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2009/07/27
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カテゴリ:陰陽師大好き♪

「・・われらは、そなたの仲間でおじゃりまするぞ・・」

映画「陰陽師2」で左大弁:三善行憲(みよしゆきのり)役を演じられた山田辰夫さんが、26日にお亡くなりになったという。
胃ガンを患われていたそうで、まだ53歳という若さでした。

「陰陽師2」のみならず、脇役として数々の作品で良い味を出されていましたよね。
私は未見なんですが、アカデミー賞の外国映画部門に輝いた「おくりびと」にもご出演されていて、良い演技をなさっているそうです。

「陰陽師2」ではね。甲高い声で話す宮廷官僚で、初めて映画を見たとき、その第一声に思わず噴出してしまった。
2度ほど、中井貴一さん演じる『幻角』に対して「おじゃる言葉」を使われていて、それがキャラに良く似合っていて印象に残っています。

冒頭のセリフは、スサノオを甦らせた幻角が「アメノムラクモノ剣」を取り戻す為に、スサノオと供に宮中に乗り込み、スサノオに命じて人を平然と傷つけてゆく幻角に対して左大弁が発したものです。

出雲の国を滅ぼされ、大切な宝剣を朝廷に奪われた幻角にとって、都の雅な世界に住む輩ほど虫唾の走るものはなかったと思います。
そんな彼らが使う「おじゃりまするぞ」
幻角は軽蔑の心を込めて、「おじゃりまするぞ~? そなたらは都人。雅の世界よの~」と切り返しています。

藤原家に出世を阻まれ、何とか台頭しようと画策する哀れな都人を、山田辰夫さんはインパクトある演技で魅せて下さいました。

「おじゃりまするぞ」
山田さんのご冥福をお祈りいたします。合掌。






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最終更新日  2009/07/27 10:55:01 PM
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