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カテゴリ:ネタ
桜開花のニュースも聞く今日この頃は卒業式シーズンでもある。
この時期になると思い出すのが追突事故。3年ほど前の話である。 徳島に出張に行った帰り道、赤信号で車を止めた。 ふと横を見ると、そこは女子高の前の信号でちょうど卒業式が終わったばかりだったらしく、花束持った女子高生が学校の中からワラワラ出てきた。 その次の瞬間、「ドン!」という衝撃。一瞬何が起きたのかわからなかったが、バックミラーを見ると後続車のファンカーゴが異様に近い位置に写っていた。追突されたのである。 追突してきたファンカーゴは十中八九、女子高生に見とれていてブレーキを踏むのが遅れたのであろう。 ところが、相手は車から出てこない。こちらから出て行き、後続のファンカーゴを覗くと 中にはメガネかけたいかにも弱そうなあんちゃんがおびえた様子でこちらを見ていた。 「おう!いまぶつけたよな!!」と言うと 『こ、この車親の車なんで親には黙っていてください。お願いします。』と抜かしやがった。 「はぁ?まずはごめんなさいだろ?」と思いつつ、 「この先に車寄せて」と指示し、 「免許証出して」と免許証を出させて携帯のカメラで撮影。 車を確認すると、ほんの少しだけ傷がついていた。 車の傷は個人的には許容レベルだが、会社の車なので上司に確認の電話を入れる。 「今、追突されました。ハイ。追突したんじゃなくてされたんです。車の傷は小さいです。相手の免許証も連絡先も押さえました。で、今相手の身柄を拘束しているんですが、どうしてやりましょうか??」 このやりとりを横で聞いててあんちゃんの顔は真っ青。 ナニワ金融道ばりにどうかされてしまうと思ったのであろう。 上司からは『たいした傷じゃないならもういいから釈放してやって』とのことだったが、この時点でも謝らないのでちょっとビビらしてやることにした。 「とりあえず、いまのところはどうなるかわからないから後から連絡するから」 『え゛?い、いつ連絡してくるんですか?』 「さぁどうなるだろうねぇ。明日かもねぇ。来週になるかもねぇ。一ヵ月後かもねぇ。」 それを聞いてまさに文字通りガクガクブルブルしているあんちゃん。 『と、とにかく親には黙っていてください。』最後までそれかよ。 あんちゃんを釈放し、帰社して上司に傷見てもらった。『これぐらいなら別にいいや。』 ということだったので結局、こちらからは連絡もせず、そのまま放置した。 向こうからも連絡はなかったが、しばらくは眠れない日々を過ごしたことだろう。 今考えれば、自分としてもあのときの対応はちょっと甘かった。もっとシメてやるべきだった。 一ヵ月後ぐらいに「あいたたたた。クビがクビが。」とクビを叩きながら登場してやればよかった。 ああいう世の中をナメた人間を甘やかすからこの島はダメなままなんだと思う。 今でも相手の写真と連絡先のメモは取ってある。 欲しい人にはあげますよ。いくらでもカネ巻き上げられます。きっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.23 16:51:36
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