はぐれた雲

国道１１号で伊予西条方面へ。
途中のショッピングセンターで買出しをして
キャンプ場へ。

１７時過ぎ　石鎚ふれあいの里キャンプ場到着。
去年テントを張ったサイトは、キャンプファイヤーの準備をしている。
小学生もたくさんいる。
あらら、貸切かと思ったが聞いてみたら、
貸切だといわれた。

近くの加茂川に無料のキャンプ場があるからと紹介されたが、
市街地に近そうなので、そこには行かずに１９４号を南下して山間部へ入っていく。
ツーリングマップルには出てないキャンプ場や、
キャンプ場でなくてもキャンプできる場所があるのでは無いかと思い、
涼しさ求めて走る。

寒風山トンネルまでやってきた。
その名のとおり冷たい風がトンネルから吹き出ている。
無料のトンネルでは日本一長いトンネルだそうだ。
しかし、このトンネル５４３２ｍあるが、前にも後ろにも車がいない。
すれ違う対向車もいない。
高知県に入った。

道の駅木の香で、この辺りのキャンプ場を聞いてみたが、
「よくわからない」という返事。
その辺にテント張ったら・・って答えを秘かに期待していたが・・・。
しょうがなく、１０ｋｍほど南下した「木の根ふれあいの森」を目指して走り出した。
５ｋｍほど走った本川トンネルを抜けたところで、
集中豪雨のような雨。
しばらく進むが、これではキャンプどころか前へ進むのも無理。
幸い、通りかかる車もいないので、トンネルの中でしばらく雨宿りした。
いくぶん小雨になったところでＵターンを決めた。

紹介された河川敷のキャンプ場へ行くことにした。

さっき雨が降り始めた場所を抜けても雨が止まない。
それどころか、激しさ一層だ。
寒風山トンネルを抜けて愛媛県側に出ると雨は止んだ。

ずーと下山して、そのキャンプ場に着いた。
やっぱ、蒸し暑いし、バーベーキューをしているグループもいるし、
にぎやかな感じだ。
テントサイトにバイクを乗り入れられれば、ここでキャンプしていただろう。
駐車場から少し離れたところへテントを張らなければならなかったので、ここはやめた。

ここまで、写真が一枚も無いのは、余裕が無い気持ちの現れです。

まだ明るいので、１１号を東へ行き、新居浜の「市民の森キャンプ場」へ行くことにした。
伊予西条から高速に乗ろうかと思ったら、
１１号が片側２車線で流れが良いので、下から行くことにした。
・・・と思ったら、いきなり流れの悪い片側一車線の渋滞。

１９時３０分ごろ、なんとか薄暮のうちに到着した。
きれいな公園だ。
管理施設はあるが、既に人影は無い。
園内にも人影は無い。
自分ひとりだけだ。
テントサイトを園内地図で確認して、ここでキャンプすることを決める。

人影は無いが、なにかの気配は感じるが、なになのかわからず。

急いでテントを組み立て、近くにあったコンビニへバイクで行く。
氷を買ってきた。

暑さと雨とキャンプ場探しで転々としたことで、
だいぶん心が折れている。
晩飯を作る気力もないし、
ゴミを捨てるのも面倒なので、弁当も買わなかった。

テントへ戻り、
折りたたみのバケツに水と氷を入れて、
５時前に買ったビールを冷やす。

テントを張っているときには暗くて気づかなかったのですが、
テントサイトの前には看板が立っていました。
そこには・・・「カブトムシの森」

８時３０分頃になると、どこからともなく親子連れがライト片手に次々とやってきて、
カブトムシを取りに来ました。

このキャンプ場は、近隣の家からも近くて、公園のような「市民の森」だから、
夜にヒトが来てもおかしくない。
どちらかといえば、キャンプしているほうがおかしいといった雰囲気。
とくに、ちゃんと手続きをしてキャンプしているわけでは無いので、
若干後ろめたさもある。

親子がこちらを見る視線が痛いのです。
向こうにしてみれば、「変なヒトがキャンプしてる・・」なのでしょう。
変なヒトには違いないかもしれないが、
不審者に思われないよう、笑顔で「こんばんわ」と挨拶します。

もう、ビール飲んで寝よう。


明け方に昆虫採集がやってくると落ち着かないので、４時３０分には起きて撤収しよう。

ブヨがテントの中に進入していた。
知らない間に、足がボコボコだ。


本日走行距離　３６０ｋｍ
家を出てから、１２４１．２ｋｍ