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新聞を読んでいて暗くなるのが、高校生が商店街活性化策を提案とか、〇〇大学が跡地の活用を考えるとか、どこどこの学生が地域活性化についてシンポジウムといった記事だ。学生は考えるのが本分、考えるのは無論いいことだ。しかし、それを一々新聞等々で華やかに取り上げるのをどうかと思うのだ。新聞の力は大きい、記事になるだけで、まちづくりに取り組んだ気分になるだろう。じゃがしかし、提案が実を結び町がこうなりましたなんて記事、見たことがない。
提案するのと実際にやるのとでは天と地ほど違う。ぼっちょうずらのおっさんを説得にいったり、我がことでもないことに頭を下げ、何かを頼む、そんなことの繰り返しが地域活性化、まちづくりなのだ。そんな事をすっ飛ばして、きれいごとを並べて、さああんたたちやんなさいと言われても、誰がやるかいというのが大人たちの本音だと思う。 現在、東北紙芝居プロジェクトで大学生数人が、江田島と気仙沼のフェリー物語をつくるために駆け回っている。先だっては呉市長にまで会ったとの報告があった。彼女たちが「やります」と手を挙げて半年になろうとしているが、粗筋は届いたもののシナリオの原案さえ見たことがない。物語を生み出すことの苦労味わっていると信じる。 悩めばいい。苦しめばいい。それこそ、まちづくりの第一歩なのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.19 06:40:00
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