サラリーマン 春の恒例 人事異動
東京は冬に舞い戻ったのではないかと錯覚するくらい寒い風が吹いた1日で、明日の花見を前に桜が散らないかと気が気じゃなかった。この時期のサラリーマンにとって気が気じゃないといえば人事異動だろう。何だかんだいってもランチ時には組織変更や人事異動のうわさが飛び交う。今日、組織変更と人事異動の内容が発表された。組織変更ではタスクフォース型の組織が増えたように思う。ピラミッド型組織ではスピードに限界を感じるし、うちの会社の強みを活かしきれない。時代に合っているだけではなく、社長からの強いメッセージ性を感じた。人事異動では副社長が2人増えた。現社長の仕事の総仕上げのための人事なのだろう。3人の専務の異動からは明らかに次期の社長を選ぶためのお手並み拝見人事という意図が見てとれた。何はともあれ、社長は人間的に魅力のある人であってほしい。人間的魅力とは何かを語りだしたらキリがないけど、小泉首相が田中眞紀子元外相に薦めた佐藤一斎「重職心得箇条」の中で重職の心得の1つとしてこうある。 春の風を人の心に吹かすのだ。お前は桜の花になれ。 財政も何も関係ない。 お前自身が、人々の心に春を呼び込むような存在になるのだ。 それには、寒々としていてはいかん。 桜の花はたとえ寒くても元気いっぱい咲き乱れて春を呼び込む。 お前自身が元気で明るくなければ、何事もはじまらん。僕は引き続き自分の仕事に集中する。きっとそれを社長も望んでおられることと思うから。