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カテゴリ:記録
![]() それぞれに独創的な研究蓄積を公開。 第10回 アイヌ語の魅力にふれよう in クシロということです。釧路市中央図書館で開かれました。 奥田幸子さん「オムシャのアイヌ語『東蝦夷夜話』」(2)。 『東蝦夷夜話』は漢方医の報告書。 その一翼に安政3年かにおこなわれたアッケシ場所での申渡し内容が、記載されているわけです。 申し渡しの内容は全12条。 幕府側の伝達内容が示され、そのアイヌ語記載、つまり通辞職の伝達内容がカタカナで記載されているわけ。 そのカタカナ記載をアイヌ語に置換して、伝達内容を意訳することになっている記載に注目。 1)アッケシアイヌ民族の地域語で伝達、 2)沙流地域や上川地域のアイヌ語辞典では記載されていない用辞、用例もあるようで。 3)に通辞職の表現を、漢方医が正確に表記したかどうかも、今は知る由もなく。苦闘の解読、理解が試みられる第二報告。 講演を聴いていて、注目した点は多い。 一つは「オムシャ」の行為が広く行われていた点は明確ながら、具体的にどのような内容の伝達が行われたのか、実はほとんど判明していない。 二つに全12条からなる伝達事項が、いつも同じなのか、どこの交易単位でも同一なのか。 三つに伝達事項に時代の反映や地域の独自性が表現されているものなのか、同一なのか。 そうした疑問がうまれながら、そこを意欲的に解明しようとする報告内容には感銘をうけた点。さらなる継続がまたれる点で。 昨年、第9回目から顔をださせていただいていますよ。 負傷入院中の家族の要請もあって、最後まで全話題を聞くことできず。標題の3話にとどまった点。惜しくもあり申し訳なく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月25日 15時36分54秒
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