テーマ:俳句(532)
カテゴリ:俳句
『NHK俳句』2008年5月号のその他もろもろの句から、私の注目したものにコメント。 鹿と顔並べて観るや薪能興福寺南大門跡で行なわれている薪能。まさか自分のすぐ隣に鹿がいたわけでもあるまいが、ちょっとユーモラスだ。とはいえ、鹿は神の使いともされているから、神もまた一緒に能を観ているとすれば、なかなか幽玄な出来事かも。(^^ゞ その塵とりをどけて、蟻が右往左往する様子を見てみたいという衝動に駆られるσ(^^; わが夜長 森の夜長とつながれり『八十路』から。これくらいの老齢になると、森の夜長も死の静けさ・安らかさのようなイメージと重なるのだろうか。なかなか深みのある句だと思う。 子燕のこぼれむばかり こぼれざる巣の中でひしめき合っているのに落ちないんだよな。(^^ゞ 大空の濁りしままに春の暮春のもやもやした空気の中で日が暮れていく。なんかこうスッキリしない春の日ってあるよな。 藤垂れてわが誕生日むらさきに青邨は5月10日生まれ。藤棚の紫をたっぷり満喫して、その日を楽しんだのだろう。 《『NHK俳句』のホームページ》 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
|