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読書の部屋からこんにちは!

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2010.09.28
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カテゴリ:小説
おからの炒り煮とか、ひじきの煮物とか、がんもどきと小松菜の煮浸しとか、ほうれん草のごまよごしとか、ほんとうに大好き。
でも、そんなおかずが続いた後は、何かガッツーンとしたものが食べたくなりませんか。たとえばエビチリとか、カツカレーとか、肉団子の甘酢あんかけとか・・・
私、ちょうどそんな気持ちでいました。


いえ、毎日のおかずの話じゃなくて、本の話なんですけどね。
で、選んだのが柴田よしきさんの「激流」です。
推理小説としてとても評判がいいし、この頃推理小説のとびきりおもしろいのに出会ってないなあと思ってたんです。
読んでみて、好評の理由がよくわかりました。
ほんとうにおもしろい。
20年も前の中学の修学旅行のときに、バスの中で行方がわからなくなったクラスメイト。そのまま行方は杳としてわからないまま。その子から、35歳になったクラスメイトたちに、「私を覚えていますか?」というメールが来た・・・という設定です。
かなりの長編ですけど最後まで集中がとぎれないし、登場人物が多い割には散漫になりません。
特に、中学時代は成績もほどほどの鉄道模型が好きなオタクっぽかった少年が、20年後には刑事になってるんです。この人が、とても頼りがいがあって、優しくて、まじめで、見栄えはしないけれどすてきな大人になってました。
もしドラマ化されるなら、井ノ原快彦さんがいいなあって、私はこんなことはめったに考えない人なんですが、思いながら読みました。
最後のまとめ方が・・・という意見も多かったようですが、(確かに、見つからないわけないじゃないとも思いましたが)私はそれも気にならず、大満足です。
柴田よしきさん、すごいです。これからも続けて読みたい作家さんです。

    


たった一つ、気になったことがあるんですが、文中に「しないとならない」という言い回しが何度も出てきます。
「しないとならない」って、違和感ありませんか?
私だったら、「しないといけない」とか「しなくてはならない」とか、話し言葉なら「しなくちゃいけない」とか言うと思うんですが、この作中では年代や性別や話し言葉、地文、いずれのときも、「しないとならない」ってなってました。
これは、私が知らないだけで、若者たちのイマドキ風の言い方なんでしょうか。
皆さんは、「しないとならない」って言うんですか?
もしご存知の方がいらっしゃったら、教えてください。





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Last updated  2010.09.28 18:46:00
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