カテゴリ:俳句
『NHK俳句』 兼題 百千鳥 選者 稲畑汀子 この村のみんながみんな着ぶくれて 三島市 市川純子 私は、これで一人一人の体臭を感じてしまった。まあ、実際に匂いが感じられることはほとんどないのだろうが、いつもだいたい同じ服を重ね着しているのだろうから、服には自然と体臭が染みつくものである。 作者はみんなの“太った”感じが面白くて句にしたのかもしれないが、私は一人一人の個性のようなものを感じてしまうのであった。私にとっては、言葉には全然なっていないものが感じられてしまうという、大変おもしろい句である。 次は、添削コーナー。 百千鳥 静かに老ゆる 二人して →百千鳥 静かに老いて ゆく二人 百千鳥とは、たくさんの鳥のこと。春になると、確かに鳥はたくさん集まって賑やかである。そして、この句のよさは対比の妙である。添削後のほうが、なんとなく寂しさを感じさせる。百千が最初で最後が二人という対比も、この句自体が賑やかさから寂しさへの一直線の変化を感じさせておもしい。そして、百千鳥は元気な子どもたちを連想させる。 さて、こんな名句も取り上げられていた。 散るさくら 残るさくらも 散るさくら 良寛 散るのがちょっと早いか遅いかだけの違い。さくらはいつか散るものだ。ううん、諸行無常だなあ。(u_u; ・・・でも、桜井和空は永遠に不滅です!(笑) ところで、『NHK俳句』のほうは、司会者は去年に引き続き杉浦圭子さん。春だからというのもあるんだろうけど、杉浦さんも華やかでした。がんばってください。 《NHK俳句のホームページ》も出来ました。 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 無料メルマガ『皇位継承Q&A』創刊!そして、皇位継承問題に無関心な知人の方にも ご紹介・ご推薦いただけると幸いです。 ↓ネット世論はこんな感じ。 《皇位継承あなたの意見は?》 私の第2ブログ「時事評論@和の空間」もよろしく 皇位継承に関する記事の連載です。この問題は未来の日本のゆくえを左右するほど重大な問題ですので、いままで以上に力を入れて書きます。ぜひ御覧ください。 目次 ブログ散策:天皇制の危機 も合わせて御覧ください。 ブログをもっている人は、ぜひ女系天皇反対をアピールしましょう。一人でも多くの人の目に触れて広く国民に注意を喚起することが大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月22日 00時11分44秒
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