とにかく俺にまかせろ！

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• 塾を移って

  早くも一ヶ月が過ぎた。それと同時に若い塾が故の問題点も見えてきた。今後のために改善しなければならない点が多々ある。これは根拠のない直感のようなものなのだけど、ちょっと良くない方向に向かっているような気がする。自分がまだ外側の視点を持っているうちに思ったことをきちんと伝えようと思う。何事もそうなのだが、商売をするなら特に道の真ん中を堂々と歩いていくべきだ。後ろめたいことや、道から逸れるようなことをすれば自分の身に降りかかる。僕はそれを以前の塾で嫌というほど学んだ。だから今は損を取って得を取る。そういう方向に軌道を修正させたい。そして、正しい道を堂々と歩きたい。継続してこれからもそこに在り続けるために。

  Nov 9, 2007

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• そりゃ駄目だわ

  今日はもうどうしようもないくらいに落ち込んでいる。立て直すというのは本当に難しい。人間これまでやってきたやり方はそう簡単には変えられない。体質改善には時間がかかる。でも、僕にはその時間すらない。だから後２ヶ月に全てを注ぎ込む。そして、結果を出してみせる。そうすれば完治させる時間は稼げるはずだから。その後のことはもう考えない。そうしなければ気力が持たない･･･。一丁前なのはプライドだけ･･･？ある意味、ゼロから始めた方がはるかに楽だと思う。こんなもんじゃ負けないけどね。

  May 1, 2006

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• 公立塾

  最近ブログでホットな「公立塾」教材会社の方と話した時にもこの話題が出た。うちの県ではまだないけど、そのうち出来るのかもしれない。ま、出来たからって「だから何？」って感じはする。僕はもともと塾に通える子と通えない子の格差が広がるのが嫌だったので歓迎したいくらいだ。公務員の天下りだろうがなんだろうが、結果として困っている生徒が１人でも助けられるのなら良いことだと思う。ただ、気になることはある。教師をン十年とやってきた人の教務力を疑っているわけではないけど、果たしてそれだけでやっていけるのかな。自分が中・高の時を思い出しても、年を取った先生ほど授業がつまらなかった。勿論、例外もあるけどその確率は高いと思っている。加えて塾はサービス業だ。募集しなくても通ってくれる学校とは違う。経済的にやっていけるのかな。あ、税金使うのか･･･。やっぱ反対しときます(笑)そんなわけで僕は公立塾を脅威とは思っていない。今、一番の脅威は他のお稽古事か部活です(笑)そういうのも確かに大事なんだけどね。せめて３年生は勉強を優先してほしいなというのが本音。

  Apr 19, 2006

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• もう１本！

  前言撤回。やっぱり昔書いたものを載せても気持ちが乗らない。大体、読んでくれる人に対して失礼だ。下手でも荒い文章でも生の気持ちで書くから価値がある。そこを見失っては続ける意味がない。というわけで、もう１本書くことにしました。変な固定観念は捨てて、新しいものを考えたい。例えば広告。はっきり言って塾のチラシなんてどこもそんなに変わらない。書いているのはコースと値段。生徒の声。どれもこれも見てて面白くない。押し付けがましい広告には僕自身がうんざりだ。だったら逆に「これ･･･塾のチラシなの？」と言われるくらいのもので対抗したい。色々ネタはあるのだ。まずは入学式用に作ったものを今日中に全部使ってしまう。チラシは貰ってうれしいものじゃないといけない。もっと言えば「欲しいからください」と言われるものでなくてはならない。そういう意味でブログは良い実験になっている。無駄な時間はない。しっかり活かさないとね。書きますよ～。ただし、手書きは無理だけど(笑)あ、そういえばこの間「成績を上げなきゃ塾じゃない！」を使っている塾があったので驚いた。マッチ先生、パクられてます。

  Apr 12, 2006

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• アンケートと反省

  今日春期講習が終わった子たちにアンケートを書いてもらった。これがまた嬉しいことを書いてくれていて思わず頬が緩んでしまった。ただ、問題点もある。春期講習の問題の量についてだ。とても４５分間で終わる量ではなかった。おまけに小テストも量が多すぎて時間内に全部解けない。解く側・受ける側に立って考えていないからそうなる。ベテランの先生方はその視点が決定的に欠けているように思う。「良問を少なく」が僕の考えるベストの講義だ。コツを掴んだ後は自習で量をこなせば良い。今回はもう準備が出来てからの参加だったので教材にタッチしなかったから良く分からないが、あまり良い教材ではないな、というのが正直な印象。その辺りも含めて、今回の反省はきちんとフィードバックしないとね。

  Apr 5, 2006

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• 後ちょっとだ

  今日で中２・３生が終わりなのでやっと春期講習も落ち着く。この２週間は本当にキツかったが、何とか持ちこたえることが出来た。この辺で１日くらい頭を空っぽにして休みたいなぁ。まぁやることは山のようにあるので、無理だけど(笑)とにかく、これで動けるようになる。春からはガンガン仕掛けていきたい。中学部を伸ばすと同時に高校部と小学部に力を入れていく。そのためのシステムを構築中だ。うちの場合、商品はすでにある。足りないのはシステム面とアピール力だけなのだ。外からやってきた僕には良く分かる。中の人間が思っているほど、その塾は知られていない。その辺をクリア出来れば、後は実力だけの勝負になる。特に小学部に関しては絶対に公○を超えたいね…。そして、そこから大学入試への道を切り開いていきたい。

  Apr 5, 2006

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• 中１スタート

  今日から中１生が春期講習に参加した。さすがにこの前まで小学生だっただけあって皆元気いっぱいだ。笑いも取れたし、初回としてはまずまずの出来具合だったと思う。嬉しかったのは帰ってからお母さんに「楽しかった！」と報告してくれたことだ。お母さんから行くまでは嫌がっていたと聞いていたので非常に嬉しかった。しかも、そのおかげで高校生のお姉さんも入塾してくれた。うん。最近は本当に良い感じになってきた。みんな何だかんだ言って結局のところ、最後は「人」で選んでいるような気がする。僕たちはやっぱり成績だけを売っているわけじゃない。うちの塾は笑顔が基本だ。つまんない顔をしている子がいたら、絶対に放っておかない。エネルギーは笑顔から生まれる。キツい時でも、いやキツい時だからこそ常に笑顔で、皆にエネルギーを与える人間でありたい。それが僕のポリシーだ。

  Apr 3, 2006

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• 自信

  僕は大学を卒業してからの１年間をたった一人の生徒のために使った。初めて会った時、彼は僕に怯えて震えていた。１時間以上、何を言っても反応がなく黙ったままの日々が何日も続いた。前の家庭教師は３日で投げ出した。当たり前だ。半端な学生家庭教師に務まるほど甘い状況ではなかった。僕はそれに２年近くの間ずっと付き合った。学校の先生も頑張ってフォローしてくれていたみたいだけど、民間でしか出来ないこともある。しかし、正直言ってその時間と労力は対価と釣合ってはいなかった。とはいえ、今僕が辞めたらどうなる？あと１年で受験だ。僕でさえある程度打ち解けるのに半年以上もかかった子が今更、他の先生に代わって間に合うだろうか？･･･どう考えても無理だ。僕にだって生活がある。早く動きたいとは思っていた。でも、もし目先のお金欲しさに彼や彼のご両親を見捨てるようなら、僕にこの業界で生きていく資格はないと思った。今ではきちんとこちらの要求に対して反応がある。僕が行けば椅子を出してくれるし、挨拶もしてくれる。上を見ればキリが無いが、前進はしている。今なら自信を持って言える。その子の成長が、僕の原点だ。

  Mar 21, 2006

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• 国語の力

  僕は基本的に何でもこなすタイプだと思っているが、塾講師としては的を絞りたいと考えている。僕の的は国語だ。国語は成績が上がりにくい。でも、どうやって勉強するかも分からない。そんな風に国語で悩んでいる人の手助けをしたい。僕は最近、自分の周囲の人たちを見て、そのアウトプットの下手さに危機感を覚えている。彼らには決定的に言葉の力が足りない。その無神経な言葉でいったいどれだけの人が傷ついているのか･･･。自分の言葉が他人の心に及ぼす影響をもっと考えて欲しい。もっと言葉に敏感になってほしい。その想いを伝えたい。そのためにも、もっと勉強が必要だ。どうせなら、徹底的にやりたいと思う。

  Mar 14, 2006

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• 集団と個別と学校と塾

  昨夜は個別と集団について盛り上がっていたようだ。興味深く読ませていただいたが、より良い手段を模索するためなら意味はあっても、どちらがより効果的であるかという議論は不毛であると僕は考える。そもそも個別指導が生まれた根底には集団指導の限界がある。そうでなければ手間とコストのかかる個別指導など誰もしない。それでもあえて個別指導を選択した塾にはお金がかかるとは思いつつも子供を塾に通わせる親の心理に近いものを感じる。集団指導と個別指導の関係は学校と塾の関係と同じだ。どちらも必要だから生まれたという事実があるだけに過ぎない。個別指導は集団指導のアンチテーゼなどではなく塾の両輪であり、そこに優劣はない。どちらも必要なのだ。お互いが補完しあっての相乗効果である。カタチは大事だが、それにばかりこだわるのは意味がない。ついでに言えば、今流行りのＤＶＤなどはある意味個別指導の極みだろう。指導者の感じる集団指導のメリットと生徒や保護者の求める個別指導のメリット。現状では、そのどちらも満たしてこその成功のように思う。マッチ先生は勿論のこと、この方やこの方のブログを見ていてそう感じた。僕もまたそれを模索していくのみ。最後に書いておきます。トップの進学校の校長先生は「塾に期待している」そうです。これもまた同じことではないでしょうか。

  Mar 13, 2006

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• あえてのキャッチコピー

  塾講師になることを決めてから車での移動中は自然と目が塾に行くようになりました。おお、新しい塾だな。ここは手強そうだ。ここはいつも人がいないなぁ。何でこんな場所にあるんだろ？そんな感じで観察をしているのですが、今日、すごい塾を見つけたのですよ。なんと看板に成績を上げる塾　一水ゼミ(仮名)と書いていました。それもでっかく。とにかくすごいインパクトでした。キャッチコピーの原点を見た気分です。でも、それって当たり前のことでは？でも、もしかしたら逆に新鮮かもしんない(結構マジです)

  Mar 12, 2006

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• とても気になる

  ○大　○○名合格！○○高校　○名合格！この時期の大手の塾のウェブサイトを見るとどこもこんな感じだ。実績が何よりの広告になる塾にとって難関校への合格をアピールする重要性は分かっている。だが、載せられているのはほんの一握りの生徒の実績だけだ。その塾の中の何人が受験して何人が不合格だったのかは分からない。当たり前だ。大手の場合だと人数が多い分、確実に不合格の人間も多いのだから。その中での合格人数･･･。確かに嘘はついていない。だから過大広告ではない。でも本当のことだけでもない。冷静な親御さんはきちんと見抜いている。そのやり方が良いか悪いかという話ではない。ただ、僕が気になるのは数字に表れていない子たちであるという話だ。

  Mar 11, 2006

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• トイレの張り紙に見るコーチングの秘訣

  お店のトイレに入ると大抵、張り紙がある。あるところでは「トイレは綺麗に！」と書かれている。僕はこれがとても気になってしまう。「綺麗に！」ってそもそも「綺麗に！」どうするのかが分からない。トイレは綺麗に･･･舐めなさい？嫌だ。そんなプレイはしたくない。それに、客に対して命令形ってどういうことですか？日本語は正しく書きましょうね。そして、何よりも腹が立つのはまだ使ってもないのに僕がいつも汚しているみたいな書き方をしていることだ。考えてみれば失礼な話である。見た事もないくせに！一方、違うお店では「いつも綺麗に使っていただいて、ありがとうございます」という張り紙があった。これは気分が良い。いつもは使ってないけど今日は綺麗に使うぞ、という気になる。いやぁ、それほどでもないですよって感じである。･･･もしかして見られているのだろうか。どきどき。って何の話だったっけ。そうそう。これ、勉強でも同じことで、「毎日、勉強しなさい！」より「毎日、勉強ご苦労様！」の方が効果があるかもしれないという話だった。試して見る価値はありそうである。･･･でも、勉強していない子にとっては厭味意外の何物でもないだろうな～(笑)

  Mar 7, 2006

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• 塾の１０年後

  着々と今後の打ち合わせが進んでいる。家庭教師のスケジュールの都合があり、僕が本格的に参加するのは３月中旬からになりそうだ。テンションも上がってきた。打ち合わせがひと通り済んだところで雑談しているとその中で「１０年後の塾」が話題になった。「恐らく、今の塾のカタチは無くなるだろう」塾長はそう仰られていた。僕も同感だ。今、優れた先生方が独自のメソッドを注入したＤＶＤを制作している。それがネットで配信されるようになれば、家で最高の授業を受けることが出来る。すると、どうなるか。今の僕のような半端な家庭教師や講師は必要なくなる。超一流のコンテンツのみが残り、他は淘汰される。「講師」の未来は厳しい。それは学校の「先生」にとっても同じことかもしれない。しかし、それでも「塾の存在する価値はなくならない」というのが僕や塾長の結論だ。確かにeラーニングが広まれば自分の部屋で、パソコンの前で、１人で、勉強することが出来る。その結果、学力は全体的に上がるかもしれない。いや、絶対に上がるだろう。しかし、受験生全員がパソコンの前で講義を受けている姿を想像してみてほしい。僕ははっきり言ってキモチワルイ。その状態がスタンダードになった時には恐らく、別の問題が発生するはずだ。そして、その問題は「コンテンツ」では決して解決できないだろう。･･･今、流行っている「コンテンツ」を揃えるというやり方が酷く寂しく、時代のニーズと逆行しているように思うのは僕だけだろうか。僕には今の子供たちが、とんでもない閉塞感と孤独感の中で生きているように見える。本人は気づいていないかもしれないが、彼らが求めているのは生身の温かさだ。ただでさえ日常生活の中で人との係わり合いが薄れていく中で、学校や塾までもそれを放棄してしまうのは、とんでもなく危険なことなのではないか。危機感を覚える。どんなに高質の商品を揃えたところでどんなに技術が発展したところで結局、最後に求められるのは「人」である。僕は絶対にツールに頼りたくない。だから僕が目指す方向はもしかしたら時代とは逆行しているかもしれない。しかし、第一線で活躍していらっしゃる先生方もその「人」が優れているからこそ支持されているのだ。ブログを読んでいればそのくらいは分かる。というか、単純にそうじゃなければ嫌過ぎるという話だ。学生が全員自分の部屋のパソコンで勉強する世界？･･･僕はそんな世界には住みたくない。

  Mar 1, 2006

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• 学び方を学ばせる

  家庭教師をしていると、つくづく自学の大切さを痛感する。週に１度、それも２時間やそこらの勉強で成績が上がるわけがない。しかし、ただ毎日勉強しなさいと言っても出来ない。何故か。それは勉強の仕方を知らないからだ。勉強をしなさいと言われても何をどうすれば良いのか分からない。単語を覚えなさいと言われてもどう覚えれば良いのか分からない。おまけに自分が何を分かっていないかすら分からない。そんな状態で、学べるわけがない。問題の解き方を教えるだけなら誰にでも出来る。つまりプロの塾講師や家庭教師に必要なスキルは「学び方の学ばせ方」ということだ。どうやって解くのかだけではなく、どうやって勉強すれば良いかということを教える。その工夫を日々繰り返しているからこそプロなのだ。何となくそうじゃないかなとは思っていたけど、超一流の先生方のブログを読ませていただいてやっぱりそうなんだな、と確信した次第です。･･･って気づくの遅すぎですね。

  Feb 26, 2006

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• 続・本を読まなくなった子供たち

  前回の続き。本を読まないで、漫画やゲームばかりしている。特に男の子にはそんな子が多い。頭を悩ませていらっしゃる方も多いと思う。でも心配はいらない。何か１つでも熱中することがある子は本を読む素養を持っているのだ。ただ、いきなり夏目漱石を読め。というのはあきらかな間違いだ。そんなものは文学にかぶれた人間の自己満足以外の何物でもない。夏目漱石の小説なんて子供にとっては何の魅力もない。猫が人間の様子を語っている。ふ～ん。だから何って感じ。それ以上深いところは子供には読めない。僕に言わせれば小説を読むという行為は漫画やゲームに慣れている子にとってそうでない親の世代に比べると敷居が高すぎるのだ。このギャップを理解出来ていない人が多い。僕もゲーム・漫画世代だったから良く分かる。だから指定読書感想文なんていう代物は拷問に近い。そんなのではなく、もっと子供が食いつきそうなもの。例えばお子さんが好きなゲームを小説化したものを探していただきたい。ノベライズと呼ばれるジャンルだ。もしそれがない場合は好きな映画を小説化したものでも良い。あるいはその原作となった小説。映画はアニメでも構わない。とにかく子供が興味を持ちそうな話で活字になっているものを探してみてほしい。今まで読んだことがない子ほど食いつくはず。実際、僕が教えている子たちは皆、本を読んでいなかった。でも僕が貸した本を読んでからは早く続きが読みたい！と催促するようになった。一度でも本を抵抗なく読むようになれば好奇心の強い子供は自分で本を探すようになる。後は成長とともに文学に興味をもつ子も出てくるだろう。それで良いと僕は思う。もう、分かっていただけただろうか。子供たちが本を読まないのは本を読めないのではなく、本が面白いことを知らないからだ、ということが。そして、それは偉そうな本を読むというカタチにばかり拘ってきた、僕たち大人の責任でもあるのだ。

  Feb 22, 2006

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• 良い１日でした

  今日は家庭教師先のご家庭に教師の交代を報告してきた。すでに会社から連絡はしてもらっている。しかし、自分の口からそれを言うのはかなり気分が重かった。終了後、いつものようにお母さんと二人きりでお話をしてその時にご報告をさせていただいた。正直、皮肉の１つくらい言われても仕方がないと思っていた。しかし、そんなことは少しも言われず「先生のお陰で成績も上がりました。本当にありがとうございます。もし良かったら、これからも相談に乗って頂けませんか？」との言葉を頂いた。冥利に尽きるってこういうことを言うんだろうなと思う。しかも、そのお母さんは学校の先生なのだ。めちゃくちゃ嬉しいです、お母さん。相談ならいくらでもどうぞ！ってな感じだ。というわけで、昼間の気分の重さはどっかへ飛んでいき、嬉しい１日になりましたとさ。

  Feb 20, 2006

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• 勉強をするワケ

  以前というかかなり前某ＦＣで有名な大手の塾でバイトをした時のこと。勤務前の研修で僕を含む数人の学生の前に立つブロック長が突然「何故、勉強をするのだと思う？」と質問をしてきた。全員に聞きたいそうなので、各々思ったことを言う。「夢を叶えるため」「なりたいものになるため」「必要だから」様々な答えが出る中、たしか僕はこう答えたと思う。「目的を達成するため」そして全員の発言を聞いたブロック長はしばらくじっと僕たちを見つめた後、「僕はね、勉強は辛いことでも我慢することの大事さを学ぶためにするんだと思っています」と言った。正直言ってその当時は「はぁ？　何言ってんだ、このおっさんわ･･･」だった。今ならま～分からないでもないかな、とは思う。でも子供に勉強を教えようとしている人が「勉強は辛い修行のようなものだ」なんて台詞を口にするのはどうだろう。それって･･･今やってる仕事が辛いってことですよね･･･とはさすがの僕も言えなかった。でも、そのブロック長は全身から「仕事は辛いよ･･･」「大人は辛いよ･･･」的なオーラを放っていた。はっきり言って苦労してそうだった。･･･まぁね。分かるよ。あなたも色々あるんだろうさ。上からプレッシャーかけられてんでしょ？家族を養っていくのって大変だよね。生きていくのってホント、奇麗事じゃないよね。でもさ、そんな嫌なオーラ出してる大人が側にいたら子供ってどう思うかな。「僕(私)も大人になったらあんな大人になりたい」って思うかな？ブロック「長」なんて大層な肩書きでそのザマじゃ子供もテンション下がるよ。勉強する気なくなっちゃうよ。ついでに僕もテンション下がっちゃったよ。それに、勉強が辛いことだと決め付けちゃうのはどうかな？嫌いなものを我慢してすることを教えるより嫌いなものを好きになろうと努力することを教えた方がいいんじゃないかな？それが人生を楽しく生きる秘訣だと思うんだけどな。その当時も思ったけど、今でもやっぱりそう思ってますよ、○○さん。その塾の前を通ったもので久しぶりに思い出してしまった･･･。

  Feb 18, 2006

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• 指導法

  僕は授業の準備には相当時間をかけるが実際に子供の家に行くとほとんど何もしていない。ただ横に座って場の空気を作っているだけ。音も立てないように注意する。すると、最初は僕の方をちらちらと不安そうに見ていた子も集中して問題に取り組めるようになる。集中して勉強する。大抵の子は勉強していないから成績が悪いのであって、それだけで成績はかなり上がる。でもさすがに９０分間その状態はきついので５分の休憩を取って笑いを提供。再び締めなおして後半戦。最後の５分で今日のまとめ。大体こんな感じだ。とにかく密度の高い時間を提供するのが僕の役目。これは頭の良い子が２時間勉強するより効果的だという自信がある。でもこの方法、１つだけ欠点が･･･「声が聞こえないけど、ちゃんと教えているのか？」ってクレームが来るんです･･･。たまにですが。でも、話せば分かっていただけますけどね！

  Feb 16, 2006

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• 新しい形

  塾と比べた時に家庭教師が難しいと感じるのはどうしても子供が受身になってしまうことだ。これは「教師が教えに行く」というシステム上、避けることの出来ない問題でもある。高校生や受験生なら必要に迫られてやる気も出てくるが、中１や中２の生徒は言わなければ準備すらしないこともある。最初は僕が来てイスに座った後に筆箱や教材を出していた。さすがに今はそんなことはさせないし絶対に許さないが、それでもまだ心構えが出来ていないと思うことが多々ある。そういう子を見ていると絶対塾に通った方が伸びるだろうな･･･。そう思ってしまう。家庭教師のメリットは確かにある。安全面では間違いなく１番だし、移動がないので時間的なロスが少ない。確かに事情があって塾に通えない子には最適だと思う。しかし、僕の考えでは･･･やはり矛盾している。僕のやりたいことは多分その中間、あるいはそのどちらでもないように思う。

  Feb 14, 2006

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• １教科集中

  僕は最初の１ヶ月はその子の得意科目を集中して勉強させる。もともと得意なので８割弱くらいは解けるのだ。でもそこで満足してしまっているため、ほとんどの子がそこで伸び悩む。それも計算や単位の間違いといったミスがほとんどだ。要するに詰めが甘いのだ。だから僕はまずその子の得意な教科で１００点を狙わせる。君には１００点を獲る力があるんだよ、ということを教える。そうすると大体９０点以上の高得点になる。そして、１００点を１度でも取ると、それ以外は悔しいと感じるようになる。基本的に子供はみんな負けず嫌いだ。そう見せまいと必死になってるような子が多いけどテストは点獲りゲームなんだから点が獲れた方が楽しいに決まってる。だからまずその楽しさと、１００点満点の快感を教えるのだ。最初から５教科を全てやろうとするとどうしても中途半端になってしまう。なのでまずは１教科だけでも爆発的な変化を与えた方が後々のためにも良いと思う。何よりお母さん方が喜んでくれますしね～(笑)

  Feb 14, 2006

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• クレーム処理

  例えば何か問題を起こした、あるいは問題が起きてしまった時の対応というのは非常に重要だ。その会社にとっての生命線だと言っても過言ではない。東横インの社長や耐震強度偽装関係の社長などの会見を見ていてもよくこれで社長を名乗ってるな･･･と思うような態度だ。自分の発した言葉がどんな意味を持つのか、視聴者や購入者にどんな印象を与えるかということを考えないのだろうか。あのように客観性のない人は仕事でもそうなんだろうなと思わざるを得ない。そういえば某有名プロバイダーは勧誘の強引さにクレームが続出している。しかも、その対応があまりにも緩慢で不誠実だそうな。一時的に契約を成立させて儲けを出しても長期的に見た場合、あきらかに損をしていると言えるだろう。まぁそこはプロバイダー事業には重点を置いてないそうだけど、それはまた別の問題であって、事業とは関係なく会社の名前に傷がついていることをはたして自覚しているのだろうか･･･。人間相手に商売をしているのだから不満が出るのは必然だ。ならばそれを無かったことにしたり強引に押しつぶしたりするより、柔軟かつ誠実に対応する方が絶対に得なのに。そうすれば「最初は怒ってたけど丁寧に対応してくれたし、これからも頼もうかしら」となることも考えられるだろう。この場合、クレームをされたことが結果的にはものすごく良いアピールになっている。お客は売る人間を見て、買うかどうかを決めるのだ。つまりクレームがあった時は逆にチャンスだということ。塾や家庭教師だってサービス業なんだからその辺のフォローは当たり前ですよね。

  Feb 13, 2006

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• 塾講師って何だろう？

  僕は勉強は頭のスポーツだと思っている。そうすると勿論、生徒は競技者ということになる。。入試は試合。学校をスタジアムとするなら塾はクラブハウスみたいなものだろう。では塾講師は何だろうか･･･。やっぱり監督？それともマネージャー？あるいは先輩？ひょっとするとトレーナー？もしかして･･･応援団？多分、それ全部だな。

  Feb 4, 2006

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• 勉強と志

  大学院までの「勉強」はそれがどんなに高度なものであったとしてもすでに答えがある。誰かが悩み、考え、証明した答えがすでに存在する。俗に高学歴と呼ばれる人でも結局はその答えを学んでいるだけに過ぎない。とはいえ、無数の分野に広がってしまった今ではそれを学ぶだけでも相当な苦労だ。何しろ今「勉強」しているのは天才と呼ばれた人たちが努力を重ねて築き上げてきたもの。それを容易だと思える人間はいない。どんなに得意な人でも苦労する。それが勉強だ。そして、基礎から最先端までの知識を早く習得すればするほど新しい何かを発見する助けとなる。だから教える立場にいる人間は知識をどれだけ分かりやすく教えるかを日々研鑽しなければいけない。しかし、本当の問題はそれを使って何をするかだろう。どんなに強度計算や技術が発展したところでその計算通りに建てなければ意味がない。マンション偽造の一件を見れば分かるように「志」がしっかりしていない人間は失敗する。たとえ本人が失敗しなくても、その知識は必ず誰かを不幸にしてしまう。知識を教えて、心を育てる。だから「教育者」などと呼ばれるのだ。だから「先生」などと呼ばれるのだ。塾というサービス業が今後どうなるかは分からないが、学校と家庭のバランスが崩れ何かが揺れ始めた今、教育サービス業に求められているものはもう勉強だけではなくなっている。それをはっきりと感じる。だが、僕の実力はまだその域に達していない。知識も経験も、何もかもが足りない。もっと精進しなければいけない。何よりも子供たちのために。

  Feb 4, 2006

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