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2007/03/26
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野村万作・萬斎 狂言公演   平成19年3月24日(土) 午後2時開演  びわ湖ホール

           1.解説      石田幸雄
        2.「清水座頭」    座頭:野村万作
                     瞽女:野村萬斎

        3. 「鈍太郎」    鈍太郎:野村万之介
                   下京の女:深田博冶
                   上京の女:高野和憲

        4.「鬼の継子」    鬼 :野村萬斎
                     女 :石田幸雄
  敬称略



今回の狂言公演は「男と女の道行」というテーマが掲げられていて、照明・音響効果を使った劇場バージョン!という触れ込みでした。

なるほど~。舞台設置もいつもと違う~。
いつもは能楽堂に似せて短めの橋掛かりがあり舞台板は左寄りで、バックには鏡板(松の絵の描いた板)がある。

だけど、今回はほぼ中央に舞台板があって、目付け柱等は一切なく、両端に出入り口。
そして、左斜め前方に花道が設えてありました。
後ろは黒い幕で覆われていて、狂言の舞台に見えるようで見えない。

時間になって石田さんが左の袖から出て来られて、拍手が起こり、
「え~。毎度おなじみのびわ湖ホールの公演となりました。
今回はいつもの舞台と様子が違っています。
“男と女の道行”というテーマをつけて、照明や音響を使って、いつもとは一味違った舞台になっています。
『見る』というよりは、『鑑賞』に近いかもしれませんね。
入り口も左右と花道。。それから他にもまだあるかもしれません。
そして、今回は舞台上部に字幕が出ます。
ちょっとお断りしておかなくてはいけないのですが。。
前の方にいらっしゃる方は、狂言の舞台に何度も来られて慣れている方が多いと思うのですが。。
3列目くらいまでのお客様には、字幕が見えにくくなっています(⌒-⌒;)
幸い、こちら(びわ湖ホール)で作って下さったパンフレットに謡いが載っていますので、どんな字幕が出ているのか、ご覧になれなくてもいいのですが、ちょっとご不便をかけるかもしれません。

この劇場バージョンは野村萬斎プロデュースで過去にスペース・ゼロで公演したものです。
今回は、それを少しバージョンアップしてお見せしたいと思います。

そして、どの曲にも女が出て来ます。
狂言の女といいますと、『わわしい女』と言われることが多いですが、今日の女性はどれも比較的『若い女』という設定です。

そして、「桜」もテーマになっています。
これから花見の季節ですが、桜は花見のような華やかなイメージだけでなく、夜桜とか、花散る桜とか、妖しさや儚さという所も感じてもらえたらと思います。

演者がどんなメッセージを送っていても、どう感じるかはお客さん次第ですので、何か意図があるのかな?と思いながら見ていただけたらと思います。

最初は「清水座頭」をご覧になっていただきますが。。
はっきり申し上げて、笑う所はございません。
『今日は、狂言で思いっきりお腹抱えて笑ってやろう~』と思って来られた方はフラストレーションが溜まると思います。

次の狂言は笑うシーンもありますので、それまでご辛抱願います。

それでは、時間が来ました。ごゆっくり楽しんで下さい』



今年は劇場バージョン公演ということで、石田さんの解説もちょっぴり堅苦しく、演目紹介もあまりされず、あっさりしていたように思います。
でも、字幕や舞台装置の説明を聞いていると、否応もなく期待度が高まりました♪

私はちょうど3列目にいたので、ほんに字幕を読むとき、首を上部に向けないと読めなくて、そうすると舞台の演者が見れない訳で。。
でも字幕も読みたい!演者も見たい! と、字幕が出てる時は暫く首の運動を繰り返していました(⌒-⌒;)

石田さんの解説後、「清水座頭」の狂言が始まった訳ですが、いつもの舞台には有り得ない、「会場真っ暗!」状態になり、ビクビク~ o(≧ω≦)o

さて、演目の詳しいレポはまた後ほどUPしますので、またお付き合い下さいね♪






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最終更新日  2007/03/26 02:51:58 PM
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