テーマ:人間関係(937)
カテゴリ:カテゴリ未分類
新人の私は、書類の勝手がわからず探すのもトロかった。
今はパキパキ動けるようになってる。コツを得たな。 自分の席から、常務の席は遠いんだけど。 その書類を探す時は隣にいかなくてはならない。 常務はちっともいいガタイをしてる訳じゃないけど。 少しイカめしい顔をしている。ぶすっとしてる感じかね? トロイ私をいつもジーっと見てるのだ。 視線が後を追ってきていた。おぉっ、やべーよ! 朝のお茶を入れ机の上に置いた時 『私の湯のみが一番、格好いいだろう』と言った。 『はい、そう思います』と私はニッコリした。 きっと、常務は自分が女の子からどう思われてるのか知っ てるのだ。どうにか、面白い事は言わなくては…。 意外と、勇気のいる一言だったんじゃないかと思う。 何となく私には、ソレがわかった。 私のニッコリを見て、安心した表情があったからねぇ。 言葉もキツいのだ、常時。皆に対して。 でも一人くらいそうゆう人がいた方がいいからね。 会社ってさ。だから、嫌いではないな。 その後の日中、私は切れの悪い裁断機で手間取っていると。 『そんなんじゃ、指きってしまうじゃないか。こうやる んだ』 心配して、席立って来てくれたって訳だなぁ。 お、優しいじゃん。気にしてくれてるのねっっ! こうゆう表現の仕方は、何だか可愛いじゃないか。うむ。 きっと優しい人だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|