今日、散歩中、下肢静脈瘤の人が前方を歩いていたので声をかけた。足の血管が瘤のように浮き上がる症状。痛くもかゆくもないという。
放置するとどうなるの？と聞かれこたえられなかったが、戻って調べると、いろいろ障害が発生するようだ。最悪、歩けなくことも。私、右脚でしたが、5年前、日帰り入院、手術できれいに治りました。自己負担は8000円くらいでした。高額医療費は戻ってきます。
★血栓
下肢静脈瘤は、血液が静脈内で鬱滞しやすくなるために血栓が生じやすい状況を作り出します。下肢静脈瘤に生じる血栓が重篤な状況に繋がることは非常に稀ですが、時に深部静脈血栓症（DVT）が生じることもあり、DVTでは深い静脈に血栓ができ、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
★潰瘍の発生
下肢静脈瘤が進行すると、皮膚の炎症や血液の鬱滞が慢性的に続くため、足の皮下の血流不全となり足に潰瘍を生じることがあります。下肢静脈瘤による潰瘍は、下肢静脈瘤による血流不全を改善しなければ治癒は困難で、長期間放置された潰瘍には感染が生じることもあり、生活に大きな支障を与える可能性もあります。
★血流障害による合併症
下肢の静脈が拡張して血液が逆流する状態が続くと、下肢の血流障害が生じて周囲の組織に栄養や酸素が十分に供給されない状況が起こります。これにより、足の怠さや痛み冷え、神経障害などが生じ、日常生活に影響が生じることがあります。
下肢静脈瘤の専門医、村本外科（札幌医大北側）で手術を受けました。１日だけとはいえ初めての入院でしたがあっというまに終わりました。札幌でもっとも手術の多い先生で安心できます。
合併症や放置後の疾患のことも考えると一度見てもらった方がいいと思います。
静脈瘤クリニック村本外科 011-633-5888
