カテゴリ:尾瀬以外で
南牧村の山の中を歩いていて、丸っこいフンがまとまって落ちているところがありました。 さらに沢を登り周りの15年から20年たったスギの木をみると高さ30cm~70cmあたりの木の皮が剥がされています。 一部なら良いのですが全周にわたり剥がされています。当然木は枯れています。まだ葉が緑でこの冬の被害の木もあります。 シカによる食害です。 せっかく植えた木が枯れてしまう。集中豪雨でもなく自然界の食物連鎖が崩れたため増え続けるシカのために。 そんなことを考えながら車に戻る途中、人家裏の落石防止壁の裏で・・ シカです。まだ子供のようです。怪我をしているのか、こっちを見つめているだけで動こうとしません。 目を見ればうちの犬と同じような目をしています。毛色も同じです。 しかし私は、助けることもせず、そのまま放置しました。 自然に帰す、自然に任すことが一番と判断したためです。
これをブログのネタにするのをしばらくは迷っていました。 私の執った行為は、都会の人からはかわいそうだと非難の対象となるのが目に見えているからです。 でも、地域に住む人にはシカは生活を脅かす敵です。増えすぎたシカは駆除の対象です。 田舎の人間にとって自然は、台風などの豪雨ばかりでなく、シカすら財産を侵す脅威です。
テレビの中で起こっていることは、客観的すぎて現実感を伴いません。 現実は残酷であり、決してかわいいものばかりではありません。 都会の人は自然から離れすぎて、直にものを観ることを自ら止めてしまったような気がします。 今日はブルーです。 ---------------------------- 気に入って頂けたら ランキングアップに御協力を 下のボタンを押して下さい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月01日 22時37分53秒
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