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カテゴリ:東海道53次
三筋の道へ入ってから雨足が強くなる。
水口宿の名物は広重の保永堂版『東海道五拾三次 水口』に描かれているように干瓢で、そのほか は葛細工の行李や釜敷、煙管(きせる)だった。代々の水口藩主が干瓢と葛細工で作ったお茶の釜 敷を大名間の贈答に用いたので、全国に有名になった。また野洲川をはじめ川や水田が多く泥鰌 が取れたので、旅籠では一年中泥鰌汁を出した。 2/22(土) 12:48 三筋の道の旧東海道(真ん中)を進む 弥次さんが立ち止まり何かを撮影、右側に『御菓子匠 一味屋』の看板 問屋場跡 問屋場は、宿駅本来の業務である人馬の継ぎ立てを差配したところで、宿駅の中核的施設として、 公用貨客を次の宿まで運ぶ伝馬と、人足を用意しました。 水口宿では、江戸中期以来ここ大池町南側にその場所が定まり、宿内の有力者が宿役人となり、 運営にあたりました 12:49 菓匠 一味屋(いちみや) 所在地:滋賀県甲賀市水口町京町5-18 店先には「東海道水口宿 一味屋」の石柱が建つ。 文政年間創業、水口銘菓や季節の生菓子を豊富に取り揃えている 感じの良い奥様で、店内を撮影させていただく。 創業200年で現在は6代目のオーナーで老舗菓子店。賞状も多く掲げられていた お土産に「忍術最中」を購入、店内で草餅を食べる 12:57 一味屋の前の正面の松の下に『問屋場跡』の石碑 東海道水口宿大池町 所在地:滋賀県甲賀市水口町本町 12:59 東海道水口宿大池町のからくり時計 石柱は「大池町」、奥に「大岡寺(だいこうじ)」「古城山」 からくり人形は午前9時・正午・午後3時・午後6時に動きます 上段が時間になったら開くからくり。下段はつねに動いているからくり。 上段にひとり、壁際で頭をゴンゴンうちつけている人がひとりいます。 時間になると水口囃子を演奏してくれるからくり人形(ネット情報から) からくり人形を振り返る。 左側に観光用の駐車場がある 13:01 旧東海道を進む『いまむら呉服店』 雨足が強くなり、倒壊前の古民家? 民家の前に建つ社 歩道面のタイル「みなくち」 昨年のポスターがまだ貼られていた 水口本町 郵便局 雨の中、三筋の道(旧東海道)を進む 当初予定の今日のゴールは、JR草津線の三雲駅の予定だが雨が強くなったのでこの辺りで中止に と思いながら進む、この辺りは「平町(ひらまち)」 カラーの「みなくちおすいマンホール」 左側に「米屋町(こめやまち)」の石柱 13:10 三筋の道の最終ポイント。 ここまでの歩数は、23,000歩 宿場町の水口 天下を握った家康は、慶長6年(1601)東海道を整備し、五十三の宿駅を置いて公用輸送を確立、 この時水口も宿駅となりました。宿場は、町数27、家数718と発展、俳聖芭蕉も逗留し「命二 つのなかに生たる桜かな」の句を残しています。 庶民の旅が盛んとなった江戸後期には40余の旅籠と本陣・脇本陣があって客引きで賑わいました。 宿場の名物には干瓢・葛細工・煙管・泥鰌汁等があり、夏の風物詩「かんぴょう干し風景」は 歌川広重の浮世絵によって広く世間に知られました 前方に近江鉄道の踏切 手前に馬渡川に架かる小さな「石橋」 石橋から三筋の道を振り返る。中央が旧東海道。 ここにも、からくり人形がある 雨が強いためほどほどに移動 石橋から振り返る 江戸時代初期はここが「京口」とされていました。年頭に勧請縄が張られた際には、旅人は 被り物を取り、馬から降りて通っていました。 水口はこの「石橋」を境にして、水口岡山城の城下町として整備された以東と、寛永以降水口城 の築城などにともなって発展した以西に大きく分けられます。 石橋の下を流れる小川は、水口岡山城の堀から流れる「馬渡川」です。また、東と西では、水口 曳山祭のお囃子の曲調も異なります 13:13 弥次さんも靴が濡れここで止めようと中止にし「近江鉄道水口石橋駅」の駅舎へ。 ここまでの歩数は、23,500歩。 駅舎内に入ってから、ますます雨足が強くなる、風が無いのが幸いだった 貴生川駅行きの電車は、13:58 近江鉄道線 旅客運賃表 乗車電車まで45分ありどうするか検討、貴生川駅(250円)へ行ってもそこからホテルへはタクシー になるので、ここからタクシーに乗ることにしタクシー会社へ電話15分ほど待つことに 駅のホームへ上がり貴生川方面 先程の「石橋」、米原方面 駅舎内に掲示されていたポスター 2020年2月7日(金)~3月1日(日)の毎週、金・土・日曜日に運行 3銘柄の大吟醸酒が楽しめる + 9銘柄の地酒が飲み放題 + おでん&特製料理 乗車料金は、4,800円(税込み)、近江鉄道1日乗り降り自由 近江鉄道 鉄道マスコットキャラクター 駅長がちゃこん 13:40 タクシーでホテルへ戻り、ホテルへお礼(車の施錠忘れ対応)を述べ、13:45にホテルを出発して 帰路に着く。自宅への到着予定は一般道優先で0:30。 14:07 今朝歩いた道に沿って走ると、国道1号線の土山支所前交差点にある『平成万人灯』。 今朝もバスの中から撮影した 平成万人灯は、石種:白御影石、高さ:9.33m(基礎上)、重さ:156.8トン。 夜間は火袋が点灯すると同時にライトアップされ、街道を往来する車や人達の道しるべとなって いる。またいつの日かこの道を走ったとき対面するのか 土山宿、坂下宿、関宿、亀山宿、庄野宿、石薬師宿、四日市宿沿いに国道1号線、23号線を走る。 15:42 前回の道中でも食べた「かつや名古屋四港店」立ち寄る。 この頃には雨も上がり曇り空に ヒレカツをオーダー、安くておいしかった 17:10 国道23号線(蒲郡バイパス)の蒲郡I.Cを出て、上大内東交差点を右折して県道73号線を北上。 17:22 国道1号線の音羽蒲郡I.C交差点に突き当たり、ここを左折して、御油宿方面へ 17:50 国道1号線の豊橋市内 この辺りの吉田宿は、昨年の9月26日(木)に歩いている 自宅へは、箱根越えで 22:10に到着。 東海道延べ日数29日目の今日の歩行数は、24,000歩でした。 次回は、3月に京都三条大橋を目指しいよいよ最後の道中となる。 END お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.27 03:00:05
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