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テーマ:☆エジプト☆(461)
カテゴリ:エジプト Egypt
エジプト日記☆現代美術館
3―10:サダト駅 3―11:現代美術館 3―12:オベラ駅 またもや地図の文字の間違え? タフリール広場という駅はありません。 おかげで悩んだっ! サダト駅から景色を楽しみながらゲズィーラ島に向かう。 金曜礼拝のためかお洒落した女の子の集団とよくすれ違う。 「喧嘩が始まると、どこからともなく仲裁おじさんが現れる」 と聞いていたのだが、全然見掛けませんでした。 しかし今回の旅行は有事に備えてか 「汚らしい格好で、橋の上でたむろしている集団ってだけで職務質問」 くらい厳しかったので、警察官に呼び止められて食ってかかる人を何度か見掛けました。 以外に長い橋で、正直疲れる。 今にして思えばタクシーを小まめに利用した方が楽チン。 現代美術館は無難な路線しかありません。 18~20世紀にかけてフランス、イギリス、トルコ、ドイツ、内戦などで踏み付けられ、 イスラエルにまで手痛いお見舞いを食らわされた国であるのに、政治批判のカケラも無し。 これじゃあただの 「最近の人が描いた絵の展示場」 政治批判はそれだけまずいし、カイロは多民族を受け入れているのです。 展示数は多く、充分に楽しめました。 女性作家の作品で「歓喜」を表現したものがとても目立ちます。 アフリカ美術のセンセーショナルな赤、アラブ伝統のアラベスク、 女が歓喜を表現するのは当然ダンスと音楽!! 鋼鉄アートの中に「ハウルの動く城」と「ラピュタに出て来た海賊船」そっくりなオブジェを見掛けました。 古い銃を切り刻んで猪や飛行船を表現しています。 吠える口の中からは当然【銃口】。 猪といえば「ドイツ軍」?でしょうね、やはり… 晩年ピカソの壊れたっぽい絵やゲルニカはアフリカ美術の影響もあったのだと感じました。 東欧の現代美術館で、テロ、対人地雷、民族虐殺、人種差別の精神的な面を 洗礼された切り口で自由に表現をしていたのを思い出します。 政府を批判する事が出来ない国に来て初めて 思想を自由に表現出来る事の意味 を考えました。 余りに歩き通しで本当に疲れました。 日本に帰ってきて、足の中指の爪が割れていました。 もう、下からは新しい爪も生えてきて、死んだ爪が自然に浮き上がったので気がついたという鈍感ぶりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.26 09:13:22
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