よりみちしましょ♪

久しぶりに生徒さんの話題

Ｋくん。年長さん。


ステップに初参加の予定。

課題曲は私が指定。
（今やっている本の中で出来るものを選択）

自由曲を決める。

３曲の候補の中から１曲を選ばせる段取り。



先に候補曲に付箋を貼り、順に弾く。



「ふたついいヤツがある。」とＫくん。


「そっか。じゃ、ひとつシール外すね。
　じゃ、もう一回い弾くよ。良く聴いて選んでね」



弾く。
・・・・・♪♪


「この曲。１の指使わん。」

「え？？１のゆび？」

「うん、１のゆび使わん。」

「へ～～どっちの１のゆび？（言われてビックリ、なるほど左の１は出てこない!!!）」

「え～っとね。右。」

「え？右？」

「うん右」

「右ってどっち？」

「こっち（左手を指さす）」　…後ろでお母さんずっこける(笑)。

「お～、これ右だっけ？」

「あ、左。」

「そうだよね～左だね。
　ホントだね～～～！左の１のゆび出てこないね～～～！すごいとこ見てるね～。
　どこ見られてるかわからんね～。緊張するなぁ～～～」…お母さん苦笑。


「じゃ、（話し戻して）どっちが気に入った？」

「こっちのブラスバンドの曲」

　　　・・・ちなみにこれは左手の１が出てきます(笑)。


「そっか。じゃあ、こっちの曲にしよう！　もう一回弾くね。良く聴いててね」



弾く。
・・・・・♪♪


ピアノの横に張り付いて見ていたＫくん。

弾き終わると、お母さんの所に行ってなにやら「コショコショ・・・・」。





ん？何々？？？


「あのさ～。このピアノ。火が付いたら燃えちゃうね。」

「ん？？燃えちゃう？？？どうして？」

「だってさ～…」と言いながら鍵盤を下げる。

「ここさ～、木でできてるじゃん。木だったら燃えちゃうね～。」

「ほ～～！。そうだね～。ピアノってここも（蓋）もここも（胴体部分）もみんな木でできているんだよ。だから、火が付いたら燃えちゃうね（(笑)）」

「へ～～～。」

「Ｋくんちの楽器は燃えない(笑)？」

「うん、燃えない。だって木じゃないもん」

「そっか～。燃えちゃうと困るけど、ピアノは、本当は燃えちゃうピアノの方が
　良い音がするんだよ。
　きっと、そのうちにＫくんの所にも燃えるピアノがそのうち来るよ。
　サンタさんが持ってきてくれるかもよ。」


　　・・・・おかあさん、含み笑い。



どこを聴いているんだか、どこを観察しているんだか、気が抜けません（爆）。



おもしろいね、子供って。

そんな事思いもしないよね、大人なら。