言葉の力(2)
以前僕が精神科の先生に、デイケア(精神疾患を患った人たちが社会復帰に向けてトレーニングするところ)に通ってみたらと進められ、近くの病院を探して通っていた頃がありました。そこで学んだ「認知行動療法」の一部です。―――――――――――――――――――――――――――――――――――□ある風景の会話1Aさん:「あのさ、昨日上司に怒られてさ、嫌味も言われて最悪だったよ~」Bさん:「そうなの?ついてないね~あの上司最悪だよね~」―――――――――――――――――――――――――――――――――――その後の二人の気分を想像してみるといかかでしょうか?お互い気分が悪いと思います。―――――――――――――――――――――――――――――――――――□ある風景の会話2Aさん:「あのさ、昨日上司に怒られてさ、嫌味も言われて最悪だったよ~」Bさん:「そうなの?大変だったね。でもあなたの良さは私は知ってるから そんなの気にしなくていいよ。」 「あの上司もいつも部長に怒られてるし大変な思いしてるんじゃないの? だから大目に見てあげようよ。」―――――――――――――――――――――――――――――――――――その後の二人の気分はいかかでしょうか?個人差もあるかもしれませんが、僕はこちらの方がはるかに良い感じがします。この会話は対相手ですが、これが対自分にも同じように関係してきます。どんな言葉を発するかで相手と自分の気分を良くも悪くも変えることができてしまうと言うものです。気分が良い=幸福感アップ気分が悪い=幸福感ダウン普段どんな言葉で相手や自分と対話していますか?