レコード店のおいらでも、何から入荷するか、わからない。
実は、これが、本音。 基本的に、海外から中古レコードを、取り寄せている。 そうすると、何が、いつ、入荷するか、わからない。 金は、天下の回り物と言うが、 レコードは、もっと、わからない。 あっちのコレクターが、ポックリ行った時か? 放送局や、図書館が、放出したときか? いづれにしろ、とんでもない、縁だということかな。音楽への旅立ち 今!この瞬間!さあて、今!何から聴きましょうか?いったい、どこに、おいらの聴きたい曲があるんだろう?おまえなんか、苦労して、探すんじゃなかったよ。なんてうっかりにもそんなこと、レコードに言わないためにも!レコードを集め始めて35年!経った今でも、次の一枚に出逢うことにワクワクするなあ。今日の自分の一日のドラマのBGMとしてなにを、自分にプレゼントしましょうか?思いついたままに好きな曲をここに載せてみましょう。フォーレのノクターン4番、M・ロンかタリアフェロで。ショーソンのポエムをジネット・ヌブー。オランダのセレナーデをユリア・クルプ。ショパンのピアノ協奏曲1番はM・ローゼンタール。エドモンド・ホールでスィング・セッション。サッチモでオチチョニア。ナイト・イン・マンハッタンのリー・ワイリー。ヴィック・ディケンソン・ショーケース。ビリー・ホリディのラストアルバム。心が疲れちゃったとき、ふっと、休みたくなったとき!音楽のゆりかごの中で甘えていたい。そして、元気になれたならさあて、行進曲です。自分だけの!静かにそよ吹く風のように水面にやさしくさざなみがたっているように大きな青空の中に真っ白い雲が浮かんでいるようにとっても、気持ちの良い時間が心のスクリーンを流れていきます。音楽のやさしさって、流れたら、一度流れたら、潔く消えることでしょうか?現実にいつも、後ろ髪をひかれながら歩いているようなときに、今、この時間を止めたくっても、どうしようもないのにちっとも、とめることができない、そんなときに、音楽は、潔く、消えていってしまう。そんな、一瞬の輝きとして!