テーマ:暮らしを楽しむ(383640)
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ひと月ほど前、子供用の小さな自転車を資源回収に出した。
そして、ひとつ大きな自転車を買った。 子供と言うのは自転車が大好きだ。 夏休みには何か理由をつけては自転車を乗り回していた。 子供がはじめて自転車に乗る時、彼の行動範囲は劇的に広がる。 今までは徒歩でしか行動できなかった、あるいは親の車に乗るしかなかったのだが、自分でハンドルを握り、自分で行く先を選ぶことができる。自分の足で進むことができる。 彼は大いなる自由を手に入れたのだ! 私も自転車を持っている。 もう10年ほど前に通勤のためにホームセンターで買った、なんちゃってMTBだ。 今は自転車で通うと運動不足になるような距離なので、自転車の出番が少ない。何年も半分忘れられた存在になっていた。 あまりに子供が楽しそうに自転車に乗るものだから、私も久しぶりというか、この自転車を買って10年目にして初めて遠乗りをしてみた。 10年もかえりみることがなかったのに、どこもわるいところはない。ブレーキもよく効く。この10年でかかったコストは1度パンクして町の自転車屋のおじさんに直してもらったことだけだ。1000円くらいだっただろうか。 常にガソリンを食い、車検や税金も発生する車とは大違いだ。 自転車というのは、長く乗っていたり、坂を上ったり、速くこいだりすると、それに応じて体に負担がかかる。 体がほてり、風が全身を包む。 それがものすごく新鮮だ。 車というのはどれだけスピードを出しても疲れない。 窓を閉めてエアコンを入れており風も変化しない。 長く運転していても、せいぜい神経と右の足首が疲れるだけだ。 人間と大地の間に動力を挟むことによって、人間と自然が切り離されてしまっている。 自転車で息を切らせて、坂を上り、風を切って下っていくのは本当に新鮮だ。長く乗ってくたくたに疲れるのって本当に新鮮だ。 自転車っていいなぁと改めて思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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