夏休みの時間の過ごし方
日本人と欧米人の夏休みの時間の過ごし方は違う。たとえば、日本人は長くても一週間程度の夏休みだが、欧米人は一ヶ月ぐらいの休みである。フィリピンあたりのダイブリゾートだと、欧米人と日本人の時間の過ごし方の違いが見事によくわかる。欧米人は実にのんびりダラダラと時間をすごす。コーヒー1杯だけで半日をカフェで過ごす。その点、日本人は時間がないので、せかせかと日程を消化し、あっという間に時間も金も使う。そういう意味ではフィリピンあたりでは、あっという間に時間を過ごして、お金をいっぱい使ってくれて、あっという間にいなくなってくれる日本人は現地人には人気がある。という日本人でも、わりと休みのとれるわたしは欧米人的な日程を過ごすのが好きである。ダイビングメインのツアーでも、中日を使って何もしない休日を作り、昼間からビールを飲んでダラダラと過ごす。金にならない現地人には煙たがられるが、旅行においてそういう時間の過ごし方がわたしは好きだ。心地よい南風に吹かれながら、何もしない。何も考えない。ただボーっと過ごす。休みの日までスケジュールに追われるよりも、最高に贅沢な時間な使い方ではないか?それこそが真の「バカンス」であるとわたしは思う。