白鵬VS朝青龍 また座布団が飛んだ。
横綱同士の相星決戦、制したのは白鵬だった。その瞬間、白鳳は口をへの字に結び、目が潤んでいた。またまた,座布団が館内を乱れ飛んだ。懲罰による二場所出場停止明けの朝青龍、彼がこのまま優勝したら全部がパーになるという事だろう。我ら何のための努力、なんの為の精進なのだ。白鵬も そこを意識した。「負けられない」観客もそういう意識だ。「あんな奴に優勝させるな」「相撲道に楯突く男に優勝させてはいけない」こういう気分を背負って 白鵬は戦った。白熱の決戦の後、正義は勝った。「ざまあ見ろ、朝青龍」「白鵬よくやった」コレが座布団の意味かもしれない。相撲協会は胸を撫で下ろす。正義は勝つ。怠け者は結局、最後の最後に敗北する。このような仮説が貫徹できた。良かったね。