しろうと自然科学者の自然観察日記

2016/09/25(日)05:15

畑の脇で見かけたイヌタデ。イヌタデの別名は、赤まんま(赤飯)です。粒状の赤紫色の花や実を、赤飯に見立てて名づけられました。北海道での自然観察【その15】。

山野草(1865)

☆約2週間、北海道の旅に出ていましたので、そこで見かけた植物などを紹介しています。第15回は、イヌタデです。 ☆北海道で見かけたタデの仲間の3種類目は、イヌタデです。(2016年9月4日撮影)。 ☆イヌタデは、日本全土に分布し、やや湿った半日陰に多く、道端や野原に生えるタデ科タデ属(イヌタデ属)の1年草です。 ☆イヌタデ(犬蓼)の名は、ヤナギタデに対して、葉に辛みがなく役に立たない(イヌは役に立たないものにつける接頭語)ことから名付けられたそうです。なお、ヤナギタデは、葉が辛いので川魚などの香辛料として利用され、刺身のつまに双葉が添えられることがあるそうです。 ☆イヌタデの別名は、赤まんま(赤飯)です。粒状の赤紫色の花や実を、赤飯に見立てて名づけられました。 ☆花びらのように見えるのは萼片で、5つに深く分かれています。花被片が5つに分かれているのはわかります。雄蕊は8本、雌蕊の花柱は3本ということですが、よくわかりません。花被片は、花の後も残って果実を包むそうです。 ☆イヌタデの花言葉は、「あなたのために役立ちたい」だそうです。名前の由来の「役に立たない」の裏返しで、香辛料として利用されるヤナギタデのように役に立ちたいということで考えられたのでしょうか。

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