９８０/　　　　　　ハンバーグカルカッタ９８０/海老フライカルカッタ１１５０/　　　　　　カツカルカッタ９８０/　　　　　【カレー】　　　　　　カレーライス６００/ドライカレー７００/海老カレー１１００/　　　　　　ポークかつカレー９００/ハンバーグカレー９００/　　　　　　オムカレー８３０/お子様カレー５５０/　　　　　【ピラフ】　　　　　　ベーコンピラフ７００/海老ピラフ７００/チキンライス７００/　　　　　　オムライス７８０/　　　　　※各大盛り１８０円増/各少なめ３０円引/おかずのみ１００円引/　　　　　【単品】　　　　　　冷奴１５０/フライドポテト４００/　　　　　【デザート】　　　　　　バニラアイス４００/みつ豆４２０/クリームみつ豆４８０/　　　　　　あんみつ５００/クリームあんみつ５５０／チョコサンデー５００/　　　　　　キャラメルサンデー５００/ホットケーキ４００/　　　　　【飲物】　　　　　　ブレンド３８０/アメリカン３８０/紅茶３８０/クリームソーダ４５０/　　　　　　メロンミルク３８０/コカコーラ３８０/トマトジュース３８０/　　　　　　ウーロン茶３５０/ミルクセーキ４５０/生バナナシェイク４５０/　　　　　　スーパードライ（小）４００/アセロラドリンク３８０/　　　　評　　価：☆☆☆☆　　　　　（味４/量４．５/サービス３．５/雰囲気３/ＣＰ４/駐車場５）

  2008.07.17

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  豆乳ラーメン　豆しぼり本郷　～しみじみと～

  良くいえば雛茶屋、悪くいえば地区自治会館のような店がまえなので、入るのに一瞬引いてしまう。それを無理になだめて、とりあえず店の扉をあけてみる。洋式のテーブルはなく、ワンフロアの広大な小上がりのようになっている。厨房側にカウンター席がならび、そのほかは和テーブルがポツポツと置いてある。店名からも、豆腐系がメインであることは伺えた。「豆乳ラーメン」を頼む。味噌の派生種であるらしいが、それとはまた一味違うというふれこみだった。なるほど。実物を見てみると、坦々麺的な胡麻ベースに豆乳系のスープを混ぜこんだような品物だった。乳白に混濁したそれが、複雑に錯綜しながらみごとに溶けこんでいる。実に、小気味がいいくらい素直でまろやかな風味。悪くない。これでもう少し麺がアルデンテだったら、けっこうな逸品になり得るだろう。ラーメン専業ではないのだから、そこまで突っ込むのは酷かも知れない。日を改めて訪れた際に食べた「とろ湯葉丼」は、カット湯葉を和風あんかけにして供した佳品。この素材の持つ素直な淡白さは薄れてしまうが。その代わりに、魅力の別の面を見せてくれていた。（昆布や卵白、とろろの代替素材としても使えるだけの幅広さを兼ね備えている）いわく言いがたい魅力にあふれたお店だと言えるだろう。一度ここの雰囲気に免疫ができてしまうと。不思議にこういうしみじみ系、雛茶屋風情も悪くないと思えてくる。定期的に訪れることになるかも知れない。「とろ湯葉丼」「古代米おかゆセット」「豆しぼり本郷」（まめしぼりほんごう）住　　所：君津市糸川５６１アクセス：地図参照　Ｐ（約１２台）電話番号：０４３９－３７－３７５９/営業時間：１１：３０－１３：３０/１６：００－２１：００/（平日）　　　　　　１１：３０－２１：００/（土日祝）定　　休：水曜日/客　　席：カウンター７席/小上がり７卓/利用種別：個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/宴会向き/メニュー：【麺類】　　　　　　豆乳ラーメン６５０/豆乳スープつけ麺７００/醤油ラーメン４５０/　　　　　　味噌ラーメン５５０/チャーシュー麺６５０/味噌シャーシュー麺７００/　　　　　　焼そば５００/麺大盛５０増/特盛１００増/　　　　　【ご飯もの・定食】　　　　　　古代米おかゆセット７００/親子丼６００/焼鳥丼６００/炒飯６００/　　　　　　かつ丼８００/豚しょうが焼ライス８００/ロースカツライス８００/　　　　　　オムライス８００/とろ湯葉丼８００/　　　　　【一品】　　　　　　小糸川豆腐３００/枡くみ豆腐６００/とろとろゆば６５０/鮪ぶつ５００/　　　　　　揚出し豆腐４００/おとうふ薫４００/デザート豆腐４５０/　　　　　　かきフライ６００/ゆば天ぷら６００/とんかつ６００/　　　　　　本郷ピザ８００/馬刺１２００/テンペ唐揚４００/　　　　　　ゆばくみ鍋１０００/評　　価：☆☆☆☆　　　　（味４/量３．５/サービス４/雰囲気４/ＣＰ４/駐車場４．５）

  2008.07.16

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