親こあらのレトロ館

今日は、さださんの『防人の詩』を取り上げたいと思います。
この歌は映画『二百三高地』の主題歌として使われ、
ヒットしました。1980年にシングルと映画『二百三高地』の
音楽を集めたアルバム『挽歌』に収録されています。

歌のタイトルに使われている『防人』とは白村江の戦いの翌年の664年に古代，律令の決まりによって北九州地方の防衛にあたった兵士の事です。｢さきもり｣と読み、意味は｢崎｣を守っていた事が由来しているそうです。元祖『防人の歌』は万葉集に収められた
防人達が詠んだ歌です。この元祖『防人の歌』については面白い
サイトがあったの興味がある方は行かれてみて下さい。

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楽しい万葉集（防人の歌）

http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/sakimori/sakimori.html

防人の歌

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/6646/vol0-uta.html

奈良時代　防人の姿

http://www.takata-courtrobe.co.jp/sakimori.htm

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さださんの『防人の詩』は反戦歌なのですが、生命の大切さを歌った歌で、直接表現として『戦争反対』を歌っていない所が興味深い所です。映画『二百三高地』は日露戦争を扱ったもので本来の
『防人』とは違いますが、故郷を離れ祖国を守る兵士と言う事で
使われたものだと思います。

さださんのアルバムでも、この年代のアルバムには、万葉集を題材にした歌が幾つか収められています。私事で恐縮なのですが、この歌には少し思い入れがあります。と言うのも、学生時代に『日露戦争』を扱った簡単な芝居の脚本を書いた事があり、脚本、時代公証、BGMの選定までした経験があるからです。一番苦労したのは
戦争の効果音でした。太平洋戦争の時代の効果音は結構あったのですが日露戦争となるとありませんでしたし、映画『二百三高地』の上映後数年経っている上に、当時はレンタルビデオと言う物がありませんで随分悩んだ経験があります。

劇中のBGMに『防人の詩』を使用しようかとも考えたのですが
敢えて使用しませんでした。


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明治大帝と乃木将軍