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カテゴリ:ネタ
学生のときの話である。
ある日大学に行くと「あいつは一軍!」、「お前は二軍!」と勝手に同級生全員が格付けされていた。 なんのことかわからず、詳しく聞いてみると、前日に一部の同級生が酒飲みながら出身都道府県と出身校が書かれた学生名簿見て決めたらしい。 わたしの大学は北海道から鹿児島まで全国各地から学生が集まっていた。 その「格付け」をしたのは横浜の都会生まれのヤツと自分の親戚の家が「北の国から」のロケ地にされたぐらい田舎出身のヤツだったらしい。 彼らによると、都会と田舎はこう区別されるらしい。 ・都会の都会 山手線の内側のような都会でも、いわば超都会に生まれ育った人間 ・都会の田舎 千葉、埼玉など都会の中でも田舎に属する地域で生まれ育った人間 ・田舎の都会 田舎でも県庁所在地など地方都市に生まれ育った人間 ・田舎の田舎 まさにど田舎に生まれ育った人間 『一軍・二軍判定委員』の彼らによると、『田舎の田舎』出身が一番格上、さらに出身校が公立のやつは一軍、私立のやつは二軍だそうである。 さらに、『田舎の都会出身』のヤツが二軍でも一番格下で一番ダメなのだそうである。 ちなみにわたしは『都会の田舎出身』ではあるが、出身校で『市立高校』でわけわからん(田舎に市立高校はないらしい。)ので二軍だそうである。 実にわけわからん納得いかない基準である。 そのときはなんて失礼なやつらだと思っていた。 だが、今社会人になって転勤して『田舎の都会』で暮らしてみると、彼らの言うことも一理あるなぁと思う場面が結構ある。 『都会の田舎』はわたしが生まれ育ったところだし、『都会の都会』は洗練されててわたしも好き。 『田舎の田舎』は変にスレてなくてそれはそれで心落ち着く。 だが、『田舎の都会』はどうだろうか・・・確かに良くないね。 田舎の割には物価高いし、住民も『田舎だけど都会に住んでるよ!』的な妙なプライド意識というか変に感じ悪いし。 田舎のメリットも都会のメリットもない。中途半端な存在。 そんなところを『一軍・二軍判定委員』の彼らは学生時代に感じ取っていたのだろうか。 『都会の田舎』、『都会の都会』わたしが好きなのはこの二つである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.14 19:28:51
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