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読書の部屋からこんにちは!

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2014.08.23
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カテゴリ:エッセイ
益田ミリさんのイラストは、おとなしくて不器用で、
その割には心の核心をついてきますねえ。
この人の絵と初めて出会ったのがいつかってことが、よくわからない。
いつのまにかよく知っていて、
なんか久しぶりね、元気~?って言いたくなる友達気分であったりします。

この本も、偶然図書館で手に取って、なんか旧友に会ったみたいなうれしい気持ちになりました。
「怒り」についての経験を書いた小さいエッセイ集です。
その「怒り」も、だれでもちらっと経験したことあるような身近なものばかりです。





ところで、「怒る」ってことを、この頃全然やってないような気がします。
子育てもとっくに終わった50代主婦の私は、うちでも職場でもあまり怒らない。
職場の若い同僚たちには、ぱぐらさんは優しい人だって誤解されているみたい。
それはもちろん、大きな誤解です。
学生の頃や結婚前の会社員だったころは、腹の立つことがたくさんあったし、
同級生とか上司とか先輩とか、怒る対象に事欠かなかったような気がします。
子育て中だってそう。
子どもや姑に対しても、そんなに腹を立てなくても・・・
と今なら思えることもたくさんありました。
つまり年を取って、怒るだけの体力がなくなったんですね。
年を取って人間が丸くなるっていうのは、こういうことなのかもしれません。


とはいえ、今の私は腹の立つことが皆無かというと、そんなことはありません。
今の職場にも感じの悪い同僚ってのもちゃんといて、
彼女には不快な思いを、たくさんさせられました。
彼女の失敗がいつのまにか私のせいにされていたり、
私の工夫したことがいつのまにか彼女の手柄になっていたり・・・
彼女は要するに、ものすごく口がうまいんです。
そして、そのちょっと可愛い容姿とよく回る口に、周囲の人はすっかりだまされるんです。
そんなとき怒ったかというと、私は怒らなかったんですよね。
腹は立つけれど、怒るのはめんどくさい。
それよりも、私は彼女と距離をおいて、仕事上必要最小限の接触だけすることにしました。
毎日、挨拶だけは普通に交わしますが、それ以外はよほどの用事がない限り声をかけません。



話がそれてしまいましたね。
益田ミリさんの「怒り」のエッセイは、本気で怒るというほどの大きいものでもなく、
でも素通りできるほど小さいものでもない。
あーそうそう、そんなときあるよねえ、腹が立つよねえ と同感しながら読めるエッセイでした。
そして、益田さんは若いなあ~と、怒れる彼女に一抹のうらやましさも感じたりしたのでした。





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Last updated  2014.08.23 16:51:02
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