|
テーマ:障害児と生きる日常(4432)
カテゴリ:障害って?
彼は、知的障害を持った生徒。
彼は、本当は違う部に入る予定だった。 彼と、彼のお母さんに私は言った。 「競技の種類はどうでもいいんです。 大人数でいろいろな人間性が渦巻く集団に入れることが大事なのです。」 彼は、ラグビー部に入ってきた。 あれから1年半。 彼は、意気揚々と部活に参加している。 彼は、帰宅後も仲間に関しての話しをする。 彼は、炎天下の部活も極寒の部活も楽しいと兄弟に話す。 彼は、ボキャブラリーが増えた。仲間との会話が多いからだ。 そして、気を遣うことも覚えた。縦関係のある部活にいるから。 電車の乗り継ぎや、とっさの事故の時も慌てずに連絡をよこす。 そういう部の規則だから。 合宿に行くと、配膳準備や洗濯物、風呂の準備や後片付け、サッサとこなす。 そういう部だから。 強くなることにはほど遠い。でも、彼の成長は何ものにも代え難い。 今日、その母親と話しをした。 「ね!よかったでしょう!?」 頷きながら涙を目にためる母親。 校内実習を黙々と行う我が子を見て、、、 競技ではない。 そこで何を学ぶかが部活のあり方だと思う。 彼が今年の新年に書いてきた書き初めは、、、 「仲間」 彼が自分ですぐに決めたという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[障害って?] カテゴリの最新記事
|
|