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カテゴリ:ネタ
社命により救命法の講習を受けに行った。
会場に着くといろんな世代の人たちが来ていた。 町内会の代表というおっさん・おばちゃん連中。この講習を受けると大学の単位をもらえるという大学生。ニート風のあんちゃん。それからわたしらみたいな社命で来ました。という感じのサラリーマン。 この傍から見たらよくわからない集団だが、大きく大別できるのが、やる気ある人とない人のどっちかなのだ。見事に。 町内会のおっさん連中はやる気満々。デジカメ持参で包帯の巻き方一つ一つ撮影したりしている。 それ以外の人間はあまりやる気がない。正直わたしも。 『三角巾の使い方を教えますのでペアになってください。』と指示が出た。 ひとりで参加していたわたしは困ったが、同じようにひとりで参加していたニート風のあんちゃんとペアになった。 わたしは身体がでかいので三角巾一枚ではうまく巻けない。 「この人、三角巾が足りないんですけど!」ニートふうのあんちゃんが叫ぶ。 『こういう人の場合は三角巾を二枚つなげるんです。』 見事に「こういう人」のモデルにされてしまった。 『搬送法の実習をします。10人のグループを作ってください。』と指示が出た。 ケガ人を運ぶ方法を学ぶ。 ケガ人役、リーダー役、搬送担当など担当者が決まる。 どういうわけかケガ人役が女子大生に決まった。 すると、町内会のおっさんどもが、ケガ人役の女子大生に触る触る。 ここぞとばかりにベタベタ触りまくる。 実習でなければ完全にセクハラだ。女子大生も必死で耐えている。 最初からやる気満々だった町内会のおっさんどもはさらにやる気フルパワーに。 搬送役のおっさんなんか完全に女子大生のお尻をつかんでる。 どう見ても女子大生の拉致現場としか思えない。 さすがに指導者も『こりゃマズい。』と思ったのか、 『つ、次の講習に行きます。今度はケガ人役は男性に代わってください。た、体重が変わりますから大変ですよ。』と、「いま思いついたでしょ。それ。」って感じの解説を加えつつ指示を出したのであった。 そんなこんなの二日間で講習は終わったのであった。 女子大生は理不尽に触られまくり、ニートのあんちゃんはたまたまペアになった巨漢のおかげでテストが大変になり、踏んだり蹴ったりの二日間であっただろう。 唯一、町内会のおっさん連中だけが得した二日間だったのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.24 09:01:51
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