『アイ,ロボット』
先々週に試写した『アイ,ロボット』のレビューです。2035年シカゴ。人類の科学が進歩し、数人に一人は人型の使役ロボットを所有するようになっていた。おつかいから子守り、犬の散歩などなんでもこなすロボット。シカゴ市警の刑事スプーナー(ウィル・スミス)の祖母もまたロボットを所有していた。このたび、ロボットメーカーのロボティックスが元来のロボットを超える高性能家庭用ロボットを発売。だが、ロボットを開発したロボット工学博士ラニング(ジェームズ・クロムウェル)が、ロボティックス社内のラボから飛び降りて亡くなるという事件が起こる。博士とは知り合いだったスプーナーが現場に向かうと、博士のラボにはそこから飛び降りたのだろう、突き破られた強化ガラスと彼の開発した新しいロボットNS-5が並んでいた。誰もが博士の死を自殺と断定。だが、スプーナーだけは疑問を抱く。そんなスプーナーをNS-5の一体が襲い、混乱に乗じて街中へ消えていった。なんとかNS-5を逮捕したスプーナーは、博士殺害の犯人としてNS-5を尋問した。自らサニーと名乗ったNS-5は、容疑を否認。彼らロボットには人類の為につくすよう、そして、人に危害を加えることのないよう【ロボットの三原則】がプログラムされているはず。だが、スプーナーはこの新しい高性能ロボットの知能の高さに圧倒されるも、犯人としての疑いを消すことはできなかった。そして、タイミング良くロボティックスの社長がサニーを引き取りに来る。サニーを欠陥品として処分するというのだ。何かを隠そうとしている社長。そしてまた、何かを隠しているサニー。スプーナーは博士の死の裏に隠れる謎を解くために、博士の助手だったカルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)と共に事件の真相をさぐっていく。とにかくウィル・スミスが好きで、ぜひ観たかった作品なんだけどやっぱカッコイイ~♪2035年のシカゴが舞台。フィクションとはいえ、30年後、果たしてこんなふうにロボットが普及してるんだろうか?という疑問はあるけれど、アシモくんとかに人工知能でも埋め込めば、不可能ではないのかな~と思ってみたりもしました。ロボットだけでなく、ほかにも進化していたのがスプーナー刑事の車。自動操縦になってたわよ~。ウィル・スミス演じるスプーナーは、殺人課の刑事なの。でも、ロボット嫌い。過去に辛い経験があるからみたい。彼にはもう一つ秘密があるのだ~~~。でも、これは内緒(  ̄ノ∇ ̄)自殺したラニング博士役はジェームズ・クロムウェル。『ベイブ』でベイブの飼い主さんを演じてアカデミー賞にノミネートされた人。今回は死体役だったけど(笑)スプーナーに協力するカルヴィン博士はブリジット・モイナハン。よく知らない女優さんだけど、たしか『セレンディピティ』で観たような・・・?社長役の人もなんか観たことある顔だったんだよな~~~。街中で見かける従来のロボットはまるで『スターウォーズ』のC-3PO。事件のカギを握るNS-5型のサニーなんかは、顔の表情とかも変えられるようになっていて、ちょっと不気味。もちろんCGなんだけど、そのなめらかな動きの元は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラムのように、全身タイツの人の動きを元にして、自然な動きを表してるんだって。ハラハラドキドキもするけれど、ちょっぴりホロリと来てしまう映画です。科学の脅威というのも感じるかな。◆アイ,ロボット公式サイト◆