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テーマ:本のある暮らし(3239)
カテゴリ:ほどよく
以前にも触れたけど、読めなかった本について、ちょっと書こう。
僕は大抵の本は読み始めたら読み通すことを目標としている。 だからこそ、読めなかった本って貴重だし、なんらかの傾向があるのではないかとさえ思っている。 もしかすると、シリーズにするかもしれないので、その一である。 では。 ○「存在と時間」 ハイデッガー氏の代表作。 これは5回挑戦したが無理だった。 眠い。 何が書いてあるのかわからない。 よっぽど、ウィトゲンシュタイン氏の「論理哲学論考」とかのほうがわかりよかった。 ○「重力の虹」 確か、国書刊行会から出版されているトマス・ピンチョン氏の小説。 長い。 把握できない。 これに比べるとドストエフスキー氏の作品が読みやすいこと、読みやすいこと。 ○「魔の山」 トーマス・マン氏の代表作。 長い、重い、陰鬱。 確か、ブコウスキー氏の著作「パルプ」でセリーヌ氏がこの本についてこんな風に語っている。 「こいつらは芸術と退屈を勘違いしている」 大爆笑である。 ○「資本論」 いわずと知れたマルクス氏の著作。 頭が痛かった。 こんな長い書物を書く時間があったマルクス氏は絶対、資本家だと思う。 確か、ホエールバッハテーゼって言われるマルクス氏の言葉で「学者は解釈だけしてきた。これからは変革せねばならない」ってのがある。 だが、この資本論こそが解釈の最たるものだと、私は思う。 ちなみに、この本が分かりにくいのはわざと分かりにくく訳しているというのがある。 戦争中に官憲の目を逃れるために分かりにくくしたそうだ。 そりゃ、誰もわかんねぇ~。 ○「数学言論」 フランスのブルバキ派の著作。 文系の私にわかるわけがない。 ってーかなんで購入したのだろう。 きっと、古本で100円だったからだ。 んじゃ、まあ、こんなとこで。 じゃあねぇ~ ※もっと、「なんだかなー」なら『目次・◎ものがたり(映画、音楽、文学、本)』まで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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