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February 22, 2007
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カテゴリ:子育て・家庭教育

あれだけ幼稚園が好きだった息子が、最近行くのを渋るときがある。時折「行きたくないな」とまで言うことがあるらしい。私はそのセリフを聞いたことがないのだが、家内から聞かされた。

どうやらちょっと「いじわる」なおともだちがいるらしい。もちろん子ども同士のことなのでそういう些細なトラブルやもめごとはあることだろう。そういう中で子どもたちは成長していく。見守っていくことが大切である。時世がら「いじめ」なんていう言葉に敏感になりすぎて、こういうことに親が介入していくことが多いが、そういうのは避けるべきだ。

「介入」は避けるべきだが、事情を知っておくのは親の務めである。家内はそういう息子のことを先生に話し、先生からもお話を聞かせていただいた。ある場面で息子が逆に迷惑を他のお子さんにかけていることだってあるかもしれないのだ。

そこでの先生からのお話で、自分の息子の意外な部分を知ることができた。こういう事柄があったからこそ、先生ともしっかりお話ができて分かったことであると言える。

例えば、息子は外では「気を使う子」らしいのである。

息子のことをマイペースな能天気な子と両親は思っていたので、とても驚いた。(特に私は)そう言えば、息子は母親に「嫌なこととか、困ったことがあったらお父さんやお母さんに言うねんで」と言われたときにこう言ったそうである。

「でも、いったらおとうさんとおかあさんがかなしむから・・・」

私は恥ずかしながらびっくり仰天した。息子は「仮面ライダー電王」を見ながら、「電王」になりきって襖にキックしている傍らでこんなことを考えていたのだ。

私は今回のことを神様に感謝しなければならない。ただ単にこういう「事件」が息子の心の成長のために不可欠なことだからと言うだけでなく、私が親として息子の内面やその成長について深く知ることができたからである。

成長していく中で「心の痛み」や「不条理なことに苦しむ」ことは絶対必要なことである。私は生徒に「人は苦しみの中からしか学べない」と言う言葉を言うが、それは大人でも、中学生でも、4歳の子どもでもそうなのだと思う。

小さな小さな「心」が「痛み」や「苦しみ」と戦っている。それは息子にとっては辛いことだろうが、それは必要なことなのだ。

親もまた「痛み」と戦うことで、親として成長しているのだろう。私は呑気な男親なので、多少こういうことに俯瞰して見ることができるが、家内はそうではない。私の何倍も苦しんでいるのだと思う。

そして私達は学ぶ。息子を慕ってくれる年下の女の子が遊びに来てくれたその有り難さを想う。今朝、息子にアンパンマンのお手紙をくれた年長組の女の子の何気ない行動がとても嬉しい。(息子は女の子に人気があるのか(笑)?)

別に息子は幼稚園を一日でも休んだわけでもなく、日々の生活の中で時折影を見せるだけなのであるので、大げさといえばそうである。しかし息子の成長のためには必要なことだと知りつつ、明るい光だけの世界に時折影が差すようになったのを見るのは辛いものだ。

 

自分が嫌な思いをしていることを一通り話した後、息子は母親にこう言ったそうである。

 

「はい、このはなしはこれでおわりな」

 

 

 

 

 



 






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Last updated  February 22, 2007 02:46:23 PM
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