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テーマ:障害児と生きる日常(4431)
カテゴリ:ラグビー本舗
公式戦初戦。
右隅になだれ込むようにトライ! と、その瞬間に場内が沸いた。 気がつけば、こちら側のサイドは人で埋まっていた。 コの字を書くように、こちらのベンチサイドから、インゴール、そして逆側の向こう正面まで。 トライの瞬間に大歓声が地鳴りに近くなった状態で大騒ぎになった。 驚いた。 生徒と相手を凝視していたおかげで、自分たちのギャラリーに気がつかなかった視野の狭い監督。 100人??いや、150~200人のギャラリー。 特に、彼らの事を知っているファンの方々は大喜びしてくれた。 決してエリートではない。ともすれば、高等学校段階の学校に行くことも諦めそうになった部員達。 そして、試合には知的障害を持った生徒も出ている。 まさか、高等学校のラグビーの大会に出場するとは保護者も夢にも思っていなかっただろう。 そういった彼らの詳しい状況を知っているファンも少なくない。 ましてや今回は怪我人や病人がいて、メンバーチェンジも忙しい総力戦ともなった。 ある生徒の保護者は、嬉しさのあまりに言葉にならぬ言葉で試合後に声をかけてくれた。 その保護者の子どもは「ウォーターボーイ」としてチームのために頑張っていたのだが、 みんながチームの保護者となったのだ。 「かっこいいよな!あいつら!!本当にかっこいいぜ!」 こんな言葉も聞かれた。これは本校の教員家族から、、、 確かに、学校での昼行灯状態とは比べものにならない。 知り合いを連れてきた保護者もいる。 年輩の日本大学ラグビー部OBである方々も、「良い試合を見せてもらったよ」と満足げにお帰りになった。 全てに感謝である。 花園常連、日本代表、ワールドカップ、関東大会、決勝戦はテレビ中継、、、 上記いろいろな称号はあるし、それはそれで大変素晴らしいけれど、 これも一つだと思っている。 「大勢のファンが試合に集まるチーム」 だから故に大感謝であり、その感謝には、しっかりとした教育でお返ししたい。 みなさんから受けた恩は、彼らの成長という形で返さなければ。 「恩は継ぐもの」だから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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