8月後半、夏の風物詩ともいえる夕立ち(今年はゲリラ豪雨)によってお散歩中止が続いたりした。
雨の日の室内遊びは、飽きっぽいこころを飽きさせないのが一苦労であって最大の課題。
8月上旬、こころのおもちゃを整理しようと、床におもちゃを広げると、こころはおもちゃで遊ぶのではなく、せっせとリビングへと運んで行った。【何をしたいの?】
「こころ、おもちゃ持ってきて」と言うと、一番近くにあったボールを持って来た。
ご褒美をあげて、もう一度「おもちゃ持ってきて」と言うと、喜んで取りに行った。
【これは、何かに使える!】と思ったsora。
「持ってきて」、「取って」、「ちょうだい」の延長として生活に役立つような遊び方はないか???
しつけ教室で指導された、「おもちゃは出しっ放しにしない」を逆手に取った遊び方で、
名づけて「お片付けゲーム」。
一人遊び用のおもちゃをわざと沢山のおもちゃをリビングに広げ、「好きに遊んでいいよ」と。こころにとっては、よりどりみどりのウハウハ天国。
おもちゃでの一人遊びに飽きた頃を見計らって「こころ!おもちゃ持ってきて!」と。
こころにゲーム感覚で片付けを手伝わせようという試み。
大抵、こころが最初に持って来るおもちゃは『一緒に遊んでほしいおもちゃ』。
ボールであれば『投げて~』、ぬいぐるみであれば『引っ張って~』という感じで離さない。。。
数回、遊んで撤収。そして「おもちゃ持ってきて」。
遊んでほしさに、ルンルンで取りに行くこころ。
時々、ご褒美フードを与えて、やる気を継続させたり。。。
最後の1つを持って来た後、特別なおやつ(果物等)を与えると満足気にお昼寝するこころ。
雨の日には、お散歩代わりにこの「お片付けゲーム」をするのだが
結構、楽しんでいる様子のこころ。
最近は、soraが指差した指定のおもちゃを持って来るようにバージョンアップ。
指定した物ではない物を持って来た時は、「これじゃないよ~」とご褒美はない。
それでも、『何を持っていけばいいの?』と考える仕草を見せて頑張るこころ。
指定した物に近づいた時、「それ!それ!」と声をかけると不思議そうな顔をしながら持ってくるのだが、褒めてからご褒美をあげると満面の笑みを見せる。
まだまだ、名前を覚えたおもちゃの数は少ないが、少しづつ正解率がUPしていくのが嬉しかったりする。
このゲームの延長か?奇跡か?偶然か?・・・・・
夕飯後、頂き物の梨を食べたこころに「お茶碗持ってきて~」とキッチンから指示。
フードボールを器用にひっくり返し、持って来た。【すごい!!】
たぶん奇跡・偶然だと思うが、感動したsora。ゲーム中以上に褒めちぎり、ご褒美を与える。
離れて暮らす姪っ子達のお手伝いの一つである「食べ終わった食器は、自分で片付ける」が、こころにも出来るのではないだろうかと思ってしまった。。。。。
こころの手の届く範囲にある持ってきてほしい物を 持ってきてくれるようになったらいいなと思う。
介助犬を目指すわけではない。。
soraにとってこころは、ペットやコンパニオンアニマルでもなく家族。
お散歩や遊び以外で何か一つの事を一緒に出来ることが家族の証のような気もする。
玄関に置いてあったスリッパを持って来たこころ。
「お片付け楽しい?」と問いかけるが、『ご褒美ください!』の笑顔こころ。
お片付けという言葉も教えなくてはいけない?と思ったsoraだった。。。