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[呉竹:水筆ペン]
筆ペンの老舗で、海外にも多くのラインナップを輸出しています。 水筆の種類も豊富で、描くスタイルによっていろいろと使い分けができます。 私はその中でも2種類に落ち着きましたので、その2つを紹介します。 ▲軸はホルベインよりも細身ですが、使いやすい太さです。 筆部分はサクラクレパスと同じ形状をしてます。 と、ここで思ったのは、これはサクラクレパスの製品が呉竹のOEMではないかということです。全く同じ内部構造ですし、商品ラインナップを豊富に持っているのは呉竹ですので、おそらくそうなんだと思われます。 ▲筆先側の小窓(チャンバー)があるタイプですね。 呉竹の水筆は長期間使っていても筆にクセが付かず使いやすいです。 また水の出方も多すぎずちょうど良いので、透明、不透明どちらでも使えます。 そして、もう1本、呉竹の水筆をご紹介。 ▲軸が長く、その分多くの水を入れることができます。 このタイプは、普段は平筆なのですが、先端の平筆アタッチメントを外すと太い丸筆になるという優れものです。 ▲平筆、太丸筆どちらでも使えます。 この水筆は、現在販売されている水筆の中で最も大きく、筆足の長いタイプだと思われます。ただし、逆流帽子のスポンジがありませんので、使っているうちに水タンクに絵具が逆流して水が濁ってしまう場合があります。 ▲かなりシンプルな構造。 呉竹の水タンクの特徴に、水の量を調節するためのキャップが付いています。 このキャップが付いているので、水を入れにくいような気もしますが、 私は水道の蛇口から流れてくる水にこのキャップの付いた部分をそのまま当てて、軸であるタンクを数回つぶしたり膨らませたりします。すると、このキャップが水の量を制御するのでおもしろいほどカンタンに水をタンクに吸い上げます。 ちなみに、1つ前に紹介した呉竹の細丸筆の水筆のタンクも同じ構造です。 ▲キャップつきの水タンク 使用感は、平筆で使っている時は筆足が短く少し固めのイメージがありますが 使い続けると気にならないレベルです。ただし、構造的に丸い筆をアタッチメントで平筆にしているので、たまに水が少なくなると筆が割れてしまう傾向があります。つねにたっぷりの水で使う方が良さそうです。ただし、私の場合は、不透明水彩で使うことも多いので、逆に水を少なめにしてドライブラシ効果を楽しむことがあります。筆が割れるということは、ドライブラシとして使う時には面白い効果を生むのでコレはコレとして使い勝手が良かったりします。 一方の太い丸筆として使う時には筆足が長いので、筆をちょっと浮かせたように軽く使わなければ腰砕けしてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月16日 02時32分21秒
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