白い歯
歯は白いものと誰でも思うと思います。確か手話でも「白」表す時に、歯を使っていたと思います。米国では歯の白さとは、肌の色以上に敏感で白い歯とは「おろしたてのYシャツ」のような白さのことを言います。日本のドラマを見ていて、主演女優が真っ白な歯ではなく、黄色っぽい歯をしていると、「あなたは世界的な女優にはなれない、特にハリウッドには進出できないぞ」と密かに思ってしまいます。米国の歯科は予防医療といわれ、治療費を抑えるため加入している保険会社から年2回のクリーニングを指定されます。これを怠って、虫歯になり多額の治療費がかかると、保険の給付率も落ちてきます。これに対し日本の歯科は、虫歯になり痛みを感じてからの治療がほとんどでした。米国に来て歯科治療のため診察を受けると、あなたの歯を完璧にするにはこれだけ掛かりますと、見積りを貰うことになります。私の場合200万円、家内も200万円「まあ、保険を使い10年計画で直しましょう」ということになり、現在進行中です。白い歯のほかに、米国では歯並びにも非常に気を使います。我が家でも2人歯並びが問題となり矯正治療をしています。一人$3,000 - $4,000位だったと思います。日本のアイドル歌手は、歯並びが悪いとは言わず「八重歯がかわいい、XXちゃん」と呼べれていますが、昔のアイドルで 石X真子は「あなたは狼になりーますーか?」と歌っていました。狼を恐れる前に、米国では八重歯のことを「吸血鬼」と呼びますので「狼と吸血鬼」どっちもどっちと言わざる終えません。ということで、歯医者さんからは最多来診賞を出しましょうかといわれるくらい歯にはお金を使っています。(お金より気を遣っていればこうならなかったとか?)でも、白い歯も歯並びもアメリカ以外の国ではそれほど気を遣わずイギリスの映画など見ていると、今まで使った治療費は何なのか?と考えてしまいがちです。オースチンパワー(米国映画?)の主人公の歯並びの悪さは、変に我々を勇気付けてくれます。