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カテゴリ:食品
またまた、である。2002年に冷凍ほうれん草から、同じクロルピリホスが規制値以上に検出され、問題化し、翌年食品衛生法が改正されたことを思い出す。これにまつわる「生化学的な」エッセイは別のHPに書いた。(世に問題のタネは尽きまじー食品化学編) 化学が苦手な方は無視していただくとして、クロルピリホスは上のような化学構造をしている。園芸ショップでも売っている「マラソン」という農薬と同類。ただ経口毒性は、ラットでクロルピリホスの方が強いようだ。中国で入手容易な農薬なのだろうか。 クロルピリホスは殺虫剤、あるいは殺ダニ剤。シロアリ駆除剤にも使われ、シックハウスの原因物質とも。仲間のクロルピリホスメチルは、バラ育苗に使用した農薬一覧の中にあった。 東京のキャベツ20トンは全部食べてしまったそうだが、政府に「健康には影響ない」と言われても、気持ちよくない話。異常寒波の救世主が、さえない結末ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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