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January 18, 2006
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干渉と過干渉の違いというのも難しい。しかしここに線引きができていると親は子育てに自信が持てる。

干渉というのは「教え、躾けること」である。

何を「教え、躾けること」かというと、

教える…「寝ること」「食べること」「話すこと」の3つ

躾ける…「あいさつをする」「返事をする」「履物をそろえる」の3つ

であると私は考えている。

もっとも「躾け」の3つは私の考えではない。森信三先生の著書を読むと何度もこの話が出てくる。向山洋一先生や野口芳宏先生の著書にも出てくる。「躾け」の王道であろう。

近年、子どもが「荒れる」とか「キレる」ようになったという話を聞く。その原因をテレビで教育評論家みたいな方がコメントしているのを見かけるが、ほとんどが根拠のあまり無い、思いつきレベルのことを話している場合が多い。

曰く「子どもとの対話が減った」、曰く「今の日本の社会の云々…」こういうのはほとんどが的外れだ。これらも小さな原因であろうが根本的な原因ではない。

人間は寝る時間と起きる時間が不規則になれば自律神経が乱れ、心が不安定になる。実はこういうことが根本的な原因であったりする。

先日ごうまじまじ先生が「夕寝」が子どもが乱れていく原因だとブログに書いておられた。素晴らしい洞察だと思う。「夕寝」の原因はまさに夜更かしである。自律神経の乱れの根源である。

受験生の中には、受験前に気持ちが不安定になる子も出てくる。夜中に勉強しているときに、急に泣き叫んで、問題集を壁に投げつけたりなどして、「もういやー!」なんて言い出して、親がびっくりして電話をしてこられる。

お母さまは「少しゆっくりさせてあげないといけないのでしょうか?」「私たちが追い詰めすぎたのでしょうか?」などと大変心配されるが、こういう場合、ほとんどは自律神経の乱れが原因で、その乱れは「眠る時間」が不規則なことから生まれる。

「睡眠時間」は、充分に取るにこしたことはないが、就寝、起床の時間が規則正しければ、少々の睡眠不足はそんなにダメージを与えることはない。問題は次のようなケースだ。

ある日は根を詰めて朝の4時まで勉強して、ほとんど寝ずに学校へ行った。帰ってくると眠たいのですぐにとりあえず寝てしまった。午後8時ごろ起きてきてご飯を食べ、10時ごろから勉強を始め、寝付けないので朝まで…

こういうことが続くと、とたんに心が不安定になる。お母さまに「睡眠が不規則ではありませんか?」とお尋ねすると、間違いなく「ええ、実は…」ということになる。こちらの言うことがズバズバあてはまるので、よく当たる占い師のような目で見られてしまう。

「お母さん、勉強は本人がしていないと不安というのでしたら、させてあげてください。ただし就寝時間と起床時間は絶対に決めてください。それで数日したらケロッとされますよ。」

このようにアドバイスすると、今までの私の経験では、本人はすっと落ち着く。

長い受験勉強を乗り越える強い心は正しい生活を作り上げることから始まる。先人のいう「生活の乱れは心の乱れ」というのは本当だ。

このようなことは、「勉強しなさい」という以上に、親として行うべき大切な「干渉」なのだ。

つづく





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Last updated  January 18, 2006 11:33:10 AM



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