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おじん0523のヒロ散歩

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2023.12.29
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カテゴリ:国内旅行


富士の眺望を期待し今日の目的地の一つ「足柄城址」の散策へ。

11月20日(月) 10:25
県道78号線(御殿場大井線)の足柄峠から急な階段を上り「一の郭」の隅に建つ四阿。
左側には案内板が並んでいた。
足柄城址
足柄城は交通の要衝である足柄峠を押さえるために、大森氏によって築かれた城。戦国時代に
は北条氏によって武田氏の侵攻に備えて修築された。さらに北条氏は、1587年(天正15年)2月
には豊臣秀吉の来攻に備えて足柄城を拡張し、北条氏忠が守将をつとめた。
しかし山中城が落城すると、翌日には城兵は戦うことなく城を放棄して小田原城へ退散した。
現在は城址公園として整備されており、土塁や曲輪などの遺構を確認することができる。


左には「至 手ヶ池」とあったがどこにあったのかGoogleマップにもなく。
正面の玉石には「玉手池」と。


林の中に「玉手池」がありわずかに水が溜まっていた。
池の傍に小さな祠があったようだが未確認。


史跡と伝説
此の池は、底知らずの池。又は雨乞い池と云われ、底は小田原に通じて居るとも云われて居り、
又干ばつ続きの折には、池の水をかきまわし雨乞いをすれば必ず雨が降り、それこそ千天の慈
雨とされたと云われ、千日続きには○○○の村人達が雨乞いにきたものです。
池の名称は足柄峠の守護神、足柄明神姫玉手姫から付けられたものですが、もともとこの池が
あったものか、又足柄城の本丸井戸跡かそのいずれかと思われますが、井戸の大きさと池の大
きさがやや一致するぐらいの面積であることは、史実と伝説の関連か非常に興味深く思えるで
はないでしょうか。


広場の隅に「一の郭」と。
足柄城址はGoogleマップで見ると北側の傾斜地に「二、三、四、五の曲輪」がある。


一の郭の西方向に待望の富士が見えた。


石碑の後方に富士。


毎年九月の第二日曜日に、神奈川県南足柄市と静岡県小山町の共催で行なわれる『足柄峠笛ま
つり』において、相模の國 (南足柄市) と、駿河の國 (小山町) が『領地争奪 綱引き合戦』を
行い勝者は次回の笛まつり開催の日までこの足柄峠広場を領地とする。
機会があれば訪れたいものだが。


この場所からは木が邪魔をしている。


石碑の前から”一の郭”を見下ろす。右側から上って来た。


こちらの石碑の字は判読できなかった。


石碑には「足柄公園」と刻まれているのであろうか。


右側には「遊歩道入口」と。
一の郭から空堀を渡り二の郭へ。


説明板には「二の郭」と。


二の郭からの富士の全景。
左側に愛鷹連山、眼下には御殿場の街並みが広がり、右側が籠坂峠であろうか。


この光景が見たくて、富士をズームアップ。


雪は五合目辺りまで積もっているのか。


雲が富士に近づく。


カメラを右に振り山の裾野に「富士スピードウェイ」のスタンドが見える。
眼下には御殿場、右側に小山市街地。


富士スピードウェイ
所在地:静岡県駿東郡小山町中日向 694
富士山のふもとにある自動車レース場。世界屈指の長さを誇るホーム ストレートが特徴的。
また、東京オリンピック 2020では自転車競技に使用された。


富士に雲がかかってきた。


まさにここは富士を望むビュースポットである。雲が徐々に富士へと。
夜の夜景も眼下には御殿場の街並みが広がり絶景では。


二の郭にある展望台のベンチ。
日本人の知人に連れられた外国人の方も富士をバックに記念写真。
金時山からの富士も今日は絶景では。


雲が頂上付近に集まる。


方位計と富士。


足柄峠 標高759M。西方向に”愛鷹山”。


富士に雲がかかり頂上が見えなくなったので後にすることに。


展望台を振り返る。
一の郭、二の郭に15分ほどいたが富士の廻りは刻々と変わった。


一の郭から南側の山の神郭への木橋上から駐車場を見下ろす。


同場所から南足柄市方向を見下ろす。


一の郭の上から県道78号線(御殿場大井線)へ下りる。


金時山をズームアップ、左奥に明神ヶ岳。


階段を下りる途中にリンドウが咲いていた。


ズームアップ。


道路標識には、
静岡県道78号線 (御殿場大井線) 小山町竹之下。
看板には通称「金太郎富士見ライン」と。


道路標識には、
← 足柄万葉公園 0.6km 足柄峠 3.7km → 、下ると 足柄駅 4.3km。


足柄峠に車を停め坂を下り、
足柄山聖天堂
所在地:静岡県駿東郡小山町竹之下 3649
聖天堂は、日本三大聖天尊のひとつ足柄聖天で、本尊は弘法大師が自筆の「足柄峠」の額と共
に奉納したといわれる大聖歓喜双身天(石像1.8m)をまつり、ご利益は、一家和合、商売繁盛、
縁結び、厄除で、毎年4月20日の大祭には多くの観光客でにぎわう。
参拝は前回雨の中を参拝しているので今回はスルー。


県道沿いの入口にはクマに乗った金太郎。


更に百メートルほど下に杉の木が聳える「足柄之関跡」。
この辺りは県道78号線 (御殿場大井線) を境に右側が神奈川県、左側が静岡県駿東郡。


木柱に「あづまはや 足柄峠 標高七五九米」と。


足柄峠主要史
景行43年(113) 倭建命。東征の帰路 足柄峠にて「あづまはや」とのたまう。
弘仁2年  (811) 空海。聖天堂本尊を早川の海辺に発見し、足柄峠に祭祀する。
昌奏2年  (899) 足柄坂に関を置き「太政官符す。足柄坂、碓氷坂に関を置き勘過すべきの事」
天慶2年  (939) 平将門。乱を起し、足柄、碓氷の関を固める。
天延4年  (976) 源頼光。総州大守の任期満ち都への帰途足柄峠を越える(坂田金時を見出だす)
寛仁4年 (1020) 菅原孝標の女。「更級日記」に足柄越を記録する。 
寛治元年(1087)  新羅三郎義光。後三年の役にさいし足柄峠に露営、兄義家のもとへ行く。
         (笛吹石の故事)
治承4年 (1180) 源頼朝。伊豆に挙兵、軍勢を引率し足柄山中を越え駿河に発向。
元暦元年(1184)  西行法師。足柄山を越える時歌を詠ずる。
貞応2年 (1223) 鴨長明。「海道記」の作者、足柄峠を越える。
文永2年 (1265) 日蓮。身延への途、足柄峠を越え竹之下に泊る。
建武2年 (1335) 足利尊氏。一条中将為冬卿らと足柄山中竹之下にて戦い勝つ。
文明8年 (1476) 太田道灌。今川氏の内紛につき氏親に合力せんと足柄を越える。
永禄12年(1569) 北条氏。足柄城他十一城を一万八千の兵を配分守らせる。
天正8年 (1580) 豊臣秀吉。足柄城などを攻め落し小田原へ迫る。
天正18年(1590) 徳川家康。足柄を越え、小田原城の寄せ手に加わる。


倭建命(日本武尊)
古事記(和銅5年・712年完成)によれば、景行天皇の皇子、小碓命は、九州の熊襲健を征服した
後倭建命と名を改めた。九州から大和へ帰った命は、天皇より東征の命令を受け上総(千葉県)
へと出発した。相模(神奈川県)では、野火の難を草薙の剣で無事切りぬけ、いよいよ相模半島
(三浦半島)から海路、目的地へ向った。船が大海原にさしかかった時、海の神の怒りにふれた
が平穏な海は一瞬にして怒濤さかまく荒海に変った。この時連れの弟橘媛は、荒狂う波間に身
を投じ、神をなだめ海を静めた。上総の岸へ無事着いた命は、任務を果したその帰路、足柄峠
の頂に立ち、再び見ることはないであろう東の海をながめ、あの橘媛を思い「吾妻はや」(あゝ
わが妻よ)と嘆き悲しんだのだった


杉の木の下に木柱が建つ。


足柄之関跡
所在地:神奈川県南足柄市矢倉沢 3649
旅人がこの石に手をついておじぎをし、手形を差し出したという ”おじぎ石” がある。
余談ですがGoogleマップでは住所が「神奈川県駿東郡南足柄市矢倉沢 3649」と。


古代の足柄の関
足柄の関は昌奏2年(899)、足柄坂に出没する強盗団、僦馬の党を取り締まるために設けられ
た。関の通行には相模国の国司の発行する過所(通行手形)が必要だった。関の設置された場所
や規模、関の停廃の時期などは分かっていない。
「源平盛衰記」に治承4年(1180)のこととして、土屋宗遠が甲斐に越える時「見レハ峠ニ仮屋
打テ、(中略)夜半ノ事ナレハ、関守睡テ驚カス」と見える。また、鎌倉時代の歌人飛鳥井雅
経が、「とまるべき せきやはうちもあらはにて 嵐ははげしあしがらの山」(「明日香井和歌
集」)と詠んでいることから、源平の動乱の時代に、足柄峠に臨時の関が設けられ、鎌倉時代初
期にはその残骸が残っていたことがわかる。
峠付近の路傍から採取された四千年前の縄文土器片が語るように、この峠道の歴史は古く、鎌
倉時代に箱根道が開かれるまでは官道・公道として利用され、東海道最大の難所として有名で
あった。また、歌枕として関・峠ともに、多くの歌に詠まれている。


足柄峠方向を見る。
道路を境に右側が静岡県駿東郡。


足柄山聖天堂の黄葉を見上げる。


10:55
足柄峠の駐車場に戻り振り返る。
次の目的地「西丹沢ビジターセンター」へ向かうことに。



                                     ー 続く ー





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最終更新日  2023.12.29 03:00:10
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