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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:小説感想
J毛新聞で連載されていた京極夏彦の時代小説「数えずの井戸」が最終回を迎えました。
番町皿屋敷を題材にした小説で、「嗤う伊右衛門」「覗き小平次」に続く江戸怪談シリーズの三作目になります。 自宅はY売新聞なので本来なら本になるまで読めないところですが、仕事の一環として読む機会に恵まれました。 毎日、登場人物の考え方にイライラしながら読んでました。 菊はトロくてボケてるし、播磨は覇気がないし、菊の幼馴染の三平もノロマだし、数えるの数えないの足りるの足りないのと全員グルグルといつまでもグズグズしやがって そんな中で、播磨の許婚(候補?)である吉羅はわりと好きでした。苦労を知らないお嬢様ですが「欲しいものは手に入れるが、無理はしない」という分りやすいところが良かった。あと播磨の従者の「自分の嗜好よりも人に褒められる(喜ばれる)事を優先する」性格は理解できなくもないかな? ずっと「家宝の皿」と人物の名前以外、番町皿屋敷っぽいところが出てこなくて「?」でした。最終章でやっと知っている話になった、という感じです(;^_^A 本になったら加筆修正あるだろうから、読んで比べてみようかな?でも、その頃には連載された方を忘れてそう 京極夏彦の世界 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.03 19:40:04
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