5/26,午前9時に熱帯低気圧が台風1号イーウィニャになりました。
中心付近の最大風速(10分)が18mに達し台風の条件である風速17.2m(34ノット、風力8)以上となったため。気圧は1002hPa。
熱低と台風は構造もエネルギー源もまったく同じ。水蒸気が水滴に様態変化するときに放出する潜熱がエネルギーであり、違うのは風速のみ。
5/27、6時には少し発達し最大風速25m、中心気圧は996hPaに深化しました。まもなく向きを変え日本への影響は少ないでしょう。
さて5月の1号は早くもなく、遅くもない。
2016年1号 7/3
2019年1号 1/1
2019年には1/1元日に発生。2016年は7/3でした。台風は気まぐれ。1年中、夏に限らず発生の可能性があります。条件は2つ。海面温度が27℃以上。それとコリオリ(地球の回転力)があること。赤道から北緯5度までコリオリ力はほぼゼロですから台風は発生せず大きな雲ができて毎日スコールが降りthe endとなります。渦ができるためには地球の回転力が必要なのです。
豊富な水蒸気+コリオリ力
水蒸気がどんどん供給され運よく渦ができるとき台風になるのです。熱低のままでthe end ということもたくさんあります。
さて、今夏はラニーニャ現象になる予想でこのときは東アジアのインドネシアやフィリピン付近で低気圧が発達しその影響で台風が多くなりそう。一方、太平洋高気圧も連動して発達し猛暑になりそうです。台風は8月、9月に多い。