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January 12, 2007
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カテゴリ:教育

学力を伸ばすには、「習熟度別クラス」がよい。なぜなら、それぞれの学力に合わせて指導ができ、生徒の力を伸ばしやすい。

そのような意見が大勢を占めている。(一部批判はある)

しかしながら、私は「習熟度別クラス」というのは、使いこなしがとても難しいと考えている。それは、メリットとデメリットをよく認識した上で、使いこなされるべきだと思う。

私は全国の塾講師の中でも、極端な習熟度別クラスを経験していると思う。一般的に塾で習熟度別クラスを採用している場合でも、クラス数は2~5位までではないか。

私は16年前に「10クラス」の習熟度別クラスを経験しているのである。

10クラスに分けると、学力層は相当細分化される。理屈では細やかにクラスを分ければ手厚い指導ができて学力を伸ばせそうなのであるが、「劇的」な効果は果たしてあっただろうかと思う。

「習熟度別クラス」への疑いを、理論や理屈ではなく、「体験」として、強く思ったのは、いまから5年ほど前のことである。勤めていた塾で新しい校舎を出したときに、中途募集した中2のクラスを教えたときのことだ。

中2は新規開校校舎だったので、1クラスしか作ることができなかった。30人ほどの生徒を1クラスで指導したが、全員が全員、とてもよく伸びた。

クラスに在籍していた生徒の中には、東大寺学園や西大和学園を合格した生徒や、県立の香芝高校に進学した子までがいた。奈良県の塾の先生なら大層驚かれることだろう。「ええ、そんなクラスが成り立つの?」と思われるはずである。

厳密に言うと、その学年は、基本は1クラスでの指導だったのであるが、3年になったときには教科により、クラスを分けた。受験する学校を考慮に入れて2クラスにしたのである。つまり「原則1クラス」を採用し、必要なときには習熟度、あるいは目的別(受験校対応)でクラスを分けたのだ。

このクラスは学力の伸び方も、そして合格率も、他の校舎と比べて圧倒的に高かった記憶がある。この結果を見たときに、「習熟度別クラス」への疑念が湧いてきたのである。

現在SORAで教えている中3生も1クラスである。学力の幅はとても広い。学校の定期試験では480点~350点くらいの子が在籍している。しかしながら、全員が全員よく伸びていると思う。

私たちの指導力が高いから?

私はそれだけではないと思っている。(もちろん私たちの指導力も高いと思っている。)

いくつか「習熟度別クラス」のデメリットを考えてみた。

(つづく)

 

 






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Last updated  January 12, 2007 10:03:23 AM
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